健康読書

健康のために役立つ読書の感想記録

うつヌケ、読んでみました!(感想レビュー)

うつヌケ うつトンネルを抜けた人たちはこんな本でした。

うつを経験し、その現状を実際に打破したサラリーマン兼漫画家の田中圭一さんが、実際にそのうつ体験とどのように打破したのかを「漫画で」描いた本。

「うつヌケ」漫画形式で読みやすい

うつに関する本は世に多くあれど、あのサイズの本であれだけ味のある漫画絵で描かれたものはなかなかないと思います。なんというか。。。いいんですよね。非常に。漫画だとすいすい読めるというのもあるし、ただ「漫画で簡単理解!」みたいなことでもない。絵が、言葉が、すごく入ってくるんです。

うつの患者さんにもぜひ手に取ってもらいたいとも思いましたが、周りにうつの患者さんがいるかた、あるいはうつという病気に対してほとんど知識のない方でも非常に役立つかと思います。小中学生とかにもいいかも。

うつヌケの田中さんはどうやってうつ抜けしたのか。

最初らへんは田中さんの実体験をもとに「うつってこんな感じ」ということが語られています。気になったのはこのあたりの情報。

  • うつの根本原因は「自己嫌悪」
  • 頭に濁った寒天ができたような気分
  • 医者の言うことが信頼できず、さまざまな医者を転々とする
  • うつは薬で治らないことを知る

うつに関してうつ症状を持つ本人でさえも誤解してしまっている場合が多くあるようです。最近はうつに関する本や情報がたくさんありますから、「知ること」は重要ですね。

 

そして田中圭一さんがうつ抜けしたきっかけになったのはある一冊の本との出会いでした。

本屋さんにもよりますが、その本が隣に並べてある本屋もありました。帯にも田中さんのイラストが載っていたり。

本のタイトルは「自分の『うつ』を治した精神科医の方法」

田中さんがこの本で特に参考にしたというのは以下の四つ。

  1. ありのままの自分を受け入れる
  2. ~ねばならないという考え方を捨てる
  3. ネガティブな言葉をやめる
  4. 早朝に自分をほめる言葉を唱える

たったこれだけ。これが三週間で効果が出たとのこと。

うつヌケ成功!?・・・・・・ではなかった。

しかしうつはぶり返します。症状がよくなったかと思うと、突然不安に襲われるという日々・・・・・・どうやらそういったことを繰り返しながらウツは治っていくらしい。

 

田中さんの場合それが「予測できる」ということに気がつきました。つまりある日突然急に来るウツの症状ですがそれがいつ来るのか?というのが分かるようになったというのです。

うつ症状が出る日は予測できる。

田中さんの場合は「激しい気温差」が発生する日。その日になると体が急に動かなくなるといったうつの強い症状が出たそうです。こういった「発生条件」には個人差があり、気圧・ホルモンバランス・胃の調子・血行・体温変化などが代表的なものとして挙げられます。

こういった知識があるだけでうつの症状がある人は随分安心できますよね。

うつヌケ、中盤以降の流れ

 序盤はうつヌケの著者である田中さんの体験が語られますが、その語は様々な職種・性別の人のうつのストーリーが描かれています。生き方や境遇の違う彼・彼女らは一人一人うつになったきっかけや、そのうつトンネルを脱するまでの過程もまるで違うもの。

 

全編が漫画で描かれているため、それぞれが主人公の短編漫画を読んでいるように読み進めることができました。

うつヌケで得られる知識と安心

 「他の人はどうなんだろう?こんなのって自分だけ??」

 と思うことは、うつに限らずあることではないでしょうか。今はネットやSNSが発達し同じような状況の他の人の情報をキャッチすることはさして難しいことではありません。

しかしネットの情報は専門家がすべてを取り仕切っているわけではないため、出所が怪しい情報や、そもそも真っ赤な嘘である情報も。

うつヌケは漫画形式で読みやすく、信憑性のある情報がまとまっているのが良いと感じられました。

 

うつに苦しんでいる人だけでなく、「うつ」について知識も経験もないという人にもこの本が広まると救われる人が増えるなぁという印象でした。

 

うつヌケ感想レビュー、以上です!