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未来の年表の書籍版が非常に人気の理由

未来の年表という人口減少の問題について書かれた本が今Amazon楽天などで品薄状態になっています。近くの書店でもリアルタイムの売り上げランキングで一位になっていたので非常に人気があるのだと思いました。

 

自分も実際に電子書籍で読んでみたのですが、内容はさることながら「紙媒体」がどうして人気があるのか、こういう理由じゃないだろうかと思うことがあったので書いておこうと思います。

電子書籍の時代

今が電子書籍の時代であることはあまり疑いがないと思います。ひと昔前なら一部の書籍しか電子書籍として販売されていないという時代もあったかもしれませんが、今では漫画を含め多くの本が電子書籍化され販売されています。

 

読むための端末も他の機能がメインであるもの、例えばアイパッドなどで読むことができるのでわざわざ電子書籍用の端末を用意する必要がありません。こういったことも電子書籍の利便性と人気の理由になりうるものだと思います。

未来の年表が品薄状態での人気のわけ

しかし今回話題になっている「未来の年表」は書籍のタイプも非常に人気があります。この理由についてですが、実際に読んでみて思ったのは「手元に残しておきたい」タイプのものだということ。

 

未来の年表の内容と感想を記事にしたときにも思いかいたのですが、「未来の年表」というだけあり、「〇〇年に起こること」というのが年表形式にして書いてあります。これは非常に面白いと感じました。

 

確か小学生か中学生の教科書で、「100年前の未来予測」という内容の文章を読んだことがあります。(うろ覚えなのでタイトルや内容に誤りがあるかもしれません。。。)

 

これは当時の人が100年後の未来ではこんな道具が使われ、こんな社会になっていると予測したものでした。これが作者のわからない予測なのですが、非常に当たっているということで話題になったというものです。(確か電話や車社会などを予測したものだった、気がします。)

 

その時「未来予測」というのが面白いものだと思いました。実際に当たっているかどうか、その年になったら確かめたいですよね。あたっても当たっていなくても、どうしてそういう結果になったのかなどを確かめると、多くの発見がありそうです。

 

今回の未来の年表にもそういった側面が少なからずある気がします。

 

根拠のある近未来予測

少子高齢化」というのは誰もが認識していることであり、それに対して「将来お年寄りが増え、子供が減る」というのは未来予測ではありますが、誰も興味を持たないと思います。

 

未来の年表の面白いところは、その予測が非常に具体的であること。そして根拠があり「本当に起こりそうだ」と思わせるところです。

 

作者はその予測自体というよりも、人口減少によってひきおこされる状態を憂えてそれをましなものにするために書いたというわけですが、その予測自体も非常に興味をそそられるものです。

 

未来の年表が電子書籍の時代に「紙」媒体で売れているというのは、内容をいち早く知りたいという欲求よりも、「手元に残しておきたい」という欲求が上回っているからではないでしょうか。電子書籍ももちろんデータとして残せはするのですが、本の状態で残しておける、その年に確認できるというのが重要なのだと思います。

 

未来の書籍のターゲット層

以上のような予測を立ててはみたのですが、電子書籍版も非常に売れ行きがいいので、単に予想以上よりも売れて印刷が追い付いていないというだけかもしれません。

 

または未来の書籍を読む層が、電子書籍と親和性の強いそうではなく、むしろ紙媒体になじみのある高い年齢層だったなど。

 

理由はいろいろ考えられそうですが、とりあえば未来の書籍の内容は面白かったです(笑)人によってはちょっとその発想の突飛さに受け入れがたさを感じるかもしれませんが。