健康読書

健康のために役立つ読書の感想記録

「敏感すぎて生きづらい人が明日から楽にラクになれる本」感想まとめ

「敏感すぎて生きづらい人が明日から楽にラクになれる本」読みました。
 
敏感にもほどがある」も読みましたが、こちらの本も読んでみようかと思います。僕自身はそれほど敏感というわけではないですが笑
 

表紙のイラストが可愛らしい

表紙のイラストが可愛らしいです。別のHSPでは実際にイラストを描かれている方がHSPを持っていて、自身の体験や傾向などを漫画も織り交ぜ書く、という形式のものでしたが、こちらの著者はHSPを研究されている専門医です。ちなみに可愛いイラストの描き手は森下えみこさんという方。
 

著者について

 
著者は平成12年からHSPを研究されているといいますから実に15年以上もの暦を持っています。日本ではあまりいないHSP専門の臨床医さんだそうです。現在は自身のクリニックを開業されたとか。それまでは小児科の精神医をやられていたそうです。さて実際の内容をみていきます。
 
 

アーロン博士、また出てくる

 
アーロン博士という方がHSPという定義をまとめ上げた人のようですね。「敏感にもほどがあるにもその方の話が出てきましたがこの本でも出てきました。
 
HSPが病気じゃなくて気質〜みたいなことを先の本で学びましたが、これThe highly sensitive personの略ということでそのままの意味なんですね。(めっちゃ敏感な人という意)なんだかもっと難しい学名かと思いました。。笑
 

HSPの取説

 
全体的にHSPがどういった傾向があるかを個別にかかれており(部屋が片付けられない、怒りをコントロールできない、電磁波が気になるなど)、それに対してどういう風に対処していけば良いかが書かれています
 
「そもそもHSPって何?」「私、もしかしてHSPなのかな」などの、根本的なところから「HSPとは」という知識について丁寧に書かれてるので知っている人にとっては重複する内容もあるかもしれませんが、全く知らない人にとっては、よくまとまっていて情報量も多いので読みやすいかと思います。
 

HSPと新興宗教

 
HSPは人に支配されたり、騙されたりしやすい傾向にあるといいます。また自己否定感が強く、他人の影響を受けやすいとか。。
 
それを見て新興宗教とかに引っかかりそうだあなぁ。。と勝手に心配してしまいました。気をつけないと。知人にも宗教の勧誘が断れず、話を最後まで聞いてしまうという人がいました。優しすぎる、とも言えますがこれもHSPの「他者との境界が曖昧という気質からくるものかもしれません。
 

家族や恋人がHSPだったら

 
この本はどちらかというと「自分がHSPだったらという風に書かれている気がしました。対策法なども多く載っていますし。
 
しかし後半には身近な人がそうだったらということが書かれた章もありました。なので、自分以外の人にも参考になるかもしれません。
 

HSPセルフチェック

 
自分、または身近な人が「もしかして…」と思った方には最初の章に書かれているHSPの基礎知識はもちろんのこと、26の項目からなる「HSPセルフチェック」も役立つと思います。
 
ただし「幾つ以上チェックがついたらHSP」など明確な線引きを行うものではありません。HSPはその人の持った気質であり、病気ではありません。極端にいうと「ファミレスで食べるメニューを20秒以内に選べなければあなたは「優柔不断」気質です」というようなもの。それは無理がありますね。気質の深さや質や人それぞれで「ここからここまでが」という線引きはあまり意味がないと思います。
 
ではどのようにこのチェックシートが役立つかですが、一つ一つの質問にそれぞれ別のページの案内がついており(何ページを見てくださいというマーク)そこを見ると解決策が分かるようになっています。少しでも当てはまることがあれば、解決ページが参考になるかもしれません。
 

HSPの解決策

 
基本的な解決策(HSPを治す、ということではなくもっとラクに生きれるようになるということ)はHSPである自分を、その状態のまま認める・許す・受け入れるということ。それから、一つ一つ冷静に「どうすれば不愉快な場面・感情を避けられるか」の具体策を用意することです。
 
実際に本書を読んで見て頂けると分かりますが、どの項目も上記のような考え方が根底にあると思います。
 
 

自分がHSPでなくても

 
一昔前ですが、「○型の取説」というのが流行りましたよね。O型ならこう、A型ならこう、という。
 
僕自体は「え、ゴリラはみんなB型だよ?」なんていって血液型が性質に反映されているという考え方には否定的です笑
 
しかし「他者を理解する」という上で、HSPやうつに対する理解・行動傾向を知っておくのは役に立つなぁと思いました。
 
この人はこのタイプ」と分類するとまではいきませんが、ある程度相手の傾向を分析することで自分を守れたり、相手を傷つけずにすんだりと、より良い関係が気付けそうですよね。
 
単に納得できなかった時に「まぁこういう気質の人もいるから」と自分を納得させる材料にもできますし笑
 

HSP以外の人の気質も知りたい

 
HSPの人が「こういう傾向がある」というのは最近出ている何冊かの本で知ることができます。じゃあそれ以外の人はどうなんでしょうか??
 
HSPの人を基準にすると他の人は逆に「鈍感な人」「無神経な人」となるのでしょうか??
こういった性質についても対策法などが書かれているとお互いの理解が深まってより良いですよね。
 
HSPの反対はLSP(LはLow)かな。
 

この本全体を通しての感想

 
この本がHSPの本としていいなと思ったことは「ケース(場面)が細かく多岐に渡っていること」、そのため「HSPという気質の全体像が捉えやすい」と感じられたことです。
 
読んですぐに「もうこれで悩みは無くなりました!!」という即効性はないかもしれませんが(薬物でもない限りそのような状態は起こり得ないと思いますが)、もし「もしかして自分って……」という気持ちを抱えている人がいたらこの本はその気質、もやもやに積極的に取り組む指針を与えてくれます。
 
またただだらしない、優柔不断、心が弱いとまとめて一括りにして「自分ってやっぱり駄目な人間だ」という結論は生きていく上でもったいない。もしHSPの気質を持っていたとするとそれは長所として生かすこともできるからです。(これは多くの本で強調される内容です。)
 
全体を通して非常にオススメの本です。