健康読書

健康のために役立つ読書の感想記録

【書評】「いい人」「まじめな人」をやめるといいことがたくさん起きる!

最近「いい人をやめたら〜」という本が多く出回っている気がします。僕はあまりこういった系統の本を手に取ってきませんでした。理由は単純で、自分があまりいい人ではないから笑

 

ここで使われる「いい人」というのは要するに「(都合が)いい人」ということですよね。自分の意見を周りにいうことが苦手で、頼まれごとを断れなくて、そんな役回りを背負わされてしまう…
 
THE日本人という感じですが、そのタイプには当てはまらなかったので、これまで読んできませんでした。しかし今回なんとなく読んでみることに。
 

帯には

 
帯には「いい人より、ラクなひとになれ」「まじめな人より、少し不良な人がいい」とかかれています。どうやら人生を楽に生きるために、ちょっと肩の力を抜いていこうよ的な感じの本のようです。

優しすぎる人

人の頼み事が断れない、空気を読みすぎてしまう、という人はもしかすると「hsp」の気質があるかもしれません。その場合は、    といった本が役立つかと思います。
 
では『「いい人」「まじめな人」をやめるといいことがたくさん起こる!』を早速読んでいこうと思います。
 
第1章 人生はあなたのものである
第2章 楽しく生きなければもったいない
第3章 死ぬまで仕事に困らない人になる
第4章 一生人間関係がラクになる
第5章 いい人をやめると「いい男」「いい女」になれる
第6章 一生伸びつづける人になる

 本書『「いい人」「まじめな人」をやめるといいことがたくさん起きる!』より

 

著者は「いい人」ではなかった

 
はじめにを少しだけ引用します。
 
『私は基本的には「いい人」が好きです。ですが、長く付き合い、何度も会っていると、疲れを感じることがあります。「もういいよ、もっとラクにしたら」といいたくなります。それに比べて、自分自身は中学生のころから「生意気な奴」と言われ始めました。』
 
著者の自己紹介です。元々自分を出すことを良しとしない(=いい人)少年だった著者ですが、伊能忠敬北里柴三郎の伝記を読み「たとえ周りの衝突しても自分の好きなことを行なえば、楽しみながら大きな結果が残せるのでは」と感じ、上記のような「生意気」と言われるような人間に育ちます。
 
著者はいわゆる「いい人」とはむしろ反対。自己主張が強く自分を曲げないタイプ。そのタイプから「いい人」に向けて、「もっと人間らしい素敵な人生をというメッセージがこの本には書かれているようです。
 

第一章の内容・感想

人生はあなたのものである。
 
「自分の人生は一度きり、他人に縛られすぎず自分らしく楽しくしきようじゃないか」という内容でした。自分らしく生きるために目標を立てたり何のために生きるのかを考えることはいいことだとする一方、それに縛られすぎるのも考えものだ、とも。「中庸」という言葉が出てきますが、著者はバランスをとる意識が強いように感じました。また語りかけるような文体が非常に丁寧で、著者の物腰の柔らかさや人の良さが伝わってくるようです。
 

読んでいて感じたズレ

 
全体的には筋の通ったことを言う、いわゆる人格者のような方だと感じましたが個人的には「お金の面」でちょっと自分と考え方が違うな、と感じました。
 
というのも著者はお金を持ちすぎることに対してあまり良い印象を持っていません。お金を持ちすぎると、「他人に対して傲慢になる」「お金で人は動くと信じている」「人を信じなくなる」ということに陥る(実際にそんな大金持ちを見て、自分はないたくないと感じた)とのことでした。
 
しかし、こうしたお金に対して負の感情を抱いているとお金持ちにはなれないように思います。というか多くの自己啓発本で僕はそのように刷り込まれてきました
 
お金がありすぎても…という意見は一見人がいいように思いますが個人的には反対です。多すぎるくらい稼げるのは立派な才能です。そのお金で寄付でもなんでもすればいいだけの話。お金をちょっと稼いだような成金は確かに浮かれているひともいるかとは思いますが、本当の大金持ちはもうお金で浮かれるといった感覚さえなくなるのではないでしょうか。むしろお金に対して不安を抱いている人の方が、けちけちしていたりお金に細かかったりするのでは?と思いました。とりあえず、僕はお金持ちになれるならなっていいと思っています。お金と人格は両立できると。
 

第二章を読んでみての感想

楽しく生きなければもったいない
 
楽しく生きようというテーマでかかれています。人生は有限だから、自分のやりたいことを定めて「いい人のふりをする」ようなことをしなくてもいい、とも。(ボランティア活動、人の頼まれごと。もちろん、好きでやっている分には問題ない)
 
また恩師や友人などで、自分の意思に沿った生き方をしている人の方が魅力的だった、実際にモテていたなどの体験談も。
 

第三章を読んでみての感想

死ぬまで仕事に困らない人になる
 
仕事で重要なのはやはり「人柄」だと挙げ、どんな人が魅力的だろうかということについて書かれています。
 
その例として
  • いばらない人
  • 約束、時間、締め切りを守る人
というのを挙げ、それから「ラクな人」というのを挙げています。ラクな人、というのは自然体でのびのびとした人のこと。まじめすぎる人はかえって退屈だったり、一緒にいて窮屈に感じるから自然体なラクな人の方が良いとしています。
 

第四章の内容・感想

一生人間関係がラクになる
 
実際にどんなラクが良いかについて書いています。
 
無理や我慢をしない、みんなと仲良くする必要はない、といったことが書かれていました。しかしもちろん、犯罪行為・迷惑行為は良くないとも。ほどほどに羽目を外し、ほどほどに節度を保つ、ということですね。
 

第五章の内容・感想

 
いい人をやめると「いい男」「いい女」になれる
 
特に男女間のみりょくについて書かれた章です。もてたい男子・女子は必見です笑
「自分のやりたいことがある」「チョイ悪」「相手を喜ばせよう努力する」などが例としてあがっていました。ここでも「いい人」というのがモテるに直結するわけではない理由などが書かれています。
 

第六章の内容・感想

一生伸びつづける人になる
 
お金や権力に負けないといった話や、ケチな人はもてないなど、全体の話に通ずる著者の考えが書かれています。チョイ悪はオッケー、相手のことを全く考えない本当の悪は良くないなど。
 

まとめ

個人的にはあまり著者とは考えが合いませんでした。僕からすると著者こそが「いい人」に見えます。文体は誠実で、節度があるという印象を受けました。
 
読んでいて著者の人の良さを感じる一方、内容に物足りなさも感じます。著者の言うことの1つ1つがもっともらしいため、かえって引っかかるポイントが少ないというか。。
 
しかし個人的な感想なので、もしかすると他の人にとっては「いい本だ」となるのかもしれません。気になれば手に取ってみてください。