健康読書

健康のために役立つ読書の感想記録

「異情な人々」の特徴とその対処法とは。(内容・感想レビュ)

「異情な人々」という本が発売され、実際に手に取ってみました。

内容や感想を書いたので購入等の参考になればと思います。

 

この記事の続きです。読んでない方はまずこちらからお読みください。

↓↓

kennkoudokusyo.hatenablog.com

 

過剰な自己愛

 
突然キレる人の特徴として「過剰な自己愛を持っている」ことが挙げられています。「俺の方が正しい。間違っていない」という強い思い込みなどですね。これはやっかい。
 
こういった人々に対して著者は、
1「冷静な態度で現実の正しさを示す根拠を示す」
2「判断の留保と再検討を促す言葉」が役立つと言います。
 
1の例としては
「こういった見方もあるんじゃないかな」
2の例としては
「私ももう一度、考えてみるわ」
「少し、間をおいてみたら」などですね。うーん、優しいですね笑
 
 
また異情な人の特徴として「白か黒か」で考える・意見を迫る、二者択一、問題の原因を「1つに絞る」などがありました。この部分は少し読んでいて話が難しいと感じましたが、ざっくりとまとめてみると「物事にはいろいろな側面があるということを理解しようとする柔軟性があるかどうか」ということだと思います。異情な人は頭がカタイということですね。
 

正情な人のスタンス

 
第3章ではこれまでの「異情な人」に対して、正情な人がどんな特徴を持っているかについて書かれています。
 
やっぱり「待つこと」「放っておくこと」
 
感情的にならないほうほうとしてやはり「待つこと」「放置すること」が挙げられていました。その後落ち着いたのちに合理的な判断を下す。この「判断までに時間をおく」ことができる人が正情な人の特徴だそうです。
 
また「無関心な人」というのも正情な人とは言えないとか。一見、人に逆らわず合わせることができるため異情な人ではなさそうですが、「無関心な人」は異情な人の圧力に逆らわない(逆らえない)だけで、正しい判断を下せているとは言い難い。異情な人につられて感情的な言い争いをせず、かつ「どっちでもいい」などと無関心に判断を放棄しない。そういった人が「正情」な人と言えるとか。
 

異情に巻き込まれない方法

 
第4章では本書のコンセプトでもある「異情」から身を守る具体的な方法が書かれています。
 
1つは判断の留保、白黒つけないという思考法。これが正しいではなく、物事に多様性を認めるということです。白と黒の間に無限の色が…というとミスチルの歌っぽいですが笑、そういう多様性を受け入れる考え方が「異情」を遠ざけます。
 
2つ目は自分をモニタリングしてくれる人を持つ。著者は裸の王様を例に挙げ、ちゃんと自分が裸の時に「裸だよ」と言ってくれる人を身近に置いておくことが重要だと言っています。自分に都合のいいイエスマンではダメ。また指摘された時に素直に受け入れられる柔軟性も重要です。反発ばかりしていては前進もなく、ただ周りから人が消えていくだけですからね。
 

全体を読んでの感想

 
思い当たることが多く参考になると感じました。対人関係系の本、特に特定のやり方で相手に影響しようとする本(「操る」「心理術」など)といった本にはあまり個人的に同意できない点が多い、あまりいい印象を抱いたことがないというのが正直な感想ですが、この本はあくまで「自分」に考察の方向が向いていたので、ためになると感じました。
 
新しい「見方」
 
また読むだけでも十分に役立つ内容だと感じました。というのも読むことで「なるほど、こういう原因で異情な人はきれるのか」というのが分かってしまうと、現実で実際にきれられた際に「あ、確かに」と思うことができるからです。
 
怒りに怒りで応酬すると泥沼状態になってしまいますが、こうした新しい「見方」を持っておくと、一旦引いて考えられるがいいなと思いました。実際に読んだ後にそういった経験があり(簡単に言うと本を読んだまさにその日の夜にいきなり人から「キレられた」んです(笑))、その時に「あれ、もしかしてこれって。。。」と思うことができたんです。完全に気持ちを切り替えられたわけではありませんがその瞬間はいつもよるスッと怒りに巻き込まれずに済んだかなという印象。完全に不快さを感じないというわけにはいきませんでしたが、自分の中では随分な進歩だと感じられました。
 
「異情な人々」はこういう人におすめ
 
というわけで以上が新書「異情な人々」の内容感想でした。周りにキレやすかったり感情的になりやすい人がいるなという人はもちろん自分にそういう特徴が当てはまるという人にもぜひおすすめしたい本です。こういう本を受けて少しでも「感情的になる」ということが認知できるようになれば人間関係でストレスを感じることも少しずつ減っていくんじゃないかなと思います。内容的には役立つ・参考になる点が多い本だなと思いました。