「脳にいいこと悪いこと大全」実際に読んでみた感想です。

表紙が可愛らしいです。ガムを噛むゴリラ?の絵と本を読む羊(居眠りしていると)の絵。どういう意味なのでしょうか。(どちらも本書で出てくる内容でした。)
 

最近本を手にとって思うこと

 
このブログを始めて平均一日一冊ペースで本を読むようになりました。(実際は何日かに一回、まとめて数冊読んでいますが。)
 
そうすると自分が手にとる本と手に取らない本の違いって、やっぱり「表紙やタイトル」が大きいなぁと思います。気になるタイトルや表紙のものは他の人もやはり気になるのでしょうか、このブログのアクセスが多かったり。面白いなぁと思いました。
 
さて前置きはこれくらいにして「脳にいいこと悪いこと大全」実際に読んでみた感想をまとめます。
 

真摯な前書き

 
前書きを読んで非常に好印象を抱きました。表紙やタイトル、帯を見た後、目次、その次くらいに目にする前書きですが、内容によって本を閉じたり読む意欲を掻き立てられたり。
 
今回の本の著者は柿木隆助さんという方。実際に国立の研究所で脳研究に没頭する日々を送っているといいます。その方が「メディア等で独り歩きする嘘かホントか分からない脳科学理論をあまりよく思っていない、というところから前書きが始まっています。またこの本の執筆依頼を受けるにあたり「これが誰かの個人攻撃と受け取られないよう」「論文を書くように(感情ではなくて、論理的な提言・批判を行う)」ことを意識したといいます。こういった本の前書きでは「〇〇はいい!」とか「実は〇〇って良くないんですよ!」的な話が多い中、「自分がどういうことを思っているかに焦点が当てられており、非常に好感が持てました。
 

実際の内容は?

 
実際の内容を読んでみると前書きか、それ以上の「信頼」を感じました。特徴をあげてみます。
 
トピックス毎に参考になる実験・文献、誰の研究かが明らかにされている。
 
1つ1つが独立したトピックスで同一トピックスはわずかに数ページ。新聞のコラム欄を読んでいるかのような印象を受けます。
 
そしてそれぞれのトピックス毎に「こういう研究が」「〇〇大学の誰それによって」「いつ行われた」ということがしっかりと明記されています。また著名な人物に対しては「〇〇の第一人者」「さらに研究を続けられている」などどういった方が実際の脳科学者(著者)に信頼されているのかが分かり、参考になります。トピックス毎に参考文献なども載っているため、非常にその情報の出所や、さらに詳しい内容の確認などがしやすいです。
 
「明らかにされていないこと」を明確にしている
 
こういった本だと断定していることが多いと思いましたが、著者は「まだ現段階では判明していない」「多くの要素が絡んでいるため、より長期的・慎重な判断が必要」と言ったニュアンスの言葉が多く出てきます。きちんと言えるところだけを言っているという内容で、これもすごく信頼できると感じました。
 
トピックスも面白い
 
全体的に「情報に信頼がおける」と言う意味でオススメですが、内容自体も面白いと感じれる部分が多かったです。脳に興味のある人にはぜひオススメの本です。