健康読書

健康のために役立つ読書の感想記録

「不安神経症・パニック障害が昨日より」本の感想とその可能性について。

「不安神経症・パニック障害が昨日より少し良くなる本」という実際に読み、その内容がどうだったかなどについての感想を書きました。下記の記事の続きになっているので、まだ読んでいない方はこちらから読んでみてください。

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kennkoudokusyo.hatenablog.com

(では記事の続きをどうぞ。)

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恐怖と向き合う

 
何かしないということや向き合うことはかなり「勇気」のいることです。今の状態が嫌で嫌で仕方ない、否定してしまうというのが通常の状態だからです。しかし、そこに敢えて向き合う。パニック状態になればそれを感じようとする、自分で感情をコントロールしようとするのを諦めるなど。これはかなり「仏教」的なアプローチを感じました。
 

全体を通しての感想

 
以降、著者の「何もしない」「現状を受け入れ不安と向き合う」という態度について寄せられた相談や質問に答えるなどして本文が進んでいます。後半には「運動」など部分的に効果のあるものも紹介されますが基本的には「自分をコントロールしない」「現状を受け入れる」というアプローチがほとんどすべてのようです。
 
全体を通してみて、口コミで人気が出る理由が分かる気がしました。著者の指摘は的確ですし、「何もしない」「治そうとしない」という姿勢は確かに盲点で、症状に陥っている人はなおさら目から鱗だと感じられる気がしました。あるいは最初は少し受け入れ難いかもしれません。
 
しかし読み進めていくにつれて、たとえ最初は受け入れられなかったとしても納得できることが増えていくと思います。それくらい著者の文章からは「説得力」やその症状についてよく知っているからこその「希望がもてる」風に感じられました。
 

考え方自体に応用が効く

 
著者は一貫して不安神経症やパニック障害についての話をしていましたが、これはそうでない人にも多く参考になる姿勢だと思いました。
 
著者の根本にある「問題と向き合う」「問題があるという現状を受け入れる」それから、「その状態をコントロールしようとしない」ということは例えば自分に治したい癖や性格(例えばついカッとなってしまうなど)かある人や、家庭や職場での人間関係で上手くいっていない人など、はば広い悩みに対してアプローチできるものだと思います。もちろんそこから何らかの公道を取る必要はでてくるかもしれませんが(不安神経症等は疲れている一時的な状態なので、何もしないで安静にすることで快方に向かう)、まず向き合う・無理に抗おうとしないという姿勢は最初のステップとして様々なものに有効な手段だと思いました。