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書評、読書感想。主に自己啓発・健康本など。

「こうやって、考える」実際に読んでみた感想

読んでみたので、感想を。
 
 

「はじめに」が面白かった。

 
まず面白いと感じたのは「はじめに」の部分だ。これは短いので、立ち読みでも3分もかからず読みきれるだろう。興味がある人は手に取ってみると良いと思う。
 
はじめに、では「短い言葉で人の心を打つ、むしろ短い言葉の方こそ人の心を打つ」として、実際に生徒を退屈させない評判の校長の話が短いこと、あるいは俳句や短歌、あるいは北極にいる夫宛の妻からの非常に短い電報の話など、具体例が多く書かれている。読んでいて「へぇ」と思うところあり、色々と面白いと感じながら読ませてもらった。
 

実際の内容は?

 
本文はすべて、別の本(本著者がこれまで著作された本)からの引用だ。1ページに5〜6行ほどの内容が書かれており非常に短い。発想力や思考術、読書の仕方などに関してのヒントがあらゆる本から引用されているという体裁のものだ。
 

感想

 
正直物足りなさを感じた。「ほう」と思うものもあったが、一部だけ切り取られていて、それを行動の指針にしていくのはなかなか難しいように思った。
 

自分に変容が起こるか?

 
思考術の章を読めば「自分の思考が変わるか」、知的生活の部分を読めば「自分の生活がより知的になるか」。この手の読書に求めるのは変容だ。どのページの内容も印象的であり確かに一つでも引っかかりがあればそれを起点に思考や生活に変容がもたらされるかもしれない。
 
短いセンテンスは確かに印象に残るものが多く、著者の考え方の方向性のようなものに興味を惹かれる。しかしだからこそ、その思考に至るまでの思考、その発想をどのように生かすのかなどの「核となる思想」の「周辺」が知りたいと感じた。
 
どちらにせよ体系だてられた本の方が好きだと感じた。読みやすさよりも、情報量の多さを求めているのかもしれない。
 

どんな人にオススメ?

 
文字を追うのが苦手な人、集中力が続かない人。その中で思考、アイデアの生み出しかた、発想力を鍛えたいなどの人には多いに役にたつ本だと思い、オススメしたい。
 
文字を追うのに慣れている人、読書を日常的に好んで行う人にとっては少し物足りないかもしれない。
 
著者がこれまで出された本が気になったけど手に取れなかった人、読みこなせなかった人にもおすすめ。短いセンテンスから著者がどういう考え方を持った方なのかがよくわかる。