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【漫画版】発達障害の僕が羽ばたけた理由【実際に読んだ感想です】

モデル・タレント、最近では俳優としても活動されている栗原類さんの体験を漫画にした一冊です。

 

実際に読んでみたので感想を。

 

 

漫画がきれいで、読みやすい

 

最近はビジネス書や健康に関する本などで多く「まんがで描かれた」本をよく見かけます。

 

しかし一見似たような内容に見える本でも、描いている漫画家さんも違えば本の構成も違うので、「漫画がほとんど描いてなく、説明が主体」の本や「内容はさておき漫画の絵が荒いのが気になる、、」など一冊一冊、すごく違う感想を抱きます。

 

この本は漫画主体・間に文章(6:4くらいでしょうか)だったのですが、どちらも非常に読みやすい内容となっていました。

 

栗原さんが地味に似ている

 

あと、幼少〜高校生〜大人までの栗原類さんが漫画に登場するのですが、顔の雰囲気や特徴をよく捉えていてその部分も楽しめました笑

 

「まんがでわかる」系のビジネス本などは、どうしてもこてこての漫画キャラが多く登場します。

 

個人的には「そこまで美少女キャラを推されても、、」と少し辟易することがあったりするのですが、実物の人がいるとまた違う風になりますね。

 

昔に読んでいた偉人の学習漫画を思い出しました。祖母の家にあり「エジソン」など繰り返し読んでいたのを思い出します。今思うとエジソンの幼少期の頃のエピソードも完全にADHDの方のそれですよね、、、

 

発達障害について

 

発達障害については非常に生々しいエピソードが登場します。

 

人から笑われること、ファインディングニモの登場キャラクター「ドリー」(忘れっぽい、という特徴を持っています)に似ていると指摘されショックを受けたこと。

 

現在でも栗原さんが仕事で「脳が疲れすぎた時」にどういったことか起こるか?などが描かれたエピソードがあり、その部分も非常に具体的で、考えさせるものがありました。

 

個性と怠惰

 

ADHDやうつ病、HSP(音や触感などの刺激に敏感な人)など。

 

「これくらいできて当たり前」ということがなぜかできない、という症状が「本人が怠惰だから」ではなく「通常とは違う状態の脳に原因がある」と理解されるようになりました。

 

努力でどうにかできる問題なのか、それは本人がただ怠けているだけなのか。

 

周りの人からすると誤解しやすく、「理解しがたい」(多くの場合はそのことを不快に感じる)ことではあります。

 

(ぼくはどちらかというか、自分にも「軽くそういった傾向がある」と感じているので、イライラするよりもイライラされる側ではあるのですが……)

 

「病気だから」「障害だから」ではなく「そもそも一人一人が違う人間」であり、「できないことがあるのは当然、できないことが違うのも当然」という寛容な姿勢が多く広まればいいなぁと思っています。僕自身も、人の内面の多様性に関して、もっと寛容さを身につけたい。

 

これは「ADHDも個性の一つ」という考えとは少し違います。僕の中では「(原因が脳の造りの違いであろうと、その人の怠惰であろうと何だろうと)誰かの欠点は注意して直させるよりも、無条件に許したい(許す、というと少し上から目線な響きではあるのですが)」という気持ちが強くあります。人を殺す、などというところまで行くとちょっと考えますが。。。

 

僕の「許す(気にしない)」、という感覚は「傷のなめあい」と言われたこともあるくらい、どちらかというと「寛容」というよりも「ただ甘やかす(なぜなら自分もできていないと感じるから)」という捉え方をされる類のものです。

 

しかし、ぼくはたとえそれが社会的・一般的に見て「甘え」であったとしても、許せるところは許していきたいなぁと感じます。

 

これが正しいとかこれができなきゃダメとか、そんなに厳しくしたら自分の首をしめるだけなんじゃないかな……

 

結局ミスした人を強く責める(自分のミスの時はバレないように誤魔化す)が常態化して、苦しくなるばっかりじゃないかな…

 

とそんなことを思うのです。

 

結局、自堕落に甘えている自分の正当化、言い訳なだけかもしれませんが笑

 

「発達障害の僕が羽ばたけた理由」を読んで思ったことは、以上です。