書評ブログから書評メディアへ。

書評、読書感想。主に自己啓発・健康本など。

【書評】「仕事は輝く」ちょっと変わった作風とシンプルな読み心地。

実際に読んだので感想を。

 

 

奇妙な表紙と著者の名前

 

通常のサイズのビジネス書の間に一冊、変わった表紙と変わった著者の名前を見つけて手に取りました。

 

表紙には巻物の絵?(本書で登場します)、著者の名前は「犬飼ターボ」さん。僕自身は聞いたことのない名前でした。

 

また帯には斎藤一人さんという日本有数の実業家の推薦文が。

 

これは面白そうだと思い手にとりました。

 

「仕事は輝く」の特徴

 

内容は「自己啓発を交えた小説」になっています。学べるのは、仕事に対する姿勢や考え方。

 

ジャンルとしては「仕事は楽しいかね?」と近いかな、と個人的には思いました。

 

---------------------------------------------------------------------------------------------------

 

Amazon電子書籍読み放題

↑「仕事は楽しいかね」はAmazonの読み放題サービスで1・2が無料で読めます。

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

特徴的だと感じたのは「読みやすい文章とコンパクトな分量」と「シンプルでテンポのいい構成」、それから「内容がファンタジー(っぽい)であること」です。

 

読みやすさ

 

手に取った際に「結構薄いな」と思い、読み始めて「文が読みやすい」と感じました。

 

普段、読書をあまりしない方、通常の厚さの本でも挫折経験のある方でもすぐに読めると思います。

 

また内容がシンプルでサクサク読めます。人にはよると思いますが全部読み通しても2時間かからないかと。慣れている人は45分くらいでも十分読了できる分量です。

 

ジャンルは「ファンタジー」

 

舞台は異国の民族が暮らす都市。イメージとしては「進撃の巨人」などをイメージしました。

 

主人公は「石を切る職人」。職人といっても見習いです。そして彼は自分の仕事に対して引け目を感じています。大きく立派な体を持つ先輩の職人の中で、彼の体はか細く、仕事のできない彼は周りから馬鹿にされ、からかわれます。

 

その彼がある日、「仕事がうまくいくようになる巻物」を売る不思議な商人と出会い……というところから物語が動き始めます。

 

舞台はファンタジーだが

 

上記のあらすじの通り、舞台設定がかなり「異国風」「ファンタジック」です。

 

しかしそこで展開される内容が、かなり「会社の中で働く人が感じる、不満や衝突」を如実に描写しています。

 

あまりに自分が感じることと重なるので(僕はバイトの身ではありますが)、「日本の会社って、日本で働くって、こういうことなんだろうなぁ、、」と、なんだかずっしりとくるような感慨を覚えました。

 

会社でのストレス、上司や同僚との衝突……何かうまくいっていないことがある人はここに書いてある内容には共感する部分が多いかと思います。

 

実際の教えの部分は

実際の教えの部分は割とシンプル。この手の本を読んだことがある人にとっては、見知った内容もあるかもしれませんが、物語としての見せ方がうまいせいか、非常に説得力があるというか、スッと入ってくる感じがしました。

 

ただ実践できるか、となると「そう簡単には。。。」と思う部分もやはりいくつか。自分のことで考えてみると「意地を張ってしまっている」という部分が強くあるのだろうと感じました。

 

自分のエゴとどう折り合いをつけるか。

 

こういった本を読んだ時に「さぁやってみよう!」という思いもありつつ、やはり心のどこかでは「でも。。。」と前に進めないような気持ちがあることをよく感じます。

 

特に職場の人間関係に関することは特に。

 

相手を許すために大人になろう、寛容になろうと思っても「なんで自分の方ばっかり」という思いや、「別のこれは自分が悪いわけやないのに」と思ったり。

 

意地になってしまったり、すねたようになってしまったり。

 

物語として客観的に見ると「いやいや、これくらいこうすればええ話やん!」みたいなことも(あるいは「だれかの相談に乗っている」時なんかもそうですよね)、自分のことになるとむきになってしまう。というかそもそも自分がむきになってしまっていることに気がつかなかったり。

 

仕事の人間関係。自分の仕事に不満を抱いていること。自分の待遇に不満があるということ。

 

そのことに関して「正面から向き合い」「解決する」ような手立ては、案外シンプルで十分手の届く範囲のことなのかもしれない。

 

そんなことを思わせてくれる一冊でした。

 

でも自分のエゴが邪魔するんですけどね。。。悔しい。。。!