TOEIC&プログラミング独学と書評

TOEICとプログラミング言語を独学しています。実際に読んだおすすめの本の書評なども。

【書評】意識しない力【無意識を特別視しないということ】

実際に読んで見たので感想を。

 

 

 

無意識について

 

トップアスリート選手や優秀な外科医などの例を挙げ『「無意識的に行える」』ということが高いパフォーマンスを引き出す、ということについて書いてあります。

 

ルーティーン(ある行為を習慣として繰り返すこと。アスリートではイチロー選手、五郎丸選手の試合前やここぞという時の動作が有名ですよね。)やゾーン(深い集中。その集中によって周りの風景がスローに見えたり、音が聞こえなくなったりすると言われている)の話など。

 

この手の話を聞いたことのある人にとってはおなじみの内容も多く見られます。

 

特徴的な部分

 

この本を読んでいて特徴的だと感じたのは、「日頃のちょっとした行動でそういった無意識の力を発揮しやすい状態を作る」といった簡単なワークが書かれていたこと。

 

と言っても特に怪しいものではなく、非常に簡単、シンプルな方法。

 

三行日記をつけることだったり、形からでもいいから瞑想に取り組んでみることなど。生活の中のルーティーン作りではないですが、小さな取り組みからそういった「無意識的な力を引き出せるようにする」というのは面白い試みだと感じました。

 

無意識を特別視せず

 

ただこういった本を読むと、なにやら「無意識」というものが、「常人ならざる力を発揮できるそのスイッチ」のように感じますが、そこまで大げさなものとして捉える必要はないのかな、と思います。

 

歩く、呼吸する、ものを食べるなど、普段の行動はあらゆることが無意識的に行われています。

 

それらは幼い頃からの反復によって獲得したものです。一度獲得したものをわざわざ「意識的に」行わずとも可能にしてくれる、それが「無意識的な行動」ということであり、それは別に特別なことでもなんでもありません。

 

「意識しなくても行える」状態にするためにそれをモノにする必要がある。スポーツでいうならば「反射」で動ける状態を体に覚えこませておく。

 

そのことが重要なのだと感じました。

 

当たり前のこと

 

そういった「無意識的に行える行動」について当たり前の認識を踏まえた上で読むと、「高いパフォーマンスを発揮すること」において参考になる部分も多く見られるように思いました。

 

「準備」や「反復」といった、ごく当たり前なことの重要性についてもよくわかります。

 

高いパフォーマンスを発揮するためには「一度できた」「ちゃんと頭で理解できている」という段階よりももっと深く徹底的な段階「体が自然に動く」という状態にまで落とし込む必要があります。

 

またそのようなこと以外でも、日常でそういった「無意識行動」を培うための訓練のようにできることがある。

 

そんなことを示してくれた一冊でした。