TOEIC&プログラミング独学と書評

TOEICとプログラミング言語を独学しています。実際に読んだおすすめの本の書評なども。

【書評】カネなし・運なし・色気なし 底辺女子が会社を辞めて幸せになった話。

実際に読んだので感想を。その前にこの本の簡単なあらすじ。

 

 

底辺女子、雑貨屋を開く

 

自称・底辺女子の著者が雑貨屋をオープンするまでの反省語ったものです。

 

著者のご年齢は現在30代そこそこかな??と予想。女性の年齢ですし、あまり深入りはよくないですね。汗

 

さて、気になるのは「底辺女子」というワードですが。

 

著者は

 

新卒で勤めた会社がブラック、半年で退社→バイト転々→中途採用の事務職→退職し、資金集めに多重バイト→雑貨屋オーナー兼作家

 

という職歴を送られています。本書にはその際のかなり「底辺」な様子が語られています。

 

タイトルから、「最後は成功する」ということが前提なので安心して読めますが、それでもゾクゾクする感じを覚えました。

 

ただ思ったのは「今、こういう人生(この本の言葉を借りるなら「底辺」)を送っている人って多いんじゃないかな?」ということ。

 

中間層が少なくなる

 

何かのテレビ番組か本かで目にしたのですが、「これからは中間層が少なくなる」という話。20〜30代の貧困層が増え「勝ち組と負け組」の差がはっきりするとか。

 

この著者の話を読んだ時も「たしかにこの生活って底辺って言えるかもしれないけれど……結構この状況の人いるんじゃないの??」とも思いました。

 

これは別に著者のいうことを否定するとか、「この程度の暮らし、ざらじゃ!」みたいな意味合いでなく。

 

なんというか、「やばいよね……」という感覚。

 

最近「どうしたらお金増えますか!!」みたいな「普通の人向けのお金の本」も、以前より多く書店に並んでいるような……(多分以前からあるにはあるのでしょうが、それを読む層が前よりも「一般的」そうになった気がします)

 

働き方が「正社員安定!」という時代から変わりつつあるような。その中で「一般層」がすでに底辺寄りになっているような。

 

そんな不安もイメージしつつ、怖いなぁ……と思いつつ、とにかく走り抜けるように著者の底辺部分を読みました笑

 

著者が変わったきっかけ

 

そして底辺部分を読み抜けると、そこからは「快進撃!」かと思いきやなかなか苦労は絶えないようで……

 

ただ「雑貨屋やってみたい」というところから著者の持ち前の妄想力(著者はかなりオタクな人のようです)が爆発し、少しずつ「著者自身が行動的になっている」部分にはかなり感動を覚えました。

 

結局、最初から「頑張れる人、頑張れない人」が分かれているわけではないんだなぁと。

 

きっかけがあり、それが徐々に徐々に高まっていくところで、ある時「ポッ」と発火する。そこからは今までの生活からは考えられないくらい(バイトいやだ、働きたくない、正社員辛い、などなど。)「行動しても行動しても、意欲が尽きない」という状態になる。マリオでいうとスターをゲットしたまさに「無敵」状態。

 

「一生懸命頑張れる人」とそうでない人の間には明確なラインがあるわけではなく、いつ何歳においても「その境界」は行き来できる、と。

 

それが学生時代の勉強で開花して「有名大学合格!」という人もいれば、サラリーマン時代に開花して「独立起業!」という人もいる。

 

著者の話から想像すると少なくとも著者は「20代の後半」までかなり散々な(著者の言葉を借りれば「底辺の」)生活を送ってきたと言えます。

 

これがもっと遅い人もいれば、もっとずっと早い人もいる。

 

そういう意味ではやっぱり「人それぞれ」だし、そう考えると自分も焦る必要はないなぁと、なんだか励まされました。

 

全体を通して読んでみて

最後まで読んでみて思ったのは「ここで終わり、というわけじゃないんだよなぁ」ということ。

 

この本には著者の半生がつづられているわけですが、この本が終わってもこの著者の人生は続きます。書かれていた内容も「雑貨屋始めてからしばらくたちました」というあたりで終わっていますが、この際どうなるのだろう。。。という感じ。

 

決して「お金持ちになりました!人生、あがったぜ!」という感じではなかったです。そのあたりが非常にリアルな感じでした。

 

ツイッターで人気を博し、それから本も今作で二作目。現在は子供の頃にあこがれた雑貨屋の経営者。それでも人生は続きます。

 

自己啓発書・ビジネス書は「私、昔ダメダメでした。→でも今は大成功!」みたいな作りになっているものが多く、それはこの本でもわりとあてはまる構図ではあるのですが、しかしその終わり方は「まだまだ、これからがあるで。。。」みたいなすごく現実感のあるものでした。

 

底辺からの大逆転!というとすごく励まされますし、「自分もいっちょやったるで!」という気持ちになりますが。そんな単純でもないような、という気持ちもあったり。

 

うーん。

 

ちょっと考えがごちゃっとなってしまった感じですが、考えさせられる内容だなと。

 

読んでいる時は結構(特に雑貨屋を始めるべく奮闘するあたりは)わくわくさくさく読み進める感じだったんですけどね。読後はわりと「ふーむ」とい感じ。もちろん面白い本ではありました(*^-^*)

 

以上です。