どんぐり宣言!!

本の書評などなどなど。。。

【感想】働くのが辛いのは君のせいじゃない

実際に読んでみたので感想を。

 

 

 

タイトルの通りシンプル

 

タイトルにもある通り、書かれていることはシンプル。しかしこれを読むと、「日本の会社がいかに理不尽に溢れているか」ということについて改めて考えさせられます。そしてそのことに対して多くの人が「会社とは、社会とはそういうもの」「そういうことを乗り越えるから成長できる」と考えていること。僕はこの考えには強く反対します。

 

会社は「働く場所」であり「精神修行」をしにいく場ではない

 

上司からきつく当たられるのが当たり前で話し合いの余地はない、仕事以外の時間の残業は当たり前、有給を取ることは許されない。

 

そういった文化の中で「電車の中で驚いたのは、大半の日本人が疲れた顔をしていること」と日本を訪れた海外の人に言われる、自殺率は世界有数。

 

これって普通に考えておかしいことだし、それを受け入れて成長だこれが社会だから云々というのはもう怪しい宗教の洗脳とまるで変わらない状態なんじゃないかなぁと。

 

なんでも環境のせいにするのは

 

確かに何でもかんでも「会社が悪い」「上司が悪い」「国が悪い」とするのは、それはそれで問題があるかもしれません。

 

でも「会社に行くのが辛い」が当たり前、「仕事は我慢すること」が当たり前って、そんなことばかりが当たり前なんだったら、そんな当たり前、いらないですよね、、

 

「働くのが辛いのは君のせいじゃない」内容

 

この本では「その辛さ、おかしくない?」「それって君が責任を感じること?」ということについて率直に疑問を投げかけ「無理しなくていい」「自分らしさを殺すのが仕事じゃない」と、シンプルながら救いのある言葉を投げかけます。

 

「仕事は辛いのが当たり前」と考えている人にとっては「何甘ったれたこと言ってんだ」と感じる内容も多くあるかもしれません。

 

しかしそれが当たり前じゃない人だって、これからの世代には増えてくると思うのです。

 

「仕事ができる一人前の人材にするため厳しく教える」

「新人社員はどんどん抜ける、怒られるのを避けるために新人はミスを隠すようになる」

「これだから若いもんは」

 

「仕事ができる人材を育てる」っていうやり方を推し進めた結果「新人が逃げていく、入れ替わりで新人が育たない」環境ができあがってるんだとしたら、それはもうやり方が間違ってるんじゃ。。。なんのためにしごいてるんですか。。。

 

自分ができることを考える

どうしても若い人間なので、若い立場の方に共感してしまいます。しかし上に立つ人には上に立つ人の苦労もあるのだろうなぁ。。。ということを考えなければただただ「わがままで根性のない若者」で終わってしまう。これは若い立場からすると非常に悔しいですよね。

 

「働くのが辛いのは君のせいじゃない」では、まずは「今の仕事環境が辛すぎるとしたら、まずは自分を守ることを優先すること」としたうえで、「もし、その環境で何かできる余力があるなら」という提案もしています。

 

会社のことや上司との関係を考えるとネガティブになってしまい「あいつが悪い」「こいつが悪い」モードに入ってしまいがちな人も多いかとは思いますが、それでは状況は一向に良くならないので。。。

 

追い詰められたらSOSを出すこと。

 

真面目に考えすぎないこと、自分にばかり責任の所在を求めないこと。

 

苦しむのが仕事ではなく、仕事をするのが仕事。そのために、上司をはじめとした職場の人と関わる上でのいくつかのポイントを押さえておく。そしてそのことは決して「自分ばかり我慢をする」「損をする」ようなやり方だけではないということ。

 

この本を読んでそんなことについて考えました。