どんぐり宣言!!

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【書評】3ステップでもう挫折しない! 脱・三日坊主の資格勉強法

実際に読んでみたので感想を。

 

 

 

現実的な姿勢の一冊

 

「資格勉強」「モチベーション維持」関連の本は好きなのでよく読むのですが、久々に「現実的な姿勢の本」を読んだなぁという感じです。

 

他の本が非現実的・夢物語というわけではないのですが、この本は序盤から「勉強は苦行」「人間は言い訳をする生き物」と連発します笑

 

そのうえで、「じゃあどうすればいいかを考えていきましょう」と提案してくれる本です。

 

一見ネガティブで厳しいようにも思える導入でしたが、全体を通して読んでみるとその「あくまで現実を見据えた態度」は真摯な姿勢ともとれる内容でした。

 

それでは本番の内容の書評へ。

 

「勉強は苦行」

 

先にも書いた通り「勉強は苦行」と主張する著者。その著者か提案する「モチベーション維持」法とは。

 

目標設定からそれを実施する方法まで丁寧に書かれている部分が多くありました。

 

大きな特徴としては「自分が挫折しがちな部分を意識し、それを避ける」という視点、「目標を達成する意味を見失わないようにする」という2点。

 

どんな時に勉強をやめる?

 

どんな時に、資格試験学習者はその勉強を放棄してしまうのでしょうか。

 

この視点に関して、著者は資格スクールの運営者、つまり「プロ」の人であり、多くのデータが提示されます。

 

これはその業界ならではの人の強みだなぁと感じました。「近くの目標か?遠くの目標か?」など疑問に感じやすいポイントでも「前者の方の脱落率が〇パーセント、後者は〇パーセントでした」と示されるとかなり説得力があります。

 

また「どのような状況に陥った際に挫折しやすいか」を4タイプに分析しそれぞれに適した学習スタイルを解説した部分もあり、その指標も他ではあまり目にしたことのないもので非常に参考になりました。

 

意味を見失わない

 

「資格を取る」という人に言われがちなことではありますが、「その資格を取る意味を見失わない」ということ。

 

これは裏を返せば、「資格勉強は往々にして意味を見失いがちな勉強である」とも言えます。

 

忙しい日常の中でわざわざ時間を割く。そしてその勉強はたとえある程度興味があるものとは言え、必ずしも「最高に楽しい」と言い切れるものではない。欲しいのは「資格」や「知識」であり、その勉強体験自体が欲しいとは限らないからです。

 

そんな中で「あれ、おれなんで勉強してるんだっけ……」となってしまえば後は挫折まっしぐらです。

 

この本ではその「一言」を避けるための、やや地味めではありますが現実的な策が数多く紹介されていました。

 

全体を通して読んでの感想

 

では最後に全体を通しての感想を。この本を読んで、かなり気持ちが楽になりました笑

 

というのも僕自身がかなり「三日坊主」的な面があり、それによって気持ちが沈むことも少なくなかったからです。

 

度重なる「挫折経験」は「自分は意思の力が弱い」「勉強が向いていない」との思考に流れやすい。しかしこの本を読むと「勉強というのがそもそも挫折しやすいものだということ」「人間の飽きっぽさや『やらなければならないと感じていることを投げ出してしまう性質』はごく普通なこと」だと感じることができました。

 

このように感じられただけでも、僕には充分に意味のある一冊でした。

 

読書が生む疑似連帯感と疑似メンター

またこの本では「資格勉強で脱落しない方法」として「集団(チーム)として挑む」というやり方を用いてモチベーションを保とうとする方法がいくつか紹介されます。

 

これは途中に紹介されていた性格による挫折しやすいポイントの4分析などでも紹介されていたのですが「一人で資格勉強を行うこと」により「ライバルがいない」「人のために頑張ることができない」などいくつかの理由が、人によっては大きな挫折の要因になりうるとのこと。

 

人にもよりますが「一人よりみんなで」挑むほうがモチベーションを維持しやすく、結果を出しやすいという人がいるということです。

 

資格勉強を集団で行うチームのようなものに属している人や、進学校の高校生のように周りに同じ勉強をしている人が多くいる人は苦労なく「仲間・同士」を見つけられる人もいるかとは思いますが、社会人で独自で勉強を行っている人はそうでない人も多いかと思います。

 

かといって人と関わるのが苦手。。。というちょっと内向的な人におすすめしたいのが「本を読むこと」です。

 

というのも今回僕はこの本を読んで「あぁ自分だけじゃないんだな」という、疑似的ではありますが「連帯感」、勉強について「苦しいけれど、こうやってみるのはどうかな」と提案してくれる著者が「精神的な指導者(メンター)」のように感じられました。(一人でいる時間が長すぎるんでしょうかね(笑))

 

一人でいるよりも集団でいる方がいい!とわかってもどうしても一人で資格勉強を行う必要性に駆られる人。あるいは、「資格勉強をする前にまず友達を作るコミュニケーション能力が必要になるのか。。。」と資格試験と同じくらい人と関わるのにエネルギーがいる人(それなのにさみしがりやな人!)、そんな人には「疑似」でも仲間や人を感じられる何か(僕にとっては読書でしたが、それはもちろんあくまで一例にすぎません)があると資格勉強でのモチベーションも変わってくるかもしれません。

 

「3ステップでもう挫折しない! 脱・三日坊主の資格勉強法」の感想は以上です。