どんぐり宣言!!

本の書評などなどなど。。。

【書評】話すことが怖い。でも一人にはなりたくないんだ。

実際に読んでみた感想を。

 

 

最初に申し上げておきます。

 

読む前はあまり期待していませんでした、、

 

そして、実際に読んでみてどうだったか?

 

すごくありがちな表現で申し訳ないんですが、後半あるシーンで泣きそうになりました!ちょっと恥ずかしい!笑

 

 

 

 

最近泣きそうになった経験といえば、「君の名は」のテレビ放送を見た時ですね。

 

映画館に観に行った1度目は原作を読んだために話を知っていたのと、映画に期待しすぎて「あ〜きれいな絵やし、やっぱり話よくできとるわぁ」くらいにしか思わなかったんですが、地上波で2回目見た時はかなりグッときた。

 

この小説を読んで泣きそうになった時、僕の頭の中では前前前世が流れていましたね。。。(冗談です)

 

さて。

 

「話すことが怖い」のストーリーについて

 

この本は、「仕事で大切なことは何か?」というテーマで書かれたビジネス小説。

 

主人公の職種はウェブサイトを作成する会社の営業マン。しかしもちろん、営業職でない方もそうでない方も十分楽しめる内容になっています。

 

では簡単にこの物語のあらすじを。

 

あらすじ。

 

 主人公の達也はウェブサイト制作の会社の冴えない営業マン。営業成績は常に下から数える方が早い。自分の存在意義が分からず苦しむ日々。

 

ある時、これまで音信不通だったかつての親友から連絡が。しかしその親友は「達也の負い目」に深くかかわっている人物でありなかなか気が進まない。

 

「親友は自分を恨んでいるのではないか。」

 

そう感じる達也だったが、親友に会うとこれまでの不安が嘘のように晴れていく達也。親友が達也に感謝しているということ、かつての友情が失われていないということが分かったのだ。

 

さらにその親友との再会をきっかけに、達也は営業成績は常にトップだが変り者で周りから浮いている社内の先輩とコンタクトを取るようになる。

 

親友からの後押し、先輩からの教え。。。冴えない達也の営業マン人生が変わり始める。

 

さて。

 

 

 

 

どこにグッときたか

 

最初に申し上げました通り、このシーンの後半で僕は不覚にも泣きそうになったわけですが笑、とりあえずどういうところが良かったかを今一度、書いてみようと思います。

 

まず、単純に小説として面白い。人物の心の機微がよく捕らえられています。

 

もちろんビジネス小説なので、重要なポイントが太字になっていたり、仕事で重要な心構えなんかの話がメインではあるのですが、それを抜きにしてもいい。

 

人物がそれぞれにわかりやすく造形されていますし、主人公の腐り方が絶妙です笑

 

仕事で「なんでうまくいかねーんだよ!」「おかしいのはあいつの方だろうが、、」(本文にはこんな過激な表現では書かれていませんが)と、腐った経験のある方は存分に感情移入できるかと笑

 

著者の方の「読者が小説に入り込めるように」という配慮が、非常に丁寧で細やかだなぁと。

 

ストーリーもいい

 

ストーリーもいいです。特に「新しいことに前向きに取り組み始めたのに、むしろ状況が悪くなってしまう」あたりが最高!笑

 

この部分に非常に「リアリティがある」と感じられました。

 

ビジネス書や先輩から何かを教わったりすると、もうそれだけで「よし、これなら今の状況が打破できるぞ!」という感じがします。

 

でも実際にやってみると、そう簡単には問屋がおろさない。先輩が簡単そうにやっていることは、「先輩だから」簡単そうにできるだけであり、ビジネス書に書かれたことも、どんなに「簡単」「誰でも」と書かれていても、肝心の自分はそう簡単には変わらない。

 

この部分がきちんと物語上で主人公の目線から「味わえるのが」非常に良かったです。

 

もちろん、物語を盛り上げるための「一筋縄ではいかない」という設定である、ともとれるのですが、それを差し引いても、よく表現されている箇所だと感じました。用意された展開、という嫌味な感じ・中身の薄い感じがしないというか。

 

とても良くできた作品だなぁと。

 

 

 

 

全体を通して読んでみた感想

かなりおすすめしたい一冊となりました。特に仕事の人間関係に悩んでいたり、うまく結果が出せないと感じている人にとって。

 

ただし、「ノウハウ」というよりも「心構え」の本であるように自分には感じられました。すぐにどうこうというよりは苦しい時に読み返したり、あるいは自分が仕事で意地になってしまっているとかんじた時なんかに読むと、いい感じに気持ちがほぐれるのではないかと思いました。

 

気になる方はぜひ手に取ってみてください。

 

 

最近の「働き方」の本ではこの2冊もおすすめです。

 

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