どんぐり宣言!!

本の書評などなどなど。。。

【書評】残酷な世界で勝ち残る5%の人の考え方 “持たない時代”に本当に持っておくべきもの

実際に読んでみたので感想を。

 

 

 

まずこの本の概要をざっくりとまとめてみます。

 

「残酷な世界で勝ち残る5%の人の考え方」構成【序盤・中盤・終盤】

 

この著者の立場は「サラリーマンはこれから厳しい。もし自分が今若い立場であれば、サラリーマンではなく起業の道を選ぶ」というもの。(著者自身はサラリーマン時代に十分な結果を出しその後独立された方です。)

 

序盤は「今の日本の経済状況」について。簡単に言うと「サラリーマン、危ないよ?」「格差が広がって『普通の人の貧困化』が止まらないよ?」と言う話。

 

具体的な統計がグラフや数値として表されていますが、説得力がある反面、不安を感じやすい人は要注意。この部分だけで読んで「会社やめなきゃ!起業しなきゃ!」と早合点しては危険です。

 

中盤は「どのように人生設計を組み立てていくか」。自分の生き方から一日の過ごし方まで、序盤で解説された「危ない経済状況」を基に「どうやって生き残るか?」を踏まえた視点で語られます。

 

終盤は「起業を成功させるには」。著者がこれまで見てきた「成功した起業家」、「失敗した起業家」の話。

 

彼らのビジネスプランや、その後どのような壁にぶち当たったか、それをどう乗り越えたかなどが具体的に書かれているので、「人脈を大事にしましょう。」「とにかく準備が大切です」と言った、漠然とした、わかったようなわからないような情報に陥っていないのが良いです。

 

「人脈を大事にするとはこういうことか。」「準備の徹底とは、こんなにも徹底されたものなのか」というのがよくわかります。この部分を読むと、起業に成功する人の「成功するべくして成功した」という旨が腑に落ちます。

 

では全体を通して読んで見た感想、印象を受けた部分、書評などを。

 

どうやって生き残るか?

 

序盤で「今の日本経済は『普通』こそ危険」ということが解説されたのち

 

では生き残る上位5%になるにはどうすればいい??

 

というのが中盤に書かれているわけですが。この部分が非常に気になるところではありますよね。

 

核となる考え方は「強みに時間とお金を投資する」というもの。

 

とにかく「圧倒的な強みを身につけて、自分の付加価値を高めまくれ!」という方針。

 

そしてこの部分について

 

  • そもそも強みってなんだ
  • それはどうやったら見つかるんだ
  • 結局資格取ればいいってこと?
  • どれくらいの必死さが必要なのか

 

などが一つ一つ解説されています。

 

また「人生PDCA」という手法が紹介されていますが、この部分も非常に実践的で濃い内容でした。

 

「理論と実践」がバランスよく配分されている

序盤で読み始めた際は「これ、結局日本経済のやばさで読者の不安をあおりたいだけ??」と感じたのですが、中盤、終盤と読み進めていくと「こういう理屈で」「こういうことを実践する」ということがしっかりと書かれた良書だと認識を改めました。とても良いです。

 

また「実際にこのような人がいました」というのが「ある投資家が」とか「ある有名企業かが。。。」という漠然とした話ではなく、細かいエピソードまで語られているため、「成功例」「失敗例」の裏付けとして説得力があります。

 

データや論拠をはっきりとさせる文章構成は著者の職業柄も影響しているのかもしれないと感じました。

 

最後の章には「今、22歳の人へ」という非常にピンポイントな層に向けた話も。しかしこの年齢にかかわらず20・30代の若者、40・50代の中堅共に、異なる部分で参考にできる内容が多くありました。

 

「自分の強みを探す・見つける・追及する」、「何らかの分野で突き抜けた存在になりたい」と感じる人にとっては年齢問わず学べるところの多い一冊です。