TOEIC&プログラミング独学と書評

TOEICとプログラミング言語を独学しています。実際に読んだおすすめの本の書評なども。

【書評】世界一やさしい速読の授業【資格試験におすすめの速読法】

実際に読んでみたので感想を。

 

 

読字障害から「速読講師」へ

本書の「はじめに」では「元々著者が読字障害であった」ということが明かされています。そこから自分に合った読書法を身に着け、今では「速読を教える立場」にまでなったとのこと。

 

速読本を読むと、この「著者の経歴」というのが結構違っていて面白いなぁと感じます。

 

多くあるパターンは「何らかの大量の資料・本を読みこなさなければならない状況に直面した」というものが多いですが、読字障害を元々持っていたところからの。。。というのは始めてみた経歴でした。

 

では実際の内容です。

 

読書法8、速読練習2

 

「速読の授業」とタイトルには銘打たれているため「速読トレーニングがメインの内容かな??」と思いましたが実際に全体を通して読んでみるとメインは「どのように本を読んでいくか?」ということでした。

 

本書で紹介されているやり方は「全体読み」という速読法。

速く読む、というよりはむしろ「内容を理解し、頭に残していく」というやり方で、「何か新しい分野を学ぶ」という人に向いているやり方だと感じました。

 

全体読みの具体的な手順は以下の通り。

 

  1. 「まず本を読む目的を明らかにする。」
  2. 「目次とタイトルを読む。整理する。」
  3. 「パラパラと読んで、『本の全体像』を予習する」
  4. 「気になる部分、重要だと感じる部分を深く読み込んでいく」

 

という「全体から部分へ」というやり方で、その本一冊の情報を「効率よく」吸収していくことができます。

 

その後の章では「質問読み」、「アウトプットの具体的なやり方」など、全体読みで吸収した知識をより「頭に落とし込む」ための方法が紹介されています。

 

「先に全体像を抑え、そこから細かい部分を確認していく」というのは受験勉強などでもたびたび提唱されることのあるやり方で「ある知識体系を理解し記憶する」という上では理にかなった方法と言えます。

 

それを「一冊の本」で行うのがこの本で紹介されているメインの速読法「全体読み」の特徴です。(ただし全体読みは一冊の本のみで終わらせるのではなく、同じ分野を複数の本で実践することを進められています。その方がより効率的に知識のネットワークをつくることができるからです。)

 

後半の「速読トレーニング」

 

後半は「速読トレーニング」的内容。後半と言っても割合的には全体の二割に満たないほど。メインの内容は先ほどの「全体読み」。速読トレーニング用のページは「簡単なエクササイズ」として終盤に書かれています。

 

この部分はちょっとした目・脳のトレーニングをする遊びのようなもので、すぐにこなせるものでした。

 

全体を通しての感想

本自体も読みやすく、やり方もきちんと納得できるもので試したくなる内容でした。

 

速読というとまず「怪しい」「本当に効果があるのか」というところからのスタートになりがちですが、この本の「速読法」であればそこまで疑心暗鬼にならずに済みそうです。

 

「速く読む」というよりは「効率的な知識体系の習得」というイメージ。

 

特に資格試験に受かりたい・新しい分野の知識を身に着けたいと考えている人にとって、おすすめの速読法です。