どんぐり宣言!!

本の書評などなどなど。。。

【読書術の本・おすすめ】感情で読め!エモーショナルリーディング

今回は読書術に関するおすすめ本の紹介。

 

こちらの本です。

 

 アメリカのひと昔前のCMのような表紙が良いですね(笑)

 

では実際に読んだ感想とおすすめポイントを。

 

どんな本?

 

タイトルからもわかる通り、「一冊をもっと深く読む」というタイプの本です。

 

本書袖にはこのような言葉が。

 

「対話」と「感情」を意識すれば、本はもっと楽しんで読めるようになる!

 

そう、この本は「どうやって読書を楽しむか?」ということについて語られた本なのです。

 

「つまらない」からは何も学べない

 

なぜ「楽しい」といった感情を重視するのか。それは「感情」が動いたことこそ人間の記憶に残りやすいから。「漫画」をついつい読んでしまうのはそこにストーリーがあり、そのストーリーによって「ハラハラ・ドキドキ」「喜び」「恐怖」など感情が激しく揺さぶられるから。

 

映画でも漫画でも「退屈だな」「眠いな」と思う作品はどれも「感情が1mmも動かない」ような作品だから。

 

「楽しい!!」「やばいドキドキする!!」というような作品にも拘わらず、「退屈だな」と思うことはないでしょう(笑)

 

「退屈=感情が動かない=記憶にも残らないし、続けることは困難」

 

です。

 

これはもちろん読書においても同じこと。「文字がたくさん並んでいるから」「絵がないから」は退屈である理由にはなりませんよ(笑)

 

「文字情報のみから感情を揺さぶられる」というのは確かに映像や絵があるメディアよりも、間接的で文化的なことです。しかし不可能ではない。

 

普段あまり読書をしないという人であっても、「あの本だけはよく覚えているなぁ」という作品が一冊くらいはあるのではないでしょうか。

 

それはその本が「あなたの感情」を揺さぶったからにほかなりません。それが「絵本」である場合には「絵」がその感情に影響している可能性は否定できませんが、感動的な小説に涙したり、先の読めないミステリーにドキドキしたりという経験は、さして特別なものではありません。(でなければ、「ベストセラー」というような小説は生まれないですからね。多くの人が「感情を揺さぶられた」ために人気の本が出てくるわけです。)

 

そしてこういった「感情主体の読書」を「ビジネス書・自己啓発書」においても可能にしようとする試みがこの「エモーショナル・リーディング」。

 

「感情をより多く起こす主体的な読書」によって「より内容が記憶に残る」「より読み進めるのが楽しくなる」、そんな学習効率の良いビジネス書・自己啓発書・実用書の読み方を、著者は提案しています。

 

実際にはどうやって読むの?

 

では実際にどのように読んでいけば、そういった「感情主体の読書」が、可能になるのでしょうか。

 

詳しい内容は本書に譲りますが、ここではいくつかそのコツをピックアップしてみようと思います。

 

読書は著者との対話

 

まずはビジネス書であれ、自己啓発書であれそれらは「著者が自身の経験から読者に伝えたいことを形にした」ものです。

 

それらに対し「積極的に受け入れる姿勢」をとることで読書という行為が、「著者との対話になる」とこの本の著者は説明しています。

 

ここでのポイントは「否定的な姿勢ばかりをとらない」ということ。納得できなくてもまずは「受け入れる・共感する」。

 

そうしなければその本から学べるものも学べなくなってしまうからです。全体の90%は今の自分には全く役にたたないようなことかもしれない。しかし、もしかすると残りの10%、いえ1%、たった数行のエピソードに「今後の自分の人生を左右する」ような原石にようなものが眠っているかもしれません。

 

そのために「自分とは違うような考え方の本でも、肯定的に読み込んでいく」という姿勢がより多くの知識・価値を本から吸収するにあたり重要な考えと言えます。

 

著者をイメージせよ!

また読書を「著者との対話」と捉えるにあたり、実際に著者の容姿や声を想像することなどもおすすめされていました。

 

あるいは「著者の体験」に着目すること。ビジネス書・自己啓発書を何冊か読むと「あ、これ前に書いてあったことと同じだな」というような「既視感」を覚えることが増えてきます。しかしここで「大した事書いてない」ではまたしても得られるものが得られない状態に。

 

そのためには「著者が体験したこと」を自分事と捉え、積極的に内容にかかわっていく必要があるのです。

 

著者の容姿・声などを想像し、そして著者が経験した「どん底」や「違和感」、そこからの喜びなどをまるで「自分に起こったこと」のように想像してみる。

 

そうすることで、それらは「自分の感情を揺さぶるストーリー」になりえます。

 

本書では他にもこういった「本を『心で読む』」ための具体的な方法が多く紹介されています。

 

アウトプットしよう!

 

また終盤には「読んだ内容をアウトプットする」ということについても。

 

読書術の本には必ずと言っていいほど「本を読んだままにして終わらせない」「アウトプットすることの重要性」について書かれています。

 

実用書・ビジネス書は元々読んだ人の人生に「よりよい変化」を起こすことが目的の本です。

 

そしてその変化を起こすのは誰か?というともちろん本を書いた著者ではなく読者。つまり読者が自分自身の人生に「変化」を、もっと正確に言うならば、本を読んだ後の行動に「これまでとは違う行動」が表れなければ、すべてのビジネス書・実用書・自己啓発本はただのごみになってしまいます。

 

では人間が行動を起こすのはどういう時でしょうか?

 

それは「感情が動いたとき」。

 

読書によって得た「興奮」や「感動」がその人を突き動かす武器になるのです。

 

そのために「より内容に感情を揺さぶられる」ことが重要。

 

そのためにはもちろん「その本自身が持つエネルギー」も重要ですが、学ぼうとしない人・変わろうとする意識の低い人を動かすのはどんな良書でも不可能。

 

「変化の扉は内側からしか開くことができない。」ということですね。

 

読書によって「自分を変える原動力」を得ること。その「原動力」を得るためのコツとしての「著者との対話」「エモーショナルリーディング」という手法。

 

本書にはここでは書き切れなかったような具体的な読み方が多く紹介されていますから、気になる方はぜひ手にとってみてください。