TOEIC&プログラミング独学と書評

TOEICとプログラミング言語を独学しています。実際に読んだおすすめの本の書評なども。

【速読本おすすめ】「現実的な速読」を学ぶための一冊

速読に関するおすすめの本を紹介しています。

 

今回紹介する本は「速読日本一が教える 1日10分速読トレーニング」という本。

 

「速読」に関して本書ではどのようなことが学べるのかを以下、書いてみましたので参考になれば。

 

学べる内容:「速読」の誤解を解く

 

この本の大きな特徴は

速読の幻想を取っ払ってくれる

ということ。

 

「速読」という単語を耳にすると「怪しい・信憑性がない・科学的に不可能」と感じる人は少なくないのではないでしょうか。

 

あるいは「(胡散臭いとは思うものの)できるならやってみたい」というもの。

 

どちらにせよ「速読はできる・できない」という「白か黒か」というイメージがぬぐえない印象です。

 

僕も速読についてきちんと理解する前はそう思っていました。(どちらかというと後者ではありましたが)

 

僕が読んだ速読本の中でもこの本は特におすすめ。「速読=胡散臭い」という図式を取り払ってくれるという意味ではこの本が一番おすすめできる一冊です。

 

この本では速読を「拾い読み・部分読み」と「通常の理解力を保ったまま、読む時間を短縮する」という二つに分けてきちんと説明しています。そしてこの本が取り上げる「速読」は後者。

 

しかしこれだけ読むと、「やっぱなんか怪しい訓練とかするやつでしょ?1冊1分とかって大嘘だよ!」という疑り深い人もいるかと思います(笑)

 

その気持ちわかります!僕も過去に何度か速読習得にトライしましたが、結局「なんか怪しい。。。」という気持ちがぬぐえず、トレーニングを続けることができませんでした。。。

 

しかし、この本を読み終わったら「なるほど、そういうことか」と。実際にこの本を読んで頂くのがてっとり早いのですが(笑)、ここでは僕の方から「この本が『速読』の怪しさを払拭してくれた理由」を伝えたいと思います。

 

まず従来の速読のイメージ。

 

ものすごいスピードで本のページをめくっていきます。一ページあたり一秒もかかっていない様子。そしてものの3分ほどで文庫本をパタン!と閉じる。

 

「これが速読です。読めました。」

 

・・・

 

(嘘つけッッ(怒))

 

ですね(笑)

 

では以下のような「速読」はどうでしょうか。

 

今、あなたが普通のスピード・普段ので読んで、3時間かかる一冊の本があるとします。もしトレーニングを積むことによってこの本が「2時間59分」で読めるようになる、としたら。

 

あなたはその方法を「怪しい」と感じるでしょうか??

 

この著者は実はいくつもの速読本を出されている方なのですが、どの本でも基本のスタンスは同じ。「速読=パラパラめくるだけで内容がすべて記憶される」というのを基本的には否定。著者は速読をこう定義します。

 

1文字でも多く読めれば速読である

(引用元:「行動する時間を生み、最速で結果を出す 速読思考」)

 

どうでしょうか。もし「一文字でも多く(速く)読める」ことが速読だとしたら、

 

「確かにできないことはないが。。。」

 

と思いませんか?

 

しかし当然ながらこう思いますよね。

 

一文字じゃ意味ねーんだよ!!(怒)

 

読み方のちょっとしたコツ、それからある程度のトレーニングをしたにも拘わらず「同じ時間で前より1文字だけ多く読めるようになりました!」というのではなんの役にもたちません。

 

しかし安心してください!著者は当然、「一文字のみ」にこだわっているわけではありません!(笑)

 

そうではなくて、「段階がある」ということ。

 

僕たちが毎日速く走る訓練をしたとして、100メートルを1秒で走るのは当然無理です。

 

しかし、100メートルで20秒近くかかっていた人が17秒くらいで走れるようになるのは?

 

あるいは普段走るどころか歩く程度の運動もしないような方が「フルマラソン」に挑んだら41キロどころか2キロでもう歩き始めるかもしれません。

 

しかしきちんと運動する習慣を身に着けそれなりに体重を落とせば、41キロ走ることも(もちろんそれなりのトレーニングは必要かもしれませんが)可能ではないでしょうか。

 

このように、速読を「自転車に乗れる・乗れない」のような「できる・できない」技能で考えてしまっている人は少なくないと思います。

 

そうではなくて、「速さ」ということは「タイムを縮める」ということ。そこには段階がある、ということです。

 

もちろん「ただ目で追うスピードが速くなる」では何の意味もありません。目を速く動かす選手権ではないので(笑)(トレーニングの中には目を動かす訓練もありますが、それだけを特訓するわけではないので安心してください。)

 

この著者が提唱するのは「通常のスピードの理解力は保ったまま」、そのまま「読む時間を短縮していく」という方法です。

 

言われてみれば「確かにそうだ」と腑に落ちる、ごく当たり前の内容なのですが、如何せん「速読」という行為には「とにかく目の訓練をする」「パラパラとめくるだけで内容が頭に全部写し取られる」というイメージがついて回ります。

 

著者は速読の国内大会で日本一位を獲得したことがありますが、その著者でも「パラパラめくる」ような速読ではないといいます。

 

テレビで速読の取材をされた時には、実際にカメラマンや記者の前で速読を披露したそうですが、その部分は放送ではカットされたとか。

(メディア側の人にとっては、とにかく速くページをめくっていく映像が取りたかったんでしょうね(笑))

 

 

ではこの本の特徴を箇条書きでまとめます。

 

  •  非現実的な速読の理想を掲げていない→今よりも「速く読む」というシンプルで現実的な速読。
  • 書いてあることは「目のトレーニング」と「認識力」のトレーニング。どちらも日常 的に取り組みやすい。
  • 本書の良さは「速読がきちんと説明されている」点。「速読ってなんか怪しい」と感じている人も、この本ならば「なるほど」と思える点が多いのでは。
  • 紹介されている速読の種類は二つ。「拾い読み・部分読み」と「通常の理解力を保ったまま、読む時間を短縮する」という速読。トレーニングするのは後者。
  • 著者に日本一という実績がある。
  • 教え方に嫌味がなく、丁寧。
  • 完璧主義に陥らないようにする、現実的な目標を立てる、目標の宣言、見える化、仲間を作るなど「挫折しない工夫」が多く用意されている。