TOEIC&プログラミング独学と書評

TOEICとプログラミング言語を独学しています。実際に読んだおすすめの本の書評なども。

【書評】立ち直る力【辻仁成さん著書:スッと入ってくる言葉、秀逸さ】

実際に読んでみたので感想を。 

 

 

立ち直る力

辻仁成 光文社 2018-02-15
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by ヨメレバ

 

ツイッターで話題の著者

 

著者は文学賞を幾つか取り、それから様々な分野で活動をしている作家さんのようです。他にもミュージシャン、映画監督、演出家などの顔も持っており、マルチに活動されています。

 

そんな辻仁成さんですが、ツイッター上で自信の中学生の息子さんにあてたメッセージが話題になっています。

 

本書はその話題のメッセージが今度は「息子さん」あてではなく様々な人あてとして、一冊の本という形になったもののようです。

 

本書のつくりもツイッターに収まるサイズ感のメッセージが1ページ1ページに並んでいます。

 

僕自身は著者・辻仁成さんのことはあまり知らず、この本が初対面という感じ。

 

メッセージの秀逸さ

 

面白いほど「スッ」と入っている言葉だなぁと感じました。

 

何気ない、肩の力の抜けた、それでいてハッと思わせる何かがある。

 

作家さんということもあり言葉選びが秀逸なのかな、と。それから息子にあてたメッセージが元になっているということもあり、真心が良く表れています。

 

「立ち直る力」というタイトル・テーマですが、本当に何か日常でちょっとうまくいかなかった時に見返すと「ま、いっか」と目先の気持ちが変わるんじゃないかな、と思いました。

 

押し付けがましくない

 

また、スッと入ってくるメッセージの正体が気になり、いろいろと読みながら考えていたのですが、「押し付けがましくない」という点も一つのキーポイントになっているのかな、と。

 

この距離感はまるで、「息子に何かを伝えたい」「でもウザがられないようにしなきゃ」という葛藤が表れているよう。そのようなことを想像しながら読むと、落ち込んだ気持ちから立ち直るということに加えて、ちょっとほっこりする気持ちにもなりました笑

 

全体を通しての感想

 

著者のあとがきにも書かれていましたが、鞄の中に入れておくのにぴったりの一冊。

 

特に電車の移動中などに「あー……やってしまったー」と仕事や人間関係の失敗などを無意識に反芻してしまう癖のある人など。

 

本自体のサイズ感と、それから1ページにに書かれた分量もTwitterのそれなので非常に読みやすい。

 

ストレスの発散にスマホをいじるのももちろんありですが、こういった「ちょっと目先を変えてくれる」ような言葉は案外実用性が高いのではないかな、という印象。

 

落ち込みがちな方、仕事や人間関係などに真面目すぎる方、人生にちょっと疲れてしまった方。

 

そんな方にオススメしたい一冊でした。