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【書評】マンガ これ、いったいどうやったら売れるんですか

実際に読んでみたので感想を。

 

 

マンガ これ、いったいどうやったら売れるんですか?

永井 孝尚 SBクリエイティブ 2018-02-21
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by ヨメレバ

 

マーケティングの一番美味しいとこどり

 

「マーケティングが1時間でわかる!」と帯にはありましたが、そのとおり本当に短時間でさらっと読めてしまいました。

 

漫画部分主体、ストーリーあり、漫画ののちに解説付き。

 

漫画で学べる系の本としては、一番読み進めやすく内容が理解しやすいスタイルです。

 

(他にはストーリー性がない4コマ漫画のもの、漫画というよりイラスト図解のもの、漫画ページが少なくほとんどが文章のタイプなどのものがあります。

 

実際に「漫画でわかる」系のビジネス書を何冊も読むと、一口に「まんがでわかる」といってもそれぞれに個性があることがわかります。)

 

全体を通して読んだ印象としては「マーケティングの美味しいところどり」という感じ。

 

食べ物で例えるなら、「厳選茶葉使用」「希少部位のお肉」「パフェのさくらんぼ」という感じでしょうか笑

 

とにかく「ここ!」というマーケティングの基礎かつ中心部位かつ理想系がまとめられています。

 

マーケティングについてまだ知識の浅い人はこの部分を読むと、「マーケティングって、すごいかも!」というマーケティング戦略の魅力を感じられます。

 

実例ありでイメージしやすい

 

またメインの漫画ページでは、ストーリーに沿って主人公がマーケティング戦略を駆使し、依頼主の課題をクリアしていく様子が描かれています。

 

もちろん成功例のみが描れているわけで、「うまく行き過ぎでは??」と感じる部分もないとは言い切れないのですが、マーケティング戦略に対してプラスのイメージを抱きやすく、また、「実際にはこのように考え工夫するのか」ということが追体験的に理解できます。

 

やはりマーケティング戦略を学び始めの初心者にとっては、いい「学習の入り口」になりそうです。

 

あくまで入り口

 

これまで、この本のポジティブな面を多く取り上げましたが、ここで少し「ネガティブな面」も。

 

それはこの本がマーケティング戦略を学ぶ上での「入り口」に過ぎない、ということ。

 

実際に学び始めるとそこが知れないくらいの深さがあることには間違いがありません。マーケティング戦略に完全なる答えが出てしまっていたら、経済の競争は全て無くなってしまいますから。

 

(将棋や囲碁などに必勝法がないのと同じですね。)

 

また、ここで紹介されていることは「マーケティング戦略のほんのさわり」であるということ。

 

これも考えてみれば当然ですが、一時間で全てが学べるものわこれだけ多くの人が研究・実践しているはずはありません。

 

だからと言って、「全く役に立たないか」というとそうではない。

 

むしろ「マーケティング戦略について知識がない人にとって最適」な一冊であると感じました。

 

先述したメリットのとおり「とっつきやすく」「基礎の基礎をされた上で」「マーケティング戦略にプラスのイメージを持ちやすい」。

 

営業や売り込みというとどうしても「あまりいいことではない」というネガティブなイメージを持ちやすいです。しかし、この本はマーケティング戦略に関して「もっと学んでみたい」と思えるような内容でした。