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【書評】一瞬で自己肯定をあげる瞑想法【怒りをコントロールしない】

読み進めるごとに「これが知りたかった!」と感じる内容があり、実りの多い一冊でした。

 

ではこの本の特徴についてまとめていきます。

 

一瞬で自己肯定を上げる瞑想法

綿本 彰 KADOKAWA 2018-02-02
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by ヨメレバ

 

本書で紹介されている瞑想について

まず本書で紹介されている瞑想ですが、「宗教的なものではない」とされています。

 

つまり、本書での瞑想は「マインドフルネス」とも言い換えられます。

 

「仏教の瞑想を元にしているけど、宗教的な意味合いはないよ」というのがマインドフルネスですからね。

 

ですので「マインドフルネスは興味あるけど、仏教徒になりたいわけじゃないんだよな~~~」と考えている人にも役立つ一冊と言えます。

 

では以下、この本の特徴や内容をまとめていきます。

 

瞑想の哲学が分かる

 

「哲学」と表現しましたが、これは「根本思想」とも言えます。

 

「瞑想の基本的な態度」と言いましょうか。

 

瞑想の基本的な態度は、

 

「今、目の前にあるものを、ありのまま受け入れる」

 

ということ。

 

これだけでは「分かったような、分からないような……」ですよね笑

 

例えば瞑想に関して、「怒りを鎮める」を連想したとします。

 

しかしここには「作為」が入っていることが分かりますか??

 

  1. 「怒り」という状態を「悪いこと」だと判定している。
  2. 「怒り」という状態を変化させようとしている。

 

この二つです。これはつまり「ありのまま」ではないですよね。

 

では「瞑想的な態度」を取るとしたら?

 

「怒りを眺める」

 

こちらの表現がしっくりきます。

 

怒りが出てきたら

 

「おやおや怒っているぞ」と。

 

そしてそのまま受け入れる。

 

自分は怒っていることを否定しない。

 

「怒っていいんだよ」と自分にOKを出す。

 

怒りが出てきたことを認め、そのことを「肯定」する。

 

すると不思議なことに怒りが静まってきます。

 

これは怒りだけでなく他の感情にもあてはまります。

 

感情はサイン。

「負の感情」を肯定する、という発想。

 

日常だとあまりやらないことですよね(笑)

 

基本的には

  • 怒っちゃだめだ
  • 泣いちゃだめだ

というように、感情を外に出すことははばかられます。

 

例外は「序列の強い方から弱い方」でしょうか。

 

会社の上司から部下へ。

親から子へ。

夫が妻に。

 

最近では、「パワハラ」や「毒親」などの言葉でそれらを止めようとする流れもあります。

 

しかしまだまだ「仕事は怒られてなんぼ」というのがまかり通る世界ですよね。

 

個人的には「上から下へ」は「指導」を与えるものであり、「感情をぶつけていい」ということにはならないと思うのですが。。。

 

もちろん、「指導する側」の大変さもあるとは思います。

 

  • 子どもが言うことを聞いてくれない。
  • 部下が半人前の癖に生意気だ。

など。

 

しかし「瞑想的な態度」は「個人」でも「対人」でも応用が効きます。

 

ようするに「認める&受け入れることが解決策になりうる」

 

感情はサインです。

 

「気づいて!」という心や体からのサイン。

 

そしてそれらは「一概に悪いもの」ではありません。

 

一般的に「良くない」とされている感情でも、一つ一つが「感情の持ち主のためにあるもの」だということが分かります。

 

  • 怒りは何かに立ち向かうためのエネルギーに。
  • 不安は「危険を察知し回避する」ためのレーダーに。

 

つまり感情は「現状の何らかを打破する」ための原動力になりうる、ということです。

 

このあたりの「それぞれの感情に大切な役割がある」ということに関しても、本書に詳しく書かれています。

 

気になることはそちらを参考に。

 

自己肯定から他者肯定へ

 

自分の感情を「認め」「受け入れる」ことができるようになったら、今度はそれを「他人」に広げます。

 

自分が嫌だな~~~、嫌いだな~~~という人。職場や知り合いに一人はいますよね?(笑)

 

その人を「認め」「受け入れる」。

 

順番は「まずは自分の感情」、それから「相手の人」です。

 

自分が「あの人嫌だな~~~~」「ムカつくッ!!」という気持ちを「認める。」

 

苦手意識を感じているな。思い出すだけで、ムカムカするな。

 

それから、「肯定」。つまり「OKをだす」ということ。

 

それらの感情に「そう感じてもいい」と許可を出す。

 

それらは「感情の持ち主にとって大事なものだから」。

 

「嫌だ」と思うことや「ムカつく」と思うことで、相手との闘い(笑)を乗り切ろうとした。

 

あっぱれなことです。

 

しかしいつまでも争ってはいられない。

 

例えば大昔、狩りの途中で「うぉーーーー!」と興奮することは重要です。

 

なぜなら興奮することで「体の調子が上がる」から。

実際にアドレナリンが出ると、痛みを感じにくくなったりもします。

 

こうしないと「もしかしたら自分が命を落とすかもしれない」という狩りに立ち向かっていけません。

 

感情で「状況に立ち向かう」自分を作っているわけです。

 

しかし狩りが終わって、いつまでも「アドレナリン」を出しているわけにはいきません(笑)

 

これと同じでいつまでも「あの人やだな~~~~」と苦手意識を持ち続けているのは苦しい。

 

もちろん「苦手意識」を感じることで「危険人物」を回避しようとしている、ということですから。

 

感情としては「役に立っている」わけですけどね(笑)

 

「あいつはやばいやつだ!!」というサインをまずは「認める」。

 

あぁ自分はあの人が嫌いなんだなぁと。

 

それから「受け入れる」。

 

「嫌いになってもいい。」

「ムカついてもいい。」

 

しかしそれを傍から眺めるイメージですね。

 

決してそこから妄想を膨らまして、相手をコテンパンにする場面を頭に描くわけじゃなく(笑)

 

ただ「あぁ嫌だったんだな」と眺め続ける。

 

そうして他人に対しても「でも相手の人のこともわかるな」と。

 

「あの人はあの人のままでいいんだな」と。

 

相手をそっくりそのまま受け入れる。

 

難しいですけどね(笑)

 

本書で紹介されている瞑想は

  1. 基本的な瞑想のやり方
  2. 自己肯定
  3. 他者肯定

という風に段階が進んでいきます。

 

自己肯定・他者肯定に関する部分は、僕のつたない説明の、100倍は良い感じです(笑)

 

それから「基本的な瞑想のやり方」について。

 

この部分も本書ではかなり詳しくかかれていました。

 

座って行う瞑想。椅子に座るのか、地べたに座るのか。

 

足は組んだ方がいいの?組まない方がいいの?

 

なんと、寝転がって行う瞑想もあります。

 

  • 目の開き方(完全に開ける、半分開ける、閉じる)
  • 手の置き場所や形

など。

 

それぞれが「どういう意味があるのか?」や「どれが初心者向けか」などが書かれています。

 

「体と心がつながっている」ということでしょうか。

 

非常に細かい点まで「体の使い方」に関して説明されているのが印象的でした。

 

 

瞑想のここが知りたい!!が分かる。

また本書で「面白いな」と感じた部分として「瞑想の疑問に答えてくれている」という内容があります。

 

例えば

 

「瞑想に成功した人は、すべての感情がなくなってしまう。

 その状態って、生きてて楽しいの??」ということ。

 

実はこれ、僕も疑問に思っていました(笑)

 

これに関して著者はきちんと説明しています。

 

非常に納得できる答えだったので、この疑問を抱えている人はぜひ。

 

他にもこのような「瞑想」や「悟り」に関する素朴な疑問に答えられています。

 

「確かに、これが知りたかった!」と思えるQ&Aだったので、非常に楽しめました。

 

全体を通しての感想

  • マインドフルネスを学びたい人
  • 日常で感情に振り回されている人
  • 嫌いで仕方ない人が周りにいる人(笑)

こんな方におすすめしたい一冊でした。

 

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。