どんぐり宣言!!

本の書評などなどなど。。。

死ぬほど「暗記嫌い」だった理由が、この本で分かった。。【一流の記憶法】

今回読んだのは「一流の記憶法 あなたの頭が劇的に良くなり「天才への扉」がひらく」という本。著者は六波羅穣さん。

 

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では実際に内容や、読んだ感想について。

暗記に苦しんだ学生時代

暗記本は興味があり中・高校生頃から読んできました。

 

幾つかの有名な暗記術を利用し、主に地理・歴史・英語などに応用してきました。

 

しかし、最終的には「暗記術に振り回されている」ような感じを受け、どれも中途半端な状態でやめてしまいました。

 

それから5年近い年月が経ち。

 

半年ほど前でしょうか。

 

この本がAmazonで人気になっていたため、「ま、今は別に暗記するようなことないけどな」と思いつつ読んでみることに。

 

衝撃を受けました。

 

雷が落ちた、というと少し大げさですが(笑)

 

この本のあるページを読んで「自分の暗記に何が欠けていたのか?」の答えがスッと腑に落ちたからです。

 

これまでの暗記術にはまった学生時代

 

結局その成果を模試やセンター試験につなげることはできませんでした。

 

しかし、この本を読んで「これかァァァ!!」という体験ができたため、学生時代の「暗記黒歴史」も無駄じゃなかったのかなと(笑)

 

暗記に関して「いろいろと巷で言われている暗記術を試したけど、結局どれもうまく生かせなかった」という方。

 

そんな方におすすめしたい一冊。

 

では「僕が衝撃を受けた部分」と「全体の内容」などについて以下まとめていきます。

 

「一流の記憶法」とはどんな本?

 

「一流の記憶法」の著者について

 

著者は現役東大生。「六波羅穣」さんという方。

 

ツイッター等もこの名前のアカウントでやられているのですが、すでにいらっしゃらない様子。

 

おそらく名前は出版用のペンネームだろうなぁと思います。

 

本はこの「一流の記憶法」以外は出されていません。

 

しかしこれがAmazonで「ベストセラー」表示がされるくらい読まれたんですよね。

 

レビュー数もなんと、160。評価も平均が4と高いです。

 

東京大学とはいえ、無名の現役大学生が書いた電子書籍。

 

凄いっすね。。。

 

本書の特徴

では以下に本書の特徴を上げてみます。

 

  1. 情報が網羅的でまとまりがある
  2. 分析が鋭い
  3. メインの内容は3つ
  4. 僕が衝撃を受けた内容

 

情報が網羅的でまとまりがある

 読んでみてまず感じたのは「まとめ方、うまいな。。。」ということ。

 

情報量は多いですが、それらが教える順序に沿ってシンプルにまとめられているため、内容が汲み取りやすいです。

 

一度読み通したのち、おさらいをするにあたっても目次や前書きから「どの部分を読めばいいか」がすぐに判別できます。

 

情報を整理し、それを体系立てて形にする。

 

本書ではこのような能力についての話はありませんが、著者自身がこの能力にたけていることが本文から伝わってきます。

 

さすが東大生(笑)

 

分析が鋭い

本書の内容に入る前に「著者スゲー!!」みたいな話ばかりで申し訳ないんですが(笑)

 

分析の鋭さ」についてもこの本がkindle本の中でも恐ろしく読まれ続けている理由の一つなのかな、と。

 

何に関する分析か、というともちろん「暗記」に関して。

 

「そもそも暗記の仕組みとは?」

「受験勉強(および資格試験)で求められている能力とは?」

 

序盤ではこうした「仕組みや原理的な話」が詳しく書かれているのですが、この部分の論理が明快。

 

「難しいことを1つ1つ解体し、分かりやすく説明する」のお手本みたいな内容です(笑)

 

メインの内容は3つ

お待たせしました!ではここからは内容に関する話。

 

メインの内容は「3つ」。

 

第 1 章 記憶 の メカニズム

第 2 章 記憶 の 原則

第 3 章 記憶術

 

前書きより、それぞれの内容の説明を引用してみます。

 

第 1 章「 記憶 の メカニズム」では、人が記憶し、思い出し、忘れる仕組みについて述べています。どんなことであれ、仕組みを知っていると、それを上手におこなうための方法を思いつきやすくなります。ですから、記憶の仕組みについても知っておくこと は、よいことだといえるでしょ う。  

 

第 2 章「記憶の原則」では、効率的に記憶をするうえで、必ず守らなければいけないルールについて説明しています。

(中略)

周囲で勉強している人を見てみると、誤った作法によって記憶している人も多いものです。例えば、テキストの暗記をするために、重要な箇所に線を引いたり、あるいは、ひたすら音読を繰り返したり。これでは何時間、何十時間という努力が、徒労に終わってしまいます。まずは記憶の原則をおさえること。記憶力を向上させるためには欠かせないことです。

 

第 3 章では、記憶術について説明します。おそらく、みなさんが最も知りたい内容でしょ う。ここに載っている記憶術に習熟すれば、あなたは驚異的な記憶力を得ることが できます。数日もあれば、トランプ1組を覚えられるようになるでしょう。試験の勉強も、人の半分の時間で済むようになるでしょう。

(引用元:「一流の記憶法: あなたの頭が劇的に良くなり「天才への扉」がひらく はじめに」より)

 

僕が衝撃を受けた内容

では僕が衝撃を受けた内容について書いていきます。

 

先ほどの章立てで言うと、「2章の原則」の内容です。

 

2章の項目は以下の通り。

 

第2章 記憶の原則

 注意
 想起練習
 関連付け
 手がかりの数
 手がかりの負荷
 情報の記憶しやすさ
 手続き記憶の活用
 忘却への対処
 脳の状態

(引用元:本書目次より)

 

そしてその中でも重要な項目が「想起練習」という項目。

 

僕の頭の中では第一章:記憶のメカニズムで読み進めていく中で

 

「あれ?」

 

とちょっとした違和感を感じ、そしてこの第二章の二項目目「想起練習」で

 

「そういうことか。。。!!!」

 

という衝撃を受けた、というイメージです(笑)

 

本当にこれまでの

 

  • 「なぜ暗記科目を苦手としていたか」
  • 「やってもやっても覚えられないのはなぜか?」(もちろん全く覚えられないわけではないけれど、暗記に時間を割いたわりには暗記以外の科目の方が点がとれたりした。)

 

ということに対し、「答えが出た」という印象でした。

 

なぜ「暗記」が苦手なのか

暗記が苦手なことに対し、自分は「丸暗記が苦手な脳味噌なんだ」と感じていました。

 

普段から「考えること」が好きだったので、そういう「意味のない」ことを覚える能力がその分、人よりも劣っていると感じていたのです。

 

(現代文や読解問題を得意でした。)

 

しかしそうではなかった(笑)

 

この本を読んで「暗記」という言葉を素直に受け取りすぎていた、ということに気づいたのです。

 

逆に言うと、「なんでこんな当たり前のことに気が付かなかったんだ。。。」という。

 

むしろ「考えること」が全然できていないじゃないか、と反省する結果に(笑)

 

「暗記科目」や「英単語の暗記」などと言われると、

 

「暗記=覚える」

 

という図式でとらえてしまいませんか??

 

しかしよくよく考えればそうではない。

 

受験や資格試験での「暗記」とは「覚える技術」ではないのです。

 

むしろ、「思い出す技術」であること。

 

インではなく、アウト。

 

よく「アウトプットは大事だよ」と言いますよね。

 

これは、「知識は使えるようにすることが大事」という意味合いで言われることが大半です。

 

しかしこれは「暗記」でも当てはまる。

 

なぜならば暗記は「覚える」よりも「取り出す」行為が重要だから。

 

そして取り出すのも

 

「短期記憶」に入れたものを取り出すのではなく、

 

「長期記憶」に入れたものを取り出す必要があります。

 

テストの一夜漬けがダメだと言われるのはそれが「短期記憶から取り出したもの」で勝負しようとしているから。

 

短期記憶は取り出しやすくも、持続力がなく、また保持できる容量小さい

 

しかしそもそも「短期記憶じゃなく長期記憶の方に入れろ」と言われたって。。。

 

「どうやったら長期記憶の方に知識を入れられるんだよ!!」

 

という(笑)

 

本当にこういった

 

理屈では理解しているけれど、実際の勉強に活かせていない

 

というところで、学生時代の自分は苦しんでいたんだなぁと。

 

この本を読んで改めて思いました。

 

もし同じように感じている人がいたら、この本は間違いなく役に立ちます。

 

この一冊は「暗記について考えるための本」。

 

そして著者がやたら教えるのがうまい(笑)

 

著者は東大に合格したのち家庭教師のアルバイトをしたそうですが、そこでも評判が良かったそうです。

 

(学生時代に周りにこんな人が一人でもいたら、あんなに苦しまなくて済んだのに。。。)

 

と怒りとむなしさに震える一冊でした(笑)

 

 

 

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