どんぐり宣言!!

本の書評などなどなど。。。

【時間管理本おすすめ】手帳やアプリより重要なある『ヒント』。

今回読んだ本→1日が見えてラクになる!時間整理術!

 

失敗が「あるある」過ぎる。。!

 

この本を読んでまず思ったのは「著者の失敗談に共感でき過ぎる。。。!!」という点。

 

僕はこれまで500冊は優に超えるほどノウハウ本を読んできました。(小学生の頃からのビジネス書オタクですからね。。。)

 

ノウハウ本は基本的にこのような流れになっています。

 

自分、全然ダメ人間でした。(ここでどこまで悲惨な過去を書けるかがポイント)

ある時こんなやり方に出会いました。

自分が生まれ変わりました!!お金持ち!自信にあふれて最高の人生!!

 

大体こういう感じですね(笑)

 

これはノウハウ本だけに限らず小説や漫画も見られる構成。

 

要は、「登場人物の変化を体感することで得られる快感」というものを読者に提供しているわけです。

 

しかしノウハウ本はこれを読んで「よぉーーーし!自分も変わるぞ!!」という気分になるのは最初だけ。

 

しばらくたって冷静になるとこう思います。

 

いや。。。そんな万能じゃなくね?このやり方。。。

 

ビジネス書・ノウハウ系の本を読まれた方は一度は思ったことがあるはず!!(笑)

 

これは「簡単・すぐにできる」ということをうたい文句をぼくたち読者が真に受けてしまうから。

 

(もちろん中には「こんな方法できるかいな!!」というやり方を紹介されている本もも無くはないですが。。。)

 

現実では「コミュニケーションの秘策」と言ってもすぐにすべてが実践できるわけじゃない。

 

「文章術」と言っても、それが習慣にはある程度時間がかかる。

 

引き寄せの法則。。。っていったってうまくいっとるかどうか分からん!!

 

こういう感じですよね(笑)

 

そういういらだちや憤慨も含めて僕はビジネス書・ノウハウ本が好きなわけですが(笑)

 

ただ、この「時間術」の本では少し様子が違いました。

 

「時間管理できませーん」という著者が出てきたかと思ったら、「片っ端から失敗していく」という(笑)

 

エッセイ漫画形式でサクサク読めるのですが、「ここで転び」「ここで挫折し」ということの連続(笑)

 

大半のノウハウ本では、

 

「この方法がどんなに簡単か」

「しかし効果は得られる効果はどのくらい大きなものか」

 

というのを語っていくのが定石。

 

「誰にでもできる」ということを強調するために著者が自分のダメ人間っぷりを語ります。

 

しかしこの著者は「七転八倒」。

 

そしてその転び方が、非常に「あるある」なのです(笑)

 

1日が見えてラクになる!時間整理術!

ではこの本の内容と著者について書いていきます。

 

この本は「時間管理術」をテーマにしたエッセイ漫画。

 

著者はイラストレーターであり漫画家の「池田暁子」さん。

 

僕はこの方の本を初めて読みましたが、非常に可愛らしくシンプルなイラストで話が進んでいきます。

 

この著者が実際に「一日の無駄を減らす!」ということに奮闘されるのが、この本の内容です。

 

この本で期待できること

では次にこの本を読んで期待できることについて。

 

「つまずけばいい」ということが分かる。

僕の中で一番大きかったのは、やはりこれ。

 

管理しようとして管理できない。

整理しようとして整理できない。

 

それらは「またダメだった。。。」ではなく「ヒント」なのだと感じました。

 

そのやり方がダメだよ。

この部分は改善の余地があるよ。

 

というヒント。「気づき」や、ちょっと大げさですが「悟り」とも言えますね。

 

また、この「気づき」が生まれるということは、「何かをやった」「何かに挑戦した」という証でもあります。

 

新しく買った手帳、三日でつけるのをやめてしまった。。。

 

という出来事があったとします。普通ならば「やっぱり私なんて。。。」と否定してしまいがち。

 

しかしよくよく考えてみると「挑戦したから」そこに「失敗」が生まれるわけです。

 

ちょっと「ポジティブシンキング」っぽくなって参りましたが(笑)

 

ここでただ「次はなんとかなる!」と気持ちで済ませてしまってはもったいない。

 

この失敗こそが「成果」だからです。

 

あなたが「手帳」を買い、それに挑戦する。

すると「手帳が3日」しか続かない、という「成果」を手にした。

 

ということ。

 

「成果」とは「ヒント」のこと。

 

トランプの神経衰弱をしている時、間違えた札を開いてしまったとします。

 

それは、「この札以外が正解だよ」ということの証なのです。

 

開く前は「この札が正解か不正解かすら」わからなかった。

 

だからこれは進歩。

 

「これは違う札だな」という成果を放置せず、じゃあ「どれが正解の札なのか」を考えることでこのヒントが生かされます。

 

この本を読んでいるとそのことがよく分かります。

 

そしてこう考えたときに僕が出した結論は「失敗を前提にする」ということです。

失敗を前提にする。

例えば「時間管理に悩んでいる」という人がいるとします。

 

で、この本を読もう!と決めたとする。

 

通常ならばここで「この本を読めば、時間管理術が身につく」と考えますよね。

 

つまりこれは「成功を前提にしている」というわけです。

 

この発想をまず転換させる。

 

読む前に意識することは

  1. この本で時間管理術が身につくとは限らない。
  2. そもそもこの本を読み切れるかは分からない。

 

ということ。

 

ネガティブですね(笑)

 

これは自分に自信がないとかそういうわけではなく。

 

得る目的を変えるわけです。

 

この札をめくればヒントが得られるぞ」と考えるわけです。

 

「ヒント→ゴールに直行!!」ではありません。

 

ヒントはあくまでヒント。

 

それは「考える材料」です。

 

先ほどは「神経衰弱」で例えましたが、今度は「推理ゲーム」に例えてみます。

 

何かを試すと、何かのヒントが得られる。

 

それは「犯人」につながるヒント。

 

「犯人の身長はこのくらい」とか「犯人はこのあたりに住んでいる」とか。

 

そうするとそこからまた別の捜査を行う。

 

行動→ヒント→推測→新たな行動

 

この繰り返しです。

 

簡単に言ってしまえば「試行錯誤」です。

 

だから最初から「この手帳を試すのはヒントを得るため」と考えて試せばいい。

 

得られるヒントは人それぞれ。

 

自分は小まめに書くのは苦手なんだ」とか

案外、記録するのは向いているかもしれない」とか。

 

そもそも「時間を管理する」ということが必要だったわけじゃないんだ、という人もいるかもしれません。

 

そのヒントを得たら、さっさと次の作戦を立てる。

 

そしてそれを試してみる。

 

この本で著者が行っているのもその繰り返し。

 

この本に書かれている「時間管理術」は確かに参考になる部分が多い。

 

特に

 

「そそっかしい、わすれっぽい」

「時間がいつの間にかなくなってしまう」

「いつも何かの締め切りぎりぎりで行動を開始する」

 

という人。

 

「自分もいつもこれでつまづく。。。!」というあるあるがたくさん見つけられると思います。

 

しかしこの本に書かれているのはあくまで「著者の経験」です。

 

これを読んだだけで、その「ノウハウ」を知っただけで何かが変わるわけじゃない。

 

著者がうまくいった方法を試してみたとしても、得られる成果は「ゴール」じゃない場合が多いでしょう。

 

これまで何度も書いてきた通り得られるのは「ヒント」。

 

そしてそのヒントは人によって違うもの。

 

僕がこの本を読んだ得たヒントも「時間管理の具体的なノウハウ」というよりも、「試行錯誤を前提にして、時間管理に取り組めばいい」ということでした。

 

この気づきが僕にとっては非常に大きかった。

 

もしかすると「なんのこと言ってるの??」という方も多いと思います。

 

そういう方はぜひこの本を読んでみて頂きたい。

 

本というかほとんど漫画です(笑)

 

読むのに1時間もかかりません。

 

しかし読めば、「ヒント」が得られます。

 

時間を管理することで、あなたが毎日のドタバタから解放される。

 

余裕をもって行動できるようになる。

 

そのための「ゴール」ではなく「ヒント」。

 

ぜひ気になった方は手に取ってみてください。