僕がflier【ビジネス書要約サービス】を23日で解約した、3つの理由。

少し前に月額要約サービスの「flier」(フライヤー)というもののシルバープランを試しました。

 

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ビジネス書の要約自体は非常に楽しく読ませて頂いたのですが、現在はすでに解約済み。結局、利用した期間は23日でした。

 

今回はflierを解約した理由について書き残しておこうと思います。

フライヤーを解約した理由1:利用目的を果たしたから。

要約サービス・フライヤーを解約した理由1:利用目的を果たしたから。

要約サービス・フライヤーを解約した理由1:利用目的を果たしたから。

一つ目の理由は「もともとお試しの気持ちが強かった」ということです。

 

正直な気持ちで言うと、はじめから「これからずっと利用しよう」という気持ちではなく、無料期間を試してみたいという気持ちでトライしました。

 

なので無料期間が終了しそうな段階で、「とりあえず解約してみるか」と考えました。

 

解約する前は「また始めたくなったら会員登録をやり直さないといけないのかな」と思っていました。

 

しかし調べてみると会員情報は残したまま(無料会員に扱いになる)にすることができると気づいたので、解約に踏み切りました。

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Amazonなどもそうですが、クリック数回で解約したりまた有料会員を始めたりできる仕様は使い勝手が良いですね。

フライヤーを解約した理由2:シルバープランのデメリットを感じたから。

フライヤーを解約した理由2:月額シルバープランのデメリット

フライヤーを解約した理由2:月額シルバープランのデメリット

 

二つ目の理由は「シルバープラン」ならではの理由です。

 

シルバープランでは月に読める有料要約の数が決まっています。なので、無料要約の全て+有料要約を◎冊読んでしまうとあとはその月に読める要約がなくなってしまいます。

 

もちろん、読める要約はすべて読みました(我ながらドケチですね.....)。

 

一つ一つの要約は読みごたえがあり、元になった本を読もうかなと思わされたものもありました。

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しかし、読める冊数に限度があるというのはなかなか自分的には苦しい部分がありました。

 

選ぶ際にも「この要約より、こっちの要約の方がいいんじゃないか......」と迷い、どの要約を選ぶのかに余計な労力・時間がかかってしまうからです。

 

ゴールド会員はなかなか金銭的なハードルが高いですが、もし自分が試すとしたら、比較的時間に余裕がある月に大量まとめ読み&飽きたらすぐに解約、というのを繰り返すのがいいかなと個人的には思いました。

フライヤーを解約した理由3:類似の月額サービスと比較した結果。

フライヤーを解約した理由3:類似の月額サービスとの比較(kindle unlimited他)

フライヤーを解約した理由3:類似の月額サービスとの比較(kindle unlimited他)

フライヤーを解約に踏み切った3つ目の理由は、類似の月額サービスと比較した結果です。

 

類似サービスというのは、amazonの電子書籍が読み放題になる、kindle unlimitedのこと。

 

僕はこのサービスのヘビーユーザーなのですが(先日、利用冊数が600を超えました。)、このサービスとフライヤーを比較した結果、今の自分的にはkindle unlimitedの継続かな、と思ったのでフライヤーを解約しました。

 

僕がフライヤーに感じた大きな魅力の一つはやはり「とにかく話題のビジネス書の要約を、好きなだけ読むことができる」という点です。

 

そのため、あらかじめ読める要約の冊数が決められているシルバープランだと、いくら値段的に安い方のプランでもコスパ的にそこまで魅力的ではないなと感じました。

 

また最近Amazonの月額オーディオブックサービスaudibleも無料で試し始めたのですが(ほんの数日前です)、なんとこのサービス、フライヤーの音声版が大量に聞き放題対象になっていました(!)

 

オーディブルを利用した感想についてはまた後日、まとめたいと思います◎

まとめ フライヤーは、自分の都合に合わせて効率的に使いたい。

 

ビジネス書のラインナップや要約の文章等に不満は感じなかったので、あとは「月額料金」と「自分が得られる効果」を天秤にかけ、メリットがあると感じた時のみ有料プランにしていけばいいかなと思いました。

 

新しい要約がどんどん追加されていたり、月額料金が安くなるキャンペーンなどを行っていたりするので、そのあたりをチェックしつつ、損しないように利用していきたいですね。

読書の苦手を克服するコツは「Suchmos」!4ステップで読書嫌いは攻略できる。

以前、このような記事を書かせて頂きました。 

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すると、思ったより多くの方に読んで頂けました。なので今回は、その第二弾として「読書の苦手を克服する」というテーマで記事を執筆することに。

 

ただ、前回は「自分が思ったこと、本音を書く」というテーマだったので、今回はより実践的な、多くの方にあてはまる内容にしようと考えました。

そのため、とりあえず「読書術」と名のつく本を数十冊ほど読んでみました。(最終的に参考にさせて頂いた本は29冊でした。)

すると著者が違うにもかかわらず、多くの本で何度も共通する「読書術」を目にしました。

 

今回はその中でも「読書の苦手を克服する」ために役立ちそうな読書術を「suchmos」というキーワードでお届けします。

この記事の内容を一言でいうなら......

 

「読書の苦手」を克服するコツについて、29冊の「読書に関する書籍」を元に書かせて頂きました。

 

こんな思いを抱えていらっしゃる方に読んで頂きたい内容です!

子供の頃から「読書ができない」という苦手意識を持っている

溜まりに溜まった積読本をそろそろ解消したい

読書が大好きだったのにいつからか億劫になり、読書をしなくなってしまった

読書に集中することが苦手

読書の集中力がなかなか続かないと感じる

ぶっちゃけ、本を読むのが面倒くさい

社会人になり、「そろそろ本を読む習慣を身につけたい!」と考えている

積読してしまう心理・原因が知りたい

 

Suchmosとは?

皆さんは「Suchmos」(サチモス)という日本の音楽グループをご存知でしょうか。僕は大好きです。

さて、今回ご紹介する内容はこのグループとは全く関係がありません(爆)

 

ただ、「読書の苦手を克服する」というテーマでその方法を調べていったところ、Suchmosという頭文字でまとめられたので、覚えやすくていいなぁと思い、勝手に採用させて頂きました。

 

今回紹介する読書のコツは以下の4つです。 

活字の苦手意識を払拭するコツ「Suchmos」

  • SU(サ)最初から読まない。
  • CH(チ)ちょっとでもためになればOK。
  • MO(モ)目的は明確に。
  • S (ス)「好きになる」が最優先。

では一つ一つ確認していきます。

SU 最初から読まない

 

読書の苦手を克服するコツ1

読書の苦手を克服するコツ1

 

多くの読書術に関する本では「最初から読む」という読み方を戒めています。例えば「本ではなく自分を読め」では......

 本に対してあまり馴染みのない人ほど、最初から最後までちゃんと読まなければという強迫観念があるかもしれませんが、実は好きなところから好きなように読んでもかまわないのです。こういう人は辞書から読みはじめるというような治療法がいいかもしれません。調べるための本の場合は、もちろん通読する必要はありません。

 こういう読み方を意識にいれておけば、1000ページ以上ある本でも怖くありません。特にコンピュータ関係の本は、どうしても長くなりがちですが、こういう本とつねづね付き合っている人は、全然長さを恐れていません。

引用元:「本を読んだら、自分を読め 年間1,000,000ページを血肉にする"読自"の技術」 (太字ママ、強調部分は赤字で表現)

 

この著者からすると、「本を最初から読む」と言う行為はまるで、「国語辞典のア行から読み始める」というようなもの。これでは自分が知りたい内容にたどり着く前に挫折してしまっても不思議はありません。

 

普段から多くの本を読まれている読書家の方こそ「じっくり読む本」と「必要なところだけ読む本」を明確にし、小説などの全体がつながっている本以外は効率的な読み方で済ませることを心得ています。

CH ちょっとでもためになればOK。

読書の苦手を克服するコツ2

読書の苦手を克服するコツ2

読書を苦手とする人の特徴として「一冊の本に書かれたことをすべて吸収(理解・記憶)しようとしているのではないか?」という指摘も、多くの読書術に関する本でされていました。

 

例えば「遅読家のための読書術」では、

  1. 本を読むのが遅い著者が
  2. 仕事上大量の本を読まざる負えなくなった結果、
  3. 「本は一つでも自分に残るものがあればいいんだ」という発想の転換に至った。

という経緯が語られています。 

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最初から一つ一つ読み、すべての内容を理解し記憶するという読み方ができるならば、確かにそれは理想的です。しかし「完璧に読もう」とする重圧は、往々にして読書の妨げになります。

僕が積読本を解消できるようになったきっかけ

積読本を解消できるようになったきっかけ

積読本を解消できるようになったきっかけ

僕も一時期「読み飛ばしちゃダメだ、全部理解して進まなきゃ」という思いに駆られていた時期がありましたが、結局その時期はほとんど本を読むことができなくなってしまいました。

 

僕が積読本をテンポよく消化できるようになったのも、やはり「一つでも発見があれば(身につくものがあれば)、その本を読んだ価値はある」と考え、飽きたら次、飽きたら次と興味の向くままに軽い気持ちで様々な本を読んでいった結果だと思います。

 

最初は「読んでいない感じがしてツライ」「最初から読まないと内容が理解できない...」と感じることもあるかもしれません。

 

しかし分厚い本になればなるほど、時間をかけて最初から読んでいくと、3分の1くらいに到達した段階で、すでに最初の内容はうろ覚え、という状態も頻繁に起こります。

時間をかければかけるほど、読む期間が長くなり、それだけ前の記憶が薄まっていくからです。

 

そうならないために、まずは全体をさっと把握し、気になる部分だけをチェック。

「なるほど!」と思える部分が一つでも見つかれば、その本を読んだ価値はあります。

 

そこからもっと深くその本が知りたいと思えば、パズルのピースを埋めていくように、自分の興味のあるところから読み進めていく。

 

こうすると、最初から苦行のように読み進めるよりもはるかに効率よく内容を頭に入れることができます◎

MO 目的は明確に。

読書の苦手を克服するコツ3

読書の苦手を克服するコツ3

読む目的をはっきりさせます。「この本をなぜ読むのか」という問いですね。

これをはっきりさせることによって、「とりあえず読んだことには読んだんですが.....」という状態を避けることができます。

 

また目的をはっきりさせておくと、読む本と読まなくていい本を選ぶ指標にもなります。

これだけ多くの本が手に入る時代では、生きている間に読める本の分量は、存在する本の1%にも満たないでしょう。(ちなみに日本の一通りの書籍が管理されている国立図書館の図書の蔵書数は1000万以上。そのうちの1%は、10万冊という計算になります。)

 

「何かしらの本を読む」ということは、「それ以外の本を後回しにしている」という状態とも言えます。

読める本が限られている時代ならともかく、今の時代では「いかに本を読むか」と同じくらい「いかに自分に必要のない本を読まないか」と視点も重要。こういった考え方も多くの読書に関する本でたびたび取り上げられていました。

 

もちろん、本には文化的価値があり、一概に「役に立つ・立たない」で振り分けられるものではないかもしれません。

しかし「難しすぎて、なんだかよく分からなかった。」「読み切ったはいいものの、結局内容が何も身についていない」という経験はできる限り少なくしていきたいですよね。

 

そのために、「その本を読む目的は?」という視点は重要であると考えられます。

 

目的、というと少し曖昧な表現に聞こえるかもしれません。僕も読書に関する話で「目的を持って本を読め!」とよく言われているものの、長年その意味があまりピンときていませんでした。

そんな僕が「なるほど!」と思ったのは「世界のエリートは10冊しか本を読まない」という本の以下の一節を目にした時です。

ハーバード・ビジネススクールで衝撃を受けた私は、読書のやり方を大きく変えました。

 それまでも実践を重んじてビジネス書を読んではいましたが、帰国後は、

「結果につながらない読書は意味がない」

 とさらに意識を変え、

「その本は、本当に課題解決に役立つのか?」

 という問いを繰り返しながら、本を読むようになりました。

 もし、最初に開いた1行目に、本のエッセンスが凝縮されていて、それを理解したならば、私は躊躇なく、その本を閉じるでしょう。2行目よりも先を読むのは、「時間の無駄」だからです。後ろのページを読む時間を、実践の時間に当てたほうがよほど効率的だと私は考えます。

 引用元:「世界のエリートは10冊しか本を読まない」 

 

最初の1行で解決策が得られれば、2行目以降は読まない」というのはなかなか極端な例であるとは思います。ただ、この考え方を目にした時、「そうか......『課題』といえるほど、自分の解決したいものを具体的にしておけばいいのか」と妙に納得したのを覚えています。

 

僕の場合、「目的」という言葉に対して、例えば「人生の目的」などとも使えるように、比較的大きな、最終的ゴールのようなものを連想していました。

 

そうすると、「この本はなんとなく人生に役立ちそう」「人として深い考え方を身につけられそう」という非常にあいまいな理由で本を選ぶことになってしまいます。

(そして選んだ本は大抵、名著や古典と呼ばれているような、いわば「僕自身が本当にその本を必要だと感じて選んだ」とはいいがたいチョイスのものです。)

 

しかし「課題解決」となれば話は別です。

 

目の前の生活に置いて何らかの「クリアしたい」ものがある。その課題を解決するために、今自分が読むべき本は何か。その一点に焦点を当て、本を選ぶ。

確かにこの考え方ならば、「自分が今本当に必要としている一冊」がよりリアルに、具体的に感じられます。

 

また実際に、選んだ本を読む段階でも、自分の課題を解決するための材料として本の知識を取り込むので、「受け身の読書」になってしまうことを防げるというメリットも。

 

必要に応じて、必要な本を読む。もちろんそれだけが読書の価値ではありませんが、課題解決型の読書を身につけておいて、損はないように思います。

S   「好きになる」が最優先

読書の苦手を克服するコツ4

読書の苦手を克服するコツ4

「読書を苦手」だと感じる人にとって、最優先すべきことは「好きになる」ことではないでしょうか。

 

「嫌だ」「苦手だ」と感じながら苦行のように本を読むのは大変です。長続きしないでしょうし、無理に読もうとしてもストレスが溜まってイライラするばかり。

 

ではどのように好きになればよいのか。

 

とにかく「本を読む」こと。結局はこれしかありません。しかし逆に言えば、「本を読むこと」を継続し続けることさえできればよいのです。

 

そのために先に挙げたような、

  • SU 最初から読まない
  • CH ちょっとでもタメになればOK。
  • MO 目的は明確に。

 があります。これらは言ってしまえば「読むのを楽にする工夫」です。

 

とにかく「読む」という行為を楽にして少しづつ毎日何かしらの本を読むことさえできれば、いずれ「あれ?ちょっと読書......好きかも」という瞬間が訪れるのではないでしょうか。

 

「理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒント」では以下のように述べられています。

 どんな事柄についても「習うより慣れろ」という格言が通用する。実は、読書も同じで、すぐれた方法を習うよりも、読書そのものに親しむほうが、上達するのである。そして慣れるためには、読書に対する最初の敷居を低くする本を選ぶとよいだろう。読みやすければ推理小説でもビジネス書でもなんでもよい。(中略)

 ここには、「何ごとも時間をかければおもしろさが見つかる」という知的活動の法則がある。

引用元:「理科系の読書術 インプットからアウトプットまでの28のヒント」

 

注目して頂きたいのは最後の一文です。

 ここには、「何ごとも時間をかければおもしろさが見つかる」という知的活動の法則がある。

結局子供の頃から読書が好きだった人というのは、この「おもしろさ」をどこかしらで体験しているのだと思います。

 

そして子供の頃などは簡単な本を少し読むだけでも褒められたりする場合が多々ありますから、そういった経験も「自分は読書が好きなんだ」という気持ちを育みやすいように思います。

 

そういった経験が、その人の読書習慣を支えてきているのではないでしょうか。

社会人になってから読書を習慣にするのが難しいのはなぜ?

読書習慣を社会人が身につけるには。

読書習慣を社会人が身につけるには。

社会人(大人)になってから読書習慣を身につけたいという方は少しばかり注意が必要です。

 

理由は、見栄やプライドに邪魔されて「自分が読んでみたい本」ではなく、「難しい本(難しく見える本)」を選んでしまいがちだから。

 

「勉強のため」や「教養のため」などの理由で、誰もが知っている文学作品や、分厚くて読み進めにくい文体の古典作品を手に取ってしまう気持ちも非常によく分かります。

 

しかし普段から本を読む習慣のない人が、いきなりそういった難読本、読書慣れしている人でも骨が折れるようなものを選んでしまったら「結局最初の数ページ~数十ページしか読めず、積読本が増え、自己嫌悪に陥る」という結果は目に見えています。

 

読書が苦手だと感じる人にとって、最優先すべきは「読書を好きになること」。

 

であるとするならば、まず手に取るべき本はライトノベルでも絵本でも、見栄を張らずに「とりあえず読み進められる本」から進める方が、結局は近道になるのではないでしょうか。

活字嫌いにおすすめしたい本とその理由

活字嫌いにおすすめしたい本とその理由について。

活字嫌いにおすすめしたい本とその理由について。

僕のおすすめは「とにかく中身の薄いビジネス書や自己啓発書」です。

 

古典・名作と呼ばれるような本はそれなりに分厚かったり、内容が込み入っていたりします。しかし書店に並ぶ新刊本の中には、30分程度で最後まで読み切れてしまうようなビジネス書もごく当たり前のように置かれています。

 

ビジネス書や自己啓発書を「中身が薄い」と言って嫌う人もいるかとは思いますが、「サクサク読み進められる本」「とりあえず最後まで読み切れる本」という視点で本を選ぶならば、これほど目的にかなった本はありません。

 

もちろん、読書をすることに慣れてきたら、そういったビジネス書ばかりに頼る必要は全くなし。本当に読んでおきたい古典・名著と呼ばれるような本、あるいは文学作品などにトライするのは、「毎日本を読んでいる」という状態が当たり前になってからでも遅くはないはずです。

 

もし本を読んでもすぐに投げ出してしまう、積読本ばかりが溜まってしまうという方がいたら、一度リハビリのつもりで、思いっきり中身のぺらっぺらに薄いビジネス書を読んでみてください。

 

それだけで読書に対する苦手意識が、ガラッと変わるかもしれませんよ。

まとめ

「読書の苦手を克服するためにコツ」のまとめ

「読書の苦手を克服するためにコツ」のまとめ

 

「読書が苦手だ」と感じている方に向けて書かせて頂きました。

 

「悩みが軽くなった」、あるいは「なんとなく解決の糸口が見つかった気がする」など、少しでも何かを感じて頂けていたら嬉しいです。

 

最後まで読んで下さってありがとうございました。

 

活字の苦手意識を払拭するコツ「Suchmos」

  • SU(サ)最初から読まない。
  • CH(チ)ちょっとでもためになればOK。
  • MO(モ)目的は明確に。
  • S (ス)「好きになる」が最優先。

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綺麗な字に持ち方や姿勢は関係ない!1年半前から気になっていた980円のペン字講座、3日でやってみた。【オンスク実体験】

以前、こんな本を買って、実際にトライしてみました。

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 結構、まじめにやったと思うのですが「やった!!字、うまくなった!!」という感じは思ったほどは得られませんでした。

(まぁ、本当に1日しかやらなかったので当然と言えば当然ですよね......)

 

ただ、「字ってこうやって練習するんだなぁ」ということや、「こういう形がきれいに見えるのか。」という勉強になったので、個人的には自分の字を見直すいいきっかけになった一冊。

 

そこから興味がわいていろいろ調べんですが、がっつり添削までしてくれるボールペン字の通信講座はなかなかに高い.....

 

迷ったあげく、結局数万円の講座にはまだ手が出せませんでした汗

(もしお金に余裕ができたら挑戦しようと思います◎)

 

その代わり、値段の安いボールペン字講座を発見。前回の記事の終わり(もうあれから1年半近くたつんですね.....)でもちらっと書いたんですが、【オンスク.JP】 という通信講座です。

 

CM等も見たことないし、僕も調べるまで全くこの会社を知りませんでした(笑)

 

ただ、講座自体は1か月980円で受けられるし、その間は動画が見放題。

 

ということは1か月以内に全講座を受けてしまえば問題ない!(←ケチ)と思ったので、挑戦してみることにしました。

 

さすがに数万円の教材では失敗したくないんですが、980円だったらまぁ多少失敗してもいいかなというテキトーな気持ちでのトライです。

オンスクは1か月単位で受講できるのか??&月末でも損しない?

受講しよう!と思ったはいいんですが、気になったことが二つあります。

 

まず「一カ月で解約できるのか?」ということ。一カ月980円だとしても、たとえば半年とか1年とか決まりきった期間で契約しないといけない場合、めんどくさい(というか、あんまり払いたくない......)というのが本音......

 

なので、そこだけは申し込み前にきっちり調べておこうと思いました。あとは、1カ月単位が「申し込み日から一カ月」なのか、「月のはじめから一カ月」なのか。

 

丁度、受講を考えていたのが月末に近い日だったので、一カ月の区切りが月単位の場合は、次の月が始まってから受講した方が得だなと思いました。

 

結論から言うと、どちらも問題ありませんでした。

  • 受講は一カ月で解約OK。
  • 支払い日から一カ月後に次の支払い日がやってくる。

これさえ確認しとけばこっちのもんだ!!というわけで早速登録&取り組んでみることに。

3日でやることにした。

あまり長引かせても面倒だなぁとおもったので、とりあえず3日で全カリキュラム終えられるくらいのペースでできたらいいなぁと思い、サクサク進めました。

 

結局終わってみると、2日目で最後のカリキュラムまで到達(笑)

なので三日目は習った内容を復習しつつ、ひたすら書く練習にあてました。

 

講座自体は「10分程度の動画×30コマ」だったので、全部で大体5時間の動画をスマホやパソコンで見て学習するという内容ですね。

 

毎日1レッスンずつやっていったら、一カ月で終えられる計算です。カリキュラム的にはそこまで多くはないですね。

 

さて、ではレッスン1からどんなことをやっていったのかを、実際に書いた字の画像と共にお届けしたいと思います◎

オンスクボールペン字講座・ガイダンス

最初の動画3本はガイダンスでした。

「ボールペン字の練習で目指すべき字とは?」「書くために必要な道具とは??」など。

 

個人的にはこの部分ですでに「へー!」と思うことが多かったですね。習字は小学校でやった程度だったので「なるほどそういう考え方があるのか」という感じでした。

 

印象に残った内容をいくつか。

「正しい字」とは、そもそもなんだろう?

例えば、「芸術的な字」と「正しい字」の違い。書道で求められる人を感動させるような字・芸術的な字を身につけるには最低でも5年必要だ、と講師の方は述べられます。

しかし、一般的な大人(社会人)のボールペン字で必要なのはそういう字ではなく「正しい字」。

 

これは、ひらがな・漢字の原則的な決まりの部分、そのルールを知ることで書ける「大人として恥ずかしくない」字のことだとか。

ボールペンの持ち方や、姿勢は、きれいな字には関係ない!?

もう一つ印象に残ったのが、「ボールペンの持ち方や、書く時の姿勢は重要ではない」とおっしゃられていた点です。

基本的にこういったボールペン字講座・美文字講座だと「姿勢を正しましょう」「持ち方はこう持ちましょう」というのをまず習うイメージだったので、これは意外でした。

 

ただ、その理由を聞くと非常に納得。なぜ持ち方が重要ではないのかというと、「手の形(骨格)は人それぞれであるし、年齢によっても持ち方は変わってくるから」という理由。

 

重要なのは、「文字を書く時に、自分の思ったとおりの線(狙った線)が引けるか?」という点であり、それが達成されるのであれば、猫背でも構いませんよというお話でした。

 

もちろん、人の前で字を書くのであれば姿勢は正しておいた方が見栄えはいいし、ペンも握りこまない持ち方の方が恥ずかしくはないかもしれません。

 

ただ「正しい字を書く」という一点においては、姿勢・ペンの持ち方云々よりも、「こう書こう」と思った線がその通りに描けることが最優先。

 

初めて聞く話でしたが「確かに....」と腑に落ちる内容でした。

【オンスクボールペン字講座】本編

本編レッスン1

ガイダンスの動画の次は実際に書いて進める講座へと進んでいきます。

 

最初のレッスンは「図形の練習」でした。図形や直線の練習からスタートするのは正直面倒ですが汗、とりあえずレッスン通りに進めていきます。

オンスクボールペン字練習1図形

オンスクボールペン字練習1図形

 動画を見終わってみると、この図形自体を綺麗に書くという練習ではありませんでした。

 

「イメージした通りの形を書く」という時に、自分がどれくらい慎重にペンを進めるのか、その速さと同じように字も書こうというお話。

 

確かに正方形・正三角形など線を同じように描くという状況だと、かなりゆっくりペンを進めることが分かります。

これが「丁寧」に書くということだとすると、普段文字を書く時はかなり雑に書いているということに改めて気がつきました。

 

ただ文字は文章で書くことが前提なので、あまり時間はかけられないですが.....

 

まぁ、まずは丁寧に書くという練習からということですね。

本編レッスン2

元々、日本の字は「筆」で書かれていました。そのため、ボールペン字を書く時も、その元となっている「筆」のような字が表現できると綺麗に見える、というお話です。

 

ボールペンの選び方や、どうやって強弱をつけるかなどのお話でした。

 

0.7のボールペンなど、ある程度太さがあるペン(強弱がつけやすいから)がお勧めされていましたが、家には0.5mmしかありませんでした.....(買いに行くのがめんどくさいです......)

 

あとは硬筆用の柔らかい下敷きを使うことで、ボールペンであってもより太い・細い線の幅が広がり、きれいな字がかけるというお話をされていました。(しかし、これも買いに行くのがめんどくさくていっていない......)

 

持っている方は、試してみることをおすすめします☆←

本編レッスン3

基本点画についてのお話。正しいハライ・止めがどのようなものであるか。

 

このあたりも筆の書き方をボールペンでどのように再現するのか、というお話でした。

 

学校で習字を習う際にも、「お手本を真似して書きましょう」くらいのことしか習った記憶あなかったので、新しく知る話ばかりで新鮮ですね。

 

いかに自分が何も考えずに字を書いてきたかがよく分かりますね......汗

本編レッスン4

点、ハライのカーブの話。細かいですが、よく出てくる形ですね。

【オンスクボールペン字講座】漢字講座

漢字講座1

ここからは漢字講座。「三」という基本的な字を書く時に注意すること、それがあらゆる字に応用できることなどでした。

 

オンスクボールペン字練習 漢字1「三」

オンスクボールペン字練習 漢字1「三」

↑講座内容を意識して書いた前と後です。(「後」の漢字を間違えていますが気にしないでください...)

「三」の棒の長さを意識するだけで、けっこう形が違ってみえますね。

 

他の方が書かれた字を見て『この字のどこを直せばいいだろう??』と考えることで、自分の字の修正点も学べるとか。(自分の字だけをチェックするのは、自分の癖に気がつきにくいそうです。)

 

受講生役として出てきた2人の女性アシスタントさんの字を見つつ、修正点を確認していきます。

漢字講座2 突き出る方向と意味

 「日」「口」をテーマに突き出す方向の違いと、その理由を学びます。 

オンスクボールペン字練習 漢字2「日」「口」の突き出し方

オンスクボールペン字練習 漢字2「日」「口」の突き出し方


もともと字は「楷書」(崩していない字、通常書くような字)からできたのではありません。

篆書(てんしょ)や隷書(れいしょ)といった元の文字から、草書・行書といった流れるような文字を経て、最後に「楷書」が生まれたとされます。

 

そのため、草書・行書などで見られるような「字の流れ」の名残を楷書でも表現すると、とても「大人っぽい字」になる。このような内容が語られた講義でした。

 

人間の体にも「尾てい骨」というお尻の骨がありますが、これはしっぽの名残だそうです。それと同じようなものでしょうか。笑

 

「口」「日」などのちょっとした突き出し方にもそれぞれ意味があってのことだと知ると、面白いですね.....

 

「日」「口」は入っている漢字が多く、この字の知識が多くの漢字に活かせるのも楽でありがたい◎

漢字講座3

この講座では「日」「早」を元に、字形の縦横の長さを考えていきます。

オンスクボールペン字練習 漢字3「日」の縦長と横長の違い

オンスクボールペン字練習 漢字3「日」の縦長と横長の違い

オンスクボールペン字練習 漢字3「早」

オンスクボールペン字練習 漢字3「早」


漢字に入っている「日」の種類によって、「縦長の日の書き方」「横長の日の書き方」に分かれてくるというお話でした。

 

どちらも頻繁に見る形ですね。

漢字講座4

「へん」と「つくり」の左右バランスについて。

 

 

オンスクボールペン字練習 漢字4「新」「話」

オンスクボールペン字練習 漢字4「新」「話」

「話」や「新」という文字が説明のモデルになっていました。(書いているうちに変な漢字を書いてしまいました(笑))

 

「へん」「つくり」に分かれた字だと、改めてバランスを取るのが一気に難しくなるなぁと実感。

 

ただこの左右バランスがうまくとれれば、「おぉ~」と自画自賛できるような字につながりそうです(笑)

 

漢字講座5

続いては上下のバランス。解説で取り上げられたのは「感」という字です。

オンスクボールペン字練習 漢字5「感」

オンスクボールペン字練習 漢字5「感」

こちらも左右のバランスと同じでなかなか書くのに苦戦しますね。講義の説明通り、下のスペースをしっかり残して書くことを意識。

 

漢字講座6

続いては「横画」(よこかく・おうかく)について。取り上げられた字は「書」という漢字です。

 このように横の線が多い漢字はどのような点に注意して書いていけばよいか、という講義内容でした。

 

揃える部分、伸ばす部分を意識して書いていくと......

オンスクボールペン字練習 漢字6「書」

オンスクボールペン字練習 漢字6「書」

これは結構綺麗に書けました◎

少し長さを意識するだけでも、案外ちがってみえるものですね(*^^*)

 

漢字講座7

書き順がなぜ重要なのか??というお話でした。

 

書き順が先の線に、後の書き順の線が加わるので、少し突き出す感じになります。

「人」と「ひとがしら」のついた「会」という漢字を元に講義が進みます。

オンスクボールペン字練習 漢字6「人」とひとがしらがつく「今」

オンスクボールペン字練習 漢字6「人」とひとがしらがつく「今」

 漢字講座8

書き順part2です。正しい書き順で書くことがなぜ「整った字」につながるのかについての説明がされます。

 

個人的には「右」と「左」の書き順の違いについての説明に「へー!そういうことなのか......」と驚きました。

オンスクボールペン字練習 漢字8「右」

オンスクボールペン字練習 漢字8「右」

オンスクボールペン字練習 漢字6「左」

オンスクボールペン字練習 漢字6「左」

 

それぞれ、次の字につながっている筆の流れがあるから、そういう書き順になっているんですね。

【オンスクボールペン字講座】ひらがな講座

ひらがな講座1

漢字講座は9レッスン、そこからひらがな講座に突入します。ひらがな講座は全部で18あります。結構多いですね.......

 

ひらがな講座の最初の回は、「なぜ漢字をやってからひらがなを学習するのか」という話でした。

 

ひらがなが漢字を元に成り立っていることや、ひらがなの方が実は難しいという話がされました。

 

ひらがな講座2

ひらがなを構成する線が「曲線である」ということや、「長い」ことなどの解説がされます。

 

縦の線、横の線の書き方などについても。単純なカーブの線がいかに重要かが分かる講義でした。

 

ひらがな講義3~18

ここから鬼のように一つ一つのひらがなの解説が始まります(笑)

 

ただそれぞれがいくつかのグループ分けがされており、ポイントとなる書き方を抑えつつ、といった内容でした。

 

一つ一つ学んだ内容を書いていくのが少し大変なので、ここからは実際に書いてみたひらがなの画像を載せさせて頂きますね。

 

講義の内容が気になる方はぜひオンスクの公式サイトでチェックしてみてください◎

オンスクボールペン字練習 ひらがな「い」「こ」「ふ」

オンスクボールペン字練習 ひらがな「い」「こ」「ふ」

オンスクボールペン字練習 ひらがな「す」「ゆ」「せ」「や」「み」

オンスクボールペン字練習 ひらがな「す」「ゆ」「せ」「や」「み」

 

オンスクボールペン字練習 ひらがな「な」「た」「に」

オンスクボールペン字練習 ひらがな「な」「た」「に」

オンスクボールペン字練習 ひらがな「ち」「ら」

オンスクボールペン字練習 ひらがな「ち」「ら」

オンスクボールペン字練習 ひらがな「さ」「き」

オンスクボールペン字練習 ひらがな「さ」「き」

オンスクボールペン字練習 ひらがな「あ」「め」「ぬ」

オンスクボールペン字練習 ひらがな「あ」「め」「ぬ」

 

オンスクボールペン字練習 ひらがな「う」「け」「り」「も」「し」「く」

オンスクボールペン字練習 ひらがな「う」「け」「り」「も」「し」「く」

オンスクボールペン字練習 ひらがな「え」「ん」

オンスクボールペン字練習 ひらがな「え」「ん」

オンスクボールペン字練習 ひらがな「は」「ほ」「ま」「よ」

オンスクボールペン字練習 ひらがな「は」「ほ」「ま」「よ」

オンスクボールペン字練習 ひらがな「つ」「の」

オンスクボールペン字練習 ひらがな「つ」「の」

オンスクボールペン字練習 ひらがな「て」「そ」

オンスクボールペン字練習 ひらがな「て」「そ」

オンスクボールペン字練習 ひらがな「る」「ろ」

オンスクボールペン字練習 ひらがな「る」「ろ」

オンスクボールペン字練習 ひらがな「と」「ひ」「を」

オンスクボールペン字練習 ひらがな「と」「ひ」「を」

 

オンスクボールペン字練習 ひらがな「お」「へ」「む」

オンスクボールペン字練習 ひらがな「お」「へ」「む」

オンスクボールペン字練習 ひらがな 濁点の練習

オンスクボールペン字練習 ひらがな 濁点の練習

【オンスクボールペン字講座】その他の講義

怒涛のひらがな講義が終わったら、残りはカタカナ・英数字・縦書き・横書きがそれぞれあって、以上で30レッスンが終了となります。

 

カタカナの講義は漢字のレッスンで習ったことをどのようにカタカナを書く際に応用していくか、というような内容でした。

 

英数字に関してはそこまで詳しい内容ではありませんでしたが、綺麗に見えるように書くコツについて。(英数字は「漢字」や「ひらがな」のように書きかたのルールがそもそもないため、説明するポイントもさほどない(書写の観点からすると完全に学習範囲外)という理由でした。)

 

縦書き・横書きはそれぞれどのようにかけばバランスがとれるか、について。

漢字のレッスンやひらがなのレッスンで習ったことを活かしつつ、文章を書いていきます。

 

以上でレッスンが終了しました。

全てのレッスンを終えてみての感想

動画レッスン自体は5時間程度なので、こなせない量ではないと感じたのですが、特に漢字・ひらがなの書き方をみっちり教わるので、学習内容は濃いと感じました。

不満に思った点

料金コースが複数あり、ややこしかったです。あと、「ウェブ版」と「アプリ版」という分け方も最初は非常にわかりにくいなぁと感じました。

(どうやらウェブで受講するタイプとスマホアプリを使って受講するタイプの2種類があるようでした。ボールペン講座はウェブ版のみ。ウェブ版であっても、PC・スマホの両方で動画を見ることができたので、最終的には問題ありませんでした。)

受講してよかったと思った点

講座内容が個人的にとても合っていました。

 

受講してみて初めて気づいたのですが、

  • 「お手本を真似して書く」という講座ではなく、
  • 「何に気をつけて書けばいいのか」「どうしてそうなるのか」という日本語の字の書き方の基礎を学ぶ、という講座である

というタイプのものでした。

 

なので、「お手本を真似しながら、目で見て一つずつ形を覚えたい」という人には向かない講座だと思います。

 

一方、「自分で納得しながら学びたい」「お手本を写すのではなく、ダメな字と整った字の何が違うのかを理解したい」という人には丁度いい講座ではないかと。

レッスン前とレッスン後の字の比較

最後に、レッスン前と後の字を比較してみたいと思います。レッスン前の画像は、以前、別の本を買って字を練習した時のものです。以前の字はシャーペンで書いた字ですが、その違いは多めに見て頂けるとありがたいです.....

レッスン前(以前の字)↓

3日での変化、文字の比較 よろしくお願いします

3日での変化、文字の比較 よろしくお願いします

レッスン後↓

3日での変化、文字の比較「よろしくお願いします」レッスン後

3日での変化、文字の比較「よろしくお願いします」レッスン後

ちなみにそれぞれの文字では、以下のように学んだことを活かしています。

3日での変化、文字の比較 「よろしく」部分レッスン内容

3日での変化、文字の比較 「よろしく」部分レッスン内容

3日での変化、文字の比較 「お願い」部分 レッスン内容

3日での変化、文字の比較 「お願い」部分 レッスン内容

3日での変化、文字の比較 「ます」部分 レッスン内容

3日での変化、文字の比較 「ます」部分 レッスン内容

 

レッスン前↓

 

3日での変化、文字の比較 季節の挨拶 レッスン前

3日での変化、文字の比較 季節の挨拶 レッスン前

レッスン後↓

3日での変化、文字の比較 「お変わりありませんか」レッスン後

3日での変化、文字の比較 「お変わりありませんか」レッスン後

 レッスン前↓

3日での変化、文字の比較 「季節の挨拶文」レッスン前

3日での変化、文字の比較 「季節の挨拶文」レッスン前

レッスン後↓

3日での変化、文字の比較 「季節の挨拶文」レッスン後

3日での変化、文字の比較 「季節の挨拶文」レッスン後


こんな感じですね。ちょっとシュっとしたような気もするし、そうでもない気もします。笑

 

講座の内容を活かしつつ書いてみたのですが、やはり何年も書いてきた自分の字の癖などは、3日で完全に抜けることはありませんね。

 

内容的には「これは使えるな......」と思えるコツが多かったので、残りの期間で自分のものにできるよう、しつこく復習していこうかなと思います◎

 

今回はそんな感じです。また気になった講座があったら、受講して感想を書こうかなぁと思います。

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございました!

 

今回挑戦してみた講座→【オンスク.JP】

挑戦した期間→3日

ディスレクシアとは?ネットの誤情報と、難読症傾向が指摘された有名人・偉人について。

ディスレクシアに関する情報を複数の論文・書籍を元にまとめました。

 

※ディスレクシアは未だ解明されていない部分も多く、専門家によっても意見が分かれる内容が多々見られます。また本記事の筆者はディスレクシアに関する専門家ではありません。情報源の確かなものを優先的に扱い、曖昧な情報に関しては「とされている」などの明言を避ける表現をする、あるいは否定情報も併せて記述するなどしました。ただし、本記事の情報はあくまで参考程度に考えて頂けると幸いです。

 

そもそもディスレクシアって?

 ディスレクシアは、充分な教育環境が与えられ、知能、視力、聴力に問題がないのにもかかわらず、読みに特異な困難さを示す状況や、その症状を持つ人のことです。その結果、書くことの困難を伴うことが多くみられます。

(引用元:「ディスレクシアな僕の人生」p202)

 

知能・コミュニケーションなどには困難がみられないにも関わらず、基本的には「読み書き」のみにその症状が現れるという障害です。

(ただし、その他の学習障害・脳機能障害を併せて持っている場合は、知能やコミュニケーションなどにも特異な症状が現れます。)

 

また上の引用文からもわかる通り、「小さい頃、文字の読み書きを十分に教わらなかった」という原因によって、ディスレクシアが起こるわけではありません。

あくまで先天的な(生まれつきの)脳の構造の違いによって起こるものとされています。

一般に「ディスレクシア」というと、「発達性ディスレクシア」のことを指します。

(※「後天性のディスレクシア」と指定された場合、例えば交通事故等によって脳が損傷し読み書きに支障がでるなどの障害を指す。ただし後述の通り、語源的にはalexiaの方が近い意味を持つ。)

ディスレクシアの起源~2人のドイツ医学者による発見~

ディスレクシア(dyslexia)という用語はドイツの眼科医である、「Rudolf Berlin(日本では、ルドルフ・ベルリン又はルドルフ・バーリンなどと呼称される)」によって1887年に作り出されました。

(彼はこのdyslexiaの命名によって知られている人物です。)

 

ただし、それ以前にディスレクシアに関する概念を指摘した人物がいます。それは、同じくドイツの神経科医であるアドルフ・クスマウルです。

 一八七七年、ドイツの神経科医アドルフ・クスマウルは、「知能や視力、話す能力に問題がないのに、文字が読めない」症例に対して「語盲(word blindness)」という言葉をはじめて使った。

 引用元:LD(学習障害)とディスレクシア(読み書き障害)p26

引用文の通り、呼び名(word blindness)こそ違えど、ディスレクシアの内容を指摘しています。

 

またアドルフ・クスマウルは多くの医学的知見を残した人物であり、ディスレクシアに関する知見よりも他の多くのことで知られています。

(例えば、生きた人間の胃を始めて観察した人であることや、クスマウル呼吸・クスマウル脈など異常呼吸・脈に関する概念など。)

 

ちなみにディスレクシアが命名された時期の日本では、明治政府の元、秩父事件(1884年:重税に苦しめられる農民の武装蜂起として有名な事件)が起こるなど、荒れた時代でした。

ディスレクシアと関連語句

ディスレクシアは日本では「(発達性)読み書き障害」という表現が一般的です。

 

また似たような語句として以下のようなものが挙げられます。

  • 失読症
  • 難読症
  • 識字障害
  • 読字障害
  • 読み書き障害
  • 発達性読字障害(DRD; Developmental reading disorder)
  • 失語症
  • ディスレキシア

これらは同じものを示しているのでしょうか。はたまた、別の障害・症状を示しているのでしょうか。

 

書籍「LD(学習障害)とディスレクシア(読み書き障害)」では以下のように書かれています。

※医学の診断名としては、後天的にその機能がまったく失われる場合には、alexia(失読症)とかaphasia(失語症)などのように、「失」を意味する「a」という接頭語が使われる。

  引用元:LD(学習障害)とディスレクシア(読み書き障害)p27

 

上記の引用部分から、医学的な診断名としては「失読症」「失語症」はディスレクシアに該当しない語だということが分かります。理由は、引用文にもある通り、それが「後天的」であり、「機能が全く失われている場合」を指すからです。

(先ほども述べた通り、発達性ディスレクシアは先天性であり、字を認識する機能が全く失われるわけではない。)

 

また日本語の「失う」には「もともとは備わっていたものを、ある時になくしてしまう」というニュアンスが含まれています。

その点から考えても「失」という字は、「もともと備わっていない」という先天性の障害を表すのに的確ではないといえます。(ただし、dyslexiaが「失読症」と日本語訳されることもしばしばある。この場合、厳密には異なる「失読症」と「難読症」という言葉を、区別せずに使用していると考えられる。)

 

失読症→alexia

失語症→aphasia

※失読症は「読む能力」、一方、失語症は「語に関する能力(読む・書くに加えて、話す・聞くなど)」を失っているという違いがあります。

 

続いて、「LD(学習障害)とディスレクシア(読み書き障害)」では、以下のような説明がされます。

能力低下や部分的機能障害の場合には、dyslexia(読み障害・読字障害・難読症)、dysgraphia(書き障害・書字障害)、dyscalculia(計算障害)などのように「dys」という接頭語が用いられる。

  引用元:LD(学習障害)とディスレクシア(読み書き障害)p27

 

つまり厳密に言うと、dyslexia(ディスレクシア)と対応しているのは「読み障害・読字障害・難読症」。「読み」に関しての障害(「読みの困難さ」であり「読む能力自体を失っている」ではない)を示している語であるということです。

 

「読み障害」・「読字障害」・「難読症」→dyslexia(ディスレクシア)

 

またDRDと呼ばれる場合、それは、「Developmental reading disorder」(発達性読字障害)の略なので、これはディスレクシアと同じ意味(つまり別称)であるといえますね。

 

またディスレクシアに関しても「developmental dyslexia」(発達性のディスレクシア)という英語表現があるのと同じように、後天性ではないという意味合いを強調して「発達性ディスレクシア」という言い方がされるのも一般的です。

 

一方、「書くこと」の困難さのみを取り上げて言う場合には、dysgraphia(ディスグラフィア)という語が対応しています。日本語で言うならば、書字障害(しょじしょうがい)ですね。

 

では「読み」と「書き」を合わせた障害はディスレクシアに当てはまるのでしょうか。

 そもそもディスレクシアは、LDの約八〇%を占めるといわれる代表的なタイプの読み障害であり、入力である読みに困難があると、出力である書きにも困難を生じやすいところから、読み障害ではなく読み書き障害というべきだという研究者もいる。

  引用元:LD(学習障害)とディスレクシア(読み書き障害)p27

※LDとは読み・書き以外にも様々な面を含めた学習障害のこと。

 

この引用文からわかる通り、基本的に「読み」が困難であれば、「書き」にも困難を生じやすいとされています。(ただし症状は一人一人によって異なる)

そのため語の意味からすると「読み」のみを示す「dyslexia」ではありますが、日本で「ディスレクシア」という語がつかわれる場合は、「書き」の困難さを含めた「読み書き障害」のことを示している場合が少なくない、というわけです。

 

また「識字」という日本語には文字の「読み」と「書き」の両方の意味が含まれていることから、「識字障害=読み書き障害」と言えます。

 

さらにディスレキシアとは、dyslexiaのことをそのように読む専門家もいるとのことなので、これも実質ディスレクシアと同じ意味の言葉です。

 

「読み書き障害」・「識字障害」・「ディスレキシア」→ディスレクシア

 

※以下は特に断りがない場合、ディスレクシア=「(発達性)読み書き障害」のこととします。

ディスレクシアが苦手とすること

では実際にディスレクシアが苦手とすることはどのような行為なのでしょうか。一人一人によって様々な違いがありますが、発達性ディスレクシアが苦手とする代表的な行為として以下のようなものが挙げられます。

・音読

・黙読(読書)

・漢字・カタカナ・ひらがなの形を思い出して書くこと。(形状の記憶困難)

・写字(文字を見ながら写して書くこと)

 

発達性ディスレクシアは特に「音と文字記号」を結び付けて理解する能力に支障が出ていると指摘されています。

 言い換えると、発達性ディスレクシアの場合、言葉を音に分解し、文字記号と対応させる音韻操作の障害の他に、文字記号の列に沿って目を動かし、文字記号から音を想起する作業(呼称)の速度にも障害があるということである。

  引用元:LD(学習障害)とディスレクシア(読み書き障害)p70

そのため、上記のような「音→文字」「文字→音」とする行為を苦手とするわけです。

 

また「黙読」のような外に音を出すわけではない場合においても、頭の中でその文字を読み上げて処理していることは多くの方が身に覚えのあることだと思います。

人間の脳は、「文字を認識すること」や、「文字を単語として捉え、組み合わせ、文意を読み取ること」のために「音」を介した処理を行っています。

 

よって、「文字記号ー音」の処理障害が、「文字」「文章」に関わる総合的な「読み書き」に多様な形で支障がでるわけです。

ディスレクシアにとって、字を「読むこと」と「書くこと」はどちらの方が難しいのか?

日本のディスレクシア研究を牽引する代表的な人物である、宇野彰は自身の監修した書籍の中で、ディスレクシアの症状に関して、以下のように述べています。

宇野「一般的に読むより書くほうが難しいと考えられています。書けるし読めるけど、読むスピードが遅いという人はいます。しかし、書くスピードは測定していません。単に不器用で書くのが遅い人もおり、書字のスピードの計測は難しく、本当に読むほうだけに問題があるかどうかはわからないのです」

引用元:「うちの子は字が書けない」p36(太字ママ)

 

この引用文からわかる通り、発達性ディスレクシアにとって一般的に難しいとされているのは、「書くこと>読むこと」。

「読むのが遅い」という症状のみが顕著にみられる場合もありますが、そのケースにおいても、書く速さを判定する有効な方法が現段階で存在しないため、一概に「読み単体の障害」とは言い切れないのではないか、と言う意見も述べられています。

左利きとディスレクシアの関係

左利きの一般出現率は埼玉県立久喜図書館の文献調査によれば、研究によって非常に大きな差があります。(0.2%~31%程度)

ただし、多くの調査で少数派であるとされており(右利き人数>左利き人数)、また左利きの割合が10%程度であるとする研究結果が多くみられます。

 

原田富士子による「左利きの研究」という論文を参考にすると、左利きの出現割合は3%程度。(対象者:219名)

また同論文内に記述のあるM.Scmeferによる研究によれば、左利きの割合は4.6%だとされています。(対象者:1700人の学童)

 

このように、そもそも一般全体に対する左利きの割合自体に統計結果のバラつきが見られるため、「左利きの場合に、よりディスレクシア傾向が多くみられる」と断定することは難しいと考えられます。

 

宇野彰は左利きとディスレクシアの相関性について、以下の2点を挙げています。

  • 発達性ディスレクシアの左利きの出現割合は、一般の左利きの出現割合よりも高い。
  • ただし、左利きのディスレクシアの方が、右利きのディスレクシアより多いというわけではない。

以下の引用文でそれが示されています。

宇野「一般における左利きの出現率に比べ、発達性ディスレクシアの中での左利きの出現率が多い・・・というだけです。なので、左利きの人のほうが発達性ディスレクシアが多いというわけではありません」

宇野彰監修の書籍「うちの子は字が書けない」p36(太字ママ)

 

一読した際、少しわかりにくいなと感じたのですが、以下のように考えると理解できました。

 

まず「100人の一般人と、100人の発達性ディスレクシアのそれぞれの左利きの割合を調査した」と仮定します。

ここで一般の左利き出現率が10%であったとすると、その人数は10人。

 

宇野彰の説明によれば、発達性ディスレクシア中の左利き出現率は、一般における出現率よりも高くなるので、ここでは2倍の20%であると仮定。すると結果は以下のようになります。

 

一般(典型発達者)の場合

全体:100人

右利き:90人

左利き:10人

 

発達性ディスレクシアの場合

全体:100人

右利き:80人

左利き:20人

 

これが、宇野彰の説明によるところの、

  1. 発達性ディスレクシア中の左利き出現率>一般の左利き出現率
  2. 右利きの発達性ディスレクシアの人数>左利きの発達性ディスレクシアの人数

という意味です。

 

一般(典型発達者)と比較すると、発達性ディスレクシアの中に左利きはより多くみられます。しかし元々左利きは少数派であるため、その割合が2倍になろうと3倍になろうと、少数派であることは変わらない、という論理です。

 

この論理からすると、インターネット上で散見される「ディスレクシアは左利きが多い」という情報は半分当たっており、半分間違っているといえます。

 

一般(典型発達者)の場合よりも、割合としては左利きが多くみられますが、「右利きのディスレクシア」と「左利きのディスレクシア」を比べると、右利きのディスレクシアの方が多くなるからです。

ディスレクシアを公表している、またはその傾向があったとされる著名人・偉人など。

学習障害を抱える人々に対して「知能に特殊な傾向がみられる人は、日常生活に支障をきたす反面、特殊な分野でずば抜けた才能を示す」というイメージを持たれる方は少なからずいらっしゃると思います。

 

発達性ディスレクシアに関しても同様です。

  • 「ディスレクシアは創造性に優れている」
  • 「ディスレクシアには左利きが多い」

という指摘をするネット記事・書籍を多く目にしました。

 

しかし、いくつかの研究結果において示されている通り、発達性ディスレクシアが英語圏に置いて10%、日本においては5~8%ほど存在するならば、その人々がすべて非凡な才能を持っていると考えるのは、やや偏った発想ではないでしょうか。

 

(もしディスレクシアを持っている人がすべて非凡な才能を持っているとするならば、英語圏の人々の10人に1人がギフテッド(天才)という構図になってしまう。またADHD、自閉症などを合わせるとさらにその割合は高くなる)

 

個人的にも、才能があるということは素晴らしいことだと思います。また、一見「学習や生活に困難さをもたらしている」ように思われる特異性が、特定の分野でプラスに転じることは喜ばしいことです。

 

ただ、あまりにも「学習障害=何らかの才能の表れではないか」とするイメージが広まり定着すると、それ自体が新たな「偏見」となり、当事者やその支援者になんらかの負担が生まれるのではないかと、個人的には感じました。

 

またディスレクシアの専門的研究を行っている宇野彰は、発達性ディスレクシアとギフテド(天才)の関係性を否定しています。

宇野「まず、発達性ディスレクシアにギフテド(天才)が多いというのは本当ではありません。」

引用元:「うちの子は字が書けない」p115(太字ママ)

 

何を持って「特別」「才能」と考えるかは人それぞれではあると思うのですが、まだまだ明らかにされていない部分の多い「学習障害(LD)」や「ディスレクシア」については、多数の情報源による情報を元に、慎重に理解を深めていく必要があるのではないかと思います。

 

特に「自分はもしかしたらディスレクシアなのではないか」「自分の子がディスレクシアではないか」と考えられている方は、早い段階で、専門の機関に、できるならば複数先に相談することをおすすめいたします。

 

以下、発達性ディスレクシアである可能性を持つ有名人の方を挙げていますが、あくまで参考程度でお願い致します。

 

※筆者はディスレクシアに関する専門家・当事者ではありません。何かご指摘等ございましたら、お手数ですが問い合わせフォームよりメールを送って頂けると幸いです。

 

発達性ディスレクシアの傾向があったとされる偉人に関する参考文献について:

多くの「ディスレクシア傾向のあった過去の偉人」の情報の言及では、情報源として「LD(学習障害)とディスレクシア(読み書き障害)」という書籍のタイトルが挙げられていました。

実際にその書籍を見てみると、第三章は「LD・ディスレクシア偉人伝ー成功の鍵を明かす」と冠され、タイトル通り、過去の偉人のディスレクシア傾向に関する内容に割かれています。

日本LD学会会長である上野一彦によって著されたその一冊には、ディスレクシア傾向がみられた著名な人々を職業別に列記した表があります(本書94~97ページ)。興味のある方はそちらを参照されるのも良いかと思います。

「LD(学習障害)とディスレクシア(読み書き障害)」の表では複数の文献においてディスレクシア傾向を指摘する表現があった人を太字で、そうではない人を通常の文字で区分けしてあります。また実際の人物ごとのエピソードなども表ののちに書かれてありました。

日本の人物

柳家花緑(落語家)

戦後最年少22歳で真打(落語家として最も位の高い身分)に昇格した経歴を持つ落語家。祖父は落語家で史上初の人間国宝に認定された、5代目柳家小さん。

自身の学習障害(発達性ディスレクシア)は、自著「花緑の幸せ入門 「笑う門には福来たる」のか?~スピリチュアル風味~」で明かした。 

 

濱口瑛士(画家)

日本財団と東京大学先端科学技術研究センターの共同プロジェクト「異才発掘プロジェクト ROCKET(Room Of Children with Kokorozashi and Extraordinary Talents)」によって見出された、少年画家。

発達性ディスレクシアと自閉症スペクトラム障害を持っていると公表している。メディアに取り上げられるなど日本において注目度の高い人物。

 

ミッツ・マングローブ(日本のマルチタレント)

週刊女性1月26日号にて学習障害の告白をしたとして話題になった。

 

村上春樹

代表作IQ84の主要登場人物の中に重度の発達性ディスレクシアを抱えた人物が出てくる。

自身も何らかの学習障害を持っていたかもしれない、とファンの交流サイト(現在は閉鎖、内容は書籍化された。「村上さんのところ」)で語る。

 

岡本太郎(芸術家)

代表作「太陽の塔」や、「芸術は爆発だ」という名言で知られる日本の芸術家。様々な学習障害の可能性が指摘されている。

 

黒柳徹子(女優・マルチタレント)

書籍「小さいときから考えてきたこと」「窓際のトットちゃん」などで自身の幼少期における、障害傾向について明かしている。

 

藤堂高直(とうどう・たかなお)

日本の建築家。自身のディスレクシアに関して「DX型 ディスレクシアな僕の人生」で語っている。

他国の国王・王子

現スウェーデン国王(カール16世グスタフ(Carl Gustaf Folke Hubertus))

御年72、現役の国王。

 

スウェーデンと言えば個人主義的な風潮がある国と言われる一方、教育先進国であるという認識も広くある。

日本の学校に比べると例えば「年間の登校日数が少ない」「長期休暇の宿題が存在しない」などの特徴を持ちながら、「生徒一人に対する教師の数が多い」「基本的に学費は無料(小学校~大学まで)」などの手厚い学習環境があると言われている。

 

最近では移民の受け入れの関係で学力の低下が指摘されているが、元々高福祉国家であり教育に力を入れている国。発達性ディスレクシアに対する教育支援も日本より進んでいるという見方ができそうだ。

 

カール16世グスタフの近親者ではその娘ヴィクトリア王太子と、その息子カールフィリップ王子もディスレクシアを抱えていることを王妃が告白している。

 

王妃自身はディスレクシアではないが、夫が発達性ディスレクシアであることから同障害を持つ方への支援を行う他、認知症を患う方への支援、児童ポルノに強く反対する活動家であるなど、篤志家として知られている。

ベルギー第二王子エマニュエル(エマニュエル・ド・ベルジック)

エマニュエル王子がディスレクシアを持っていることは、現ベルギー国王夫妻によって公表されている。

またベルギーでは「ディスレクシア」という言葉の意味が一般的に広く知られており、日本との差は明らかだそうだ。

 テレビ東京の人気テレビ番組「世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝~」の2017年7月24日の放送では、ベルギーで発達性ディスレクシアの子を抱える女性の子育ての様子が放送された。

 

ベルギーで最も話されている公用語はオランダ語。(その他、フランス語・ドイツ語などが公用語)

オランダ語は英語と似ている言語であると言われることもあり、そこから考えるとディスレクシアを持つ人の発現も英語と同様10%程度ではないだろうか。

芸術家他

パブロ・ピカソ

フランスを中心に活躍した芸術家。生まれはスペイン。「キュビスム」と呼ばれる、現代の前衛的な絵画手法を創始したことで知られる。「ゲルニカ」他、代表作多数。

幼い頃、読み書きが不得意だったとされている。

 

オーギュスト・ロダン

「近代彫刻の父」と呼ばれる、フランスの彫刻家。ロダンの代表作「考える人」はあまりに有名。文字の読み書きを不得意だったと言われている。

 

アンディ・ウォーホール

アメリカの芸術家。大量生産・消費社会を反映した現代芸術・ポップアートの分野での活躍が知られる人物。

 

レオナルド・ダ・ヴィンチ(芸術家)

代表作は「モナ・リザ」「最後の晩餐」他多数。様々な分野に精通する天才として知られる。

レオナルド・ダ・ヴィンチがディスレクシアであるとする根拠は、彼の手書きのノートが鏡文字で書かれていたことに由来する。

(ただし、左利きであることが原因で鏡文字を書いてしまう、人に読ませないためにあえて鏡文字を使用したのでは、とも言われている。また、そもそも鏡文字自体が、ディスレクシアによって起こる症状ではないとも言われている。)

 

サルバトール・ダリ(画家)

代表作は「記憶の固執」他。トレードマークのツンと伸びた口ひげ、目を見開いた滑稽な表情、数々の奇行エピソードなど、彼の話題には事欠かない。

ディスレクシアというよりは自伝や彼の奇行から、ADHDや自己愛性パーソナリティ障害など様々な障害の可能性を指摘されている。

 

アントニオ・ガウディ(建築家)

スペインのバルセロナを中心に活躍した建築家。代表作はサグラダファミリア。

 

トム・クルーズ(俳優)

日本でも知名度の高い映画俳優。彼が自身のディスレクシアを告白したことによって、ディスレクシアが一般に広く認知されるようになったともいわれている。

 

オーランド・ブルーム(俳優)

自身がディスレクシアであることを様々なインタビュー・講演などで明かしている。

  • 2010年ロックフェラー大学の公演(The Annual Adam Jeffery Katz Memorial Lecture Series)
  • 2014年2月24日Newsゼロの映画「ホビット 竜に奪われた王国」に関する出演インタビューで自身が7歳の時にディスレクシアであると診断されたことについて言及したとされる。

スティーブン・スピルバーグ(映画監督)

「未知との遭遇」「ジョーズ」「E.T.」など代表作多数。日本でも巨匠として知られる、アメリカの映画監督。

 

ディスレクシアに関しては、2012年9月12日、「Friends of Quinn(フレンズ・オブ・クイン)」(学習障害支援サイト)の独占インタビュー等で明かしたとされる。

 

キーラ・ナイトレイ(女優)

パイレーツ・オブ・カリビアンで、ヒロイン役:エリザベス・スワンを演じた、イギリスの女優。

ディスレクシアに関しては、雑誌「GQ」のインタビューで明かしたとされる。

 

キヌア・リーブス(俳優・ミュージシャン)

レバノン共和国生まれの多国籍俳優。「マトリックス」の主演俳優として知られ、その他数多くの映画に出演している。

ディスレクシアに関しては、自身の学生時代について、語ったThe New Breed: Actors Coming of Age内でのインタビュー(1988)他、様々なインタビューで言及しているとされている。

 

ウーピー・ゴールドバーグ(女優・歌手)

「天使にラブ・ソングを...」他、多くの映画・ドラマに出演。アカデミー賞他、多数の受賞歴を持つ。ディスレクシアに関して多くのインタビューで言及しているとされる。

 

フィリップ・シュルツ(詩人)

2008年、ピューリッツァー賞(詩部門)受賞。代表作は同賞受賞の「Failure」の他、「Like Wings」など。自身の難読症を告白した「My Dyslexia」(邦題は「私のディスレクシア」)も代表作の一つ。

 

「私のディスレクシア」は自身の息子がディスレクシアであることが判明した検査において、自身のディスレクシアにも気づき(当時、フィリップ・シュルツは58歳だった)、そこから自身の障害について考えた内容だ。

 

【箇条書き】ディスレクシア傾向・学習障害傾向があったとされる人物

芸術家他

  • フランク・ロイド・ライト(建築家)
  • ミース・フォン・デル・ローエ(建築家)
  • モーツァルト(音楽家)
  • ベートーヴェン(音楽家)
  • ミケランジェロ・ブオナローティ(彫刻家・詩人)
  • ウィリアム・バトラー・イェイツ(劇作家・詩人)
  • クェンティン・タランティーノ(映画監督・脚本家)
  • スティーブン・キャネル(プロデューサー・脚本家)
  • ハンス・クリスチャン・アンデルセン(童話作家・詩人)
  • チャールズ・シュルツ(漫画家、スヌーピーの作者)
  • ジョン・アーヴィング(小説家)
  • アガサ・クリスティー(作家)
  • ジョン・レノン(ミュージシャン)
  • ノエル・ギャラガー(ミュージシャン)
  • リッチ・シルバースタイン(クリエイティブ・ディレクター)
  • パトリシア・ポラッコ(絵本作家) 

俳優・女優他

  • アンソニー ・ ホプキンス(俳優・作曲家・画家)
  • ウィル・スミス(俳優)
  • ジェニファー・アニンストン(女優)
  • シェール(女優・歌手)
  • ジム・キャリー(俳優)
  • シルベスタースタローン(俳優・映画監督)
  • ジョージ・バーンズ(俳優・コメディアン)
  • ダスティン ・ ホフマン(俳優)
  • スティーブ・マックィーン(俳優)
  • ハリソン ・ フォード(俳優)
  • ロビン・ウィリアムス(俳優)
  • フレッド ・ アステア(俳優・歌手)
  • マーロン・ブランド(俳優)
  • リブ・タイラー(女優)
  • ハリー・べラフォンテ(歌手・俳優)
  • リンゼー・ワグナー(女優)
  • ジェイ・レノ(司会者)
  • ジェイミー・オリバー(シェフ)

政治家・軍人・実業家他

  • ジョン・F・ケネディ(政治家)
  • ウィンストン・チャーチル(政治家・軍人)
  • ウィリアム・ヒューレット(起業家)
  • ルパート・ギネス (実業家・政治家)
  • ウッドロー・ウィルソン(政治家)
  • ウォルト・ディズニー(アニメーター・実業家)
  • ジョージ・パットン(軍人)
  • ジョージ・ワシントン(政治家)
  • チャールズ・シュワブ(金融)
  • ネルソン・ロックフェラー(政治家)
  • ビルゲイツ(実業家)
  • リチャード・プランソン(実業家)
  • ヘンリー・フォード(企業家)

学者・発明家

  • アンリ・ポアンカレ(数学者・物理学者)
  • グラハム・ベル(科学者・発明家)
  • ジャック・ホーナー(古生物学者)
  • アルベルト・アイン・シュタイン(科学者)
  • ジェームス・マックスウェル(物理学者)
  • ルイス・キャロル(数学者・作家)
  • トーマス・エジソン(発明家)
  • ニコラ・テスラ(発明家)
  • ニールス・ボーア(物理学者)
  • マイケル・ファラデー(物理学者)

スポーツ選手(水泳選手・レーサー・ボクサー他)

  • グレッグ・ルガニス(水泳選手)
  • ジャッキ―・スチュワート(レーサー)
  • ルイス・ハミルトン(レーサー)
  • モハメド・アリ(ボクサー)
  • ブルース・ジェナー(陸上選手)
  • チャールス・リンドバーク(パイロット)

ディスレクシアに関する活動を行っている人物

南雲明彦(講演家)

自身がディスレクシアであった経験から、様々な公演等を通し、ディスレクシアに関する社会認知活動を行っている人物。「僕は、字が読めない。」他、ディスレクシアに関する書籍をいくつか著している。

 

クリスチャン・ボアー(デザイナー)

自身がディスレクシアを抱えた経験から、同じような読み書き障害を持つ人でも認識しやすいフォントを作るなどの活動を行っている。

 

マッケンジー・ソープ(画家)

イギリス出身、現在も存命の画家。ディスレクシアを持つことを本人が公表している。

フィクションの中のディスレクシア

最後に物語の中に登場した、ディスレクシアの人物についてまとめておきます。登場人物自体は現実の世界に実在しません。

 

しかし、そもそもディスレクシアという症状自体があまり知られていないため、その登場人物が作者本人の経験を元にして描かれた人物であるなど、その症状に関する描写は実際の人物に近いものがあります。

 

もちろんフィクションですので正確な情報源としては受け取れませんが、参考になる部分も少なくないかもしれません。

 

「青少年のための小説入門」

二人の少年が小説家になることを目指すというストーリーです。主要登場人物の「登」は、子供の頃から読み書きができない(=発達性ディスレクシア)という設定を持っています。

ちなみにこの小説の表紙は、同じく少年二人が漫画家を目指すというストーリーで人気を博した「バクマン。」の作者である、小畑健によって描かれています。

 

「ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち」

「古い本の謎を解き明かす」という変わり種のミステリーとして話題になったシリーズ作品です。主人公でありこの物語の語り役でもある「五浦大輔」は文字が読めないという「活字恐怖症」。

正確には発達性ディスレクシアではなく個人のトラウマが原因となってひきおこされている症状であるという設定ですが、「活字」に対する苦手意識から、読書に対するコンプレックスを抱くなどの描写は、ディスレクシアによる二次的弊害を連想させるところがあります。

「IQ84」

村上春樹によって書かれた代表的な長編作品です。

 

この物語は二人の人物によるストーリーが同時に進行していくという体裁なのですが、その中の一人の主人公・天吾が出会う不思議な少女「ふかえり」が重度の発達性ディスレクシアを背負っています。(本文中にもディスレクシアではないかという指摘tq天吾からされます。)

 

「ありがとう、フォルカー先生」

発達性ディスレクシアである、パトリシア・ポラッコという絵本作家によって描かれた、彼女の自伝的絵本です。主人公のトリシャは読み書きに障害を抱えており、勉強に大きなハンデを背負っています。そのトリシャと、フォルカーという教師との出会いを描いた一冊です。

発達性ディスレクシアを学ぶための書籍(本記事執筆の参考文献他)

最後に、今回の記事を作成するにあたり参考にさせて頂いた書籍を紹介します。

 

 

以上です。最後まで読んで下さってありがとうございました。

AM/PMの書き方・言い方の超まとめ【英式・米式表記の違いやTPOによる使い分けも】

今回はAM/PMに関する基本的な使い方をひととおりマスターできるようなまとめをつくってみました。

 

日本人が勘違いしやすい内容を中心に、アメリカ英語・イギリス英語の違いや豆知識的な情報まで詰め込んでみたので、気になるトピックスをサクッと確認してみてください。

AM・PMが表す時間帯

まずはAM・PMが表す時間帯から確認していきましょう。

AM=午前

PM=午後

というのがまず大前提ですね。

覚え方はこちらを確認してみてください。

kennkoudokusyo.hatenablog.com

これでそれぞれの時間帯は大丈夫...かと思いきや、ここで一つ問題が発生するんですね。

 

それは昼の12時と、夜中の12時。実はこの時間は厳密に言うと、「午前・午後」のどちらでもない時間帯。

 

ただし、「AM・PMを使って表せないこともない」という非常にややこしい状態の時間です。ですのでまずはここをつぶしていきましょう。

昼の12時と夜の12時

まず日本では昼の12時のことを正午(しょうご)と呼びます。また、実は午前・午後でも呼ぶことができ、午前12時・午後0時正午に当たる時間です。

 

※明治時代に暦が定められた際、厳密には「午後0時」という言い回しは定義されていません。つまり法律上は存在しない言い方です。ただし、「午後0時」という言い回しはご存知の通り、日本においてごく一般的に使われる表現です。

 

同様に夜中の12時のことは「正子(しょうし)」と呼ばれています。(あまり使うことはありませんが......)

夜中の12時は正午の場合とは反対で、午前0時・午後12時と表現されます。

 

そしてここからが本題です。

 

まず、英語では正午(お昼の12時)のことをnoonと表現します。

 

またmiddayも同様にお昼の12時のことを表します。(middayは一般に、アメリカよりもイギリスで使われる表現であると言われています。)

 

一方、夜中の12時のことは、midnightという表現を使います。

 

基本的にはnoon(midday)とmidnightで正午・正子を表現するのですが、これらをAM/PMで表すと、以下のようになります。

 

「12 a.m.」= 夜中の0時 =midnight

「12 p.m.」= お昼の12時=noon(midday)

 

日本語では「午前12時=お昼の12時」を表します。しかし英語では、「12 a.m.」=夜中の0時を表すので注意が必要です。

 

ただし基本的にはnoon(midday)とmidnightを使う方が一般的です。(12 a.m./12 p.m.は紛らわしいのであまり使うべきではないという意見もある。)

 

国によっては、看板等に「12 a.m.(12 p.m.)」と表記されていることもあるので、その場合のみ日本の感覚で「12 p.m.は、p.m.が午後だから...午後12時(=夜中の0時)?」と勘違いしないようにしましょう。(12 p.m.は昼の12時です。)

 

ちなみに、0 a.m.は24時(実質、夜中の12時と同じ時間)とされています。

 

ややこしいですが、まとめると以下のような関係性です。

 

お昼の12時(正午) = noon(midday) =  12 p.m.

夜中の12時(正子) =     midnight   =  12 a.m. (=0 a.m.)

 

つまり、それぞれで表すことのできる時間は下記の通りです。

 

a.m. =「0:00~11:59」

p.m. =「12:00~23:59」

 

0:00(夜中の12時)は「a.m.」の担当なので、0 a.m.であっても、12 a.m.であっても意味するところは0:00(24:00)の時間帯になるという、少しおかしな状況です。

 

が、「正午・正子」は日本でも米・英でもややこしい時間帯とされているようで、午前・午後やAM/PMで表そうとすると、かなり微妙な表現になってしまいます。(誤解されやすい、厳密には間違った使い方だと主張する人もいるなど)

 

ですので、ここは無難に「noon(midday)/midnight」を使うのが良いかと思います。

 

ただ看板などで「AM/PM」と12時・0時が使われていた場合は、AMが深夜の0時の表記を担当していること、PMが昼の12時の表記を担当していることを思い出してください。

表記のルール

続いて表記のルールを確認していきます。一番大きなルールは「AM/PMは時刻の後ろに書く」ということです。基本的にはAM/PMを先に書くのは間違いであるとされるので注意してください。

正しい表記例:

  • 11 AM
  • 4 a.m.
  • 10 P.M.
  • 7:00 p.m.

誤った表記例:

  • AM 10:00
  • a.m. 7
  • PM 11
  • p.m. 10

間違えやすい理由についてですが、おそらくこれは、日本のデジタル時計等でAM/PMが前に表記されていることが珍しくないからではないでしょうか。(これはあくまで僕の推測ですが)。

また街中の、営業時間を書いた看板やポスターなどでも、AM/PMを先に書いてしまっている例は少なからずありそうですよね。分かりやすさやデザイン性を重視して意図的にAM/PMを先に書いている場合もあるかとは思いますが、基本的には誤った表記とされています。

 

その他、AM/PMの表記に関するルールは以下の通りです。

AM/PMの書き方

①AM/PMは大文字・小文字のどちらでもOK。

AM/PMは、「am(a.m.)」「pm (p.m.)」と表記してもOKです。

正しい表記例:

  • 7 am
  • 7 AM

 

②ピリオドはあり・なし、どちらでもOK。

「AM」を「A.M.」と表記するなど、間にピリオドを入れる書き方もごく一般的な表記方法です。

正しい表記例:

  • 8 a.m.
  • 8 P.M.

このピリオドは英文の末尾に使われている「区切り」という意味合いのものではありません。a.m.という言葉がante meridian(午前中の)、p.m.がpost meridian(午後の)という言葉のそれぞれ略であるため、ピリオドが使われています。

 

「何かの略である」というピリオドの使われ方は、実は僕たちがよく目にする単語の中にも多く含まれています。以下のような具合です。

  • N.Y.
  • U.S.A.
  • Mr.
  • Ms.
  • Ph.D. (博士号)
  • Prof.
  • Dr.
  • e.g. (たとえば)
  • A.D. (西暦)
  • B.C. (紀元前)

 これらと同様にa.m./p.m.でも「略」という意味合いで、ピリオドが使われているというわけです。しかし、このピリオドを書くこと自体も省略され、am/pmという書き方がされる場合もあります。

 

③文末のピリオドは省略する。

a.m./p.m.などピリオドつきの表記が文末にきた場合、文末のピリオドは二重で書かず、省略します。

正しい表記例:

The train starts at 2:00 p.m.

(訳:電車は午後2時に発車します。)

 

誤った表記例:

The train starts at 2:00 p.m..

 (↑文末にピリオドが二つ表記されてしまっている。)

 

ちなみにこの表記ルールに関しては「U.S.A.」「N.Y.」など、AM/PM以外のピリオドが使われた略語が文末に来た時も同様です。

正しい表記例:

I'm so bored with the U.S.A.

(直訳:アメリカにはうんざりだ。

※日本では「反アメリカ」という邦題がつけられた、イギリス発のパンクロックバンド「The Clash」の一曲のタイトルです。)

I live in N.Y.

(訳:私はニューヨークに住んでいます。)

 

誤った表記例:

I'm so bored with the U.S.A..

I live in N.Y..

 

④日本の「午前」「午後」のように単独では使えない。(noon・middayやmidnightは可能)

日本では「午前5時」という使い方だけでなく、単語として「午前」という言葉を使うことができます。ただし「AM/PM」にそのようような用法はないことに注意してください。7:00 AM など、時刻とセットで表記するのが原則、ということです。

 

時刻の書き方

続いて時刻の書き方について説明します。AM/PMの前の部分ですね。 一見、細かいように思われるルールもありますが、一度理解するとそれほど難しいものではありません。

①時刻の後ろに半角スペースを空ける。(ただし空けない場合もある。)

正しい表記例:

  • 5 PM
  • 11 a.m.

ただし、「6PM」「7a.m.」のように、スペースを空けない表記も一般に見られ、誤った表記であるとは言い切れません。

 

②1:00 PMや、1 PMという書き方ができる。

正時(△時0分という丁度の時刻)の場合、00分は書いても省略しても構いません。

正しい表記例:

  • 1:00 PM
  • 1 PM

 

③イギリスでは「:」ではなく「.」で時刻が区切られることがある。

「7時20分」を、「7.20」と表記するような具合です。時刻表などにも見られます。

 

 

以上、「AM/PM」と「時刻」に関する細かい表記のルールは以下のように分類することができます。

 

①原則として誤った表記であるとされるもの。

  • 「AM/PM」を時刻の前に書いてしまうこと。
  • 「a.m./p.m.(A.M./P.M.)」が文末に来た時、文末のピリオドを二重に書いてしまうこと。
  • AM/PMを時刻とセットに使わず、単独で「午前/午後」の意味として使用すること。

②どちらの表記も一般的に使用されるもの。

  • 小文字・大文字(AMとam)
  • ピリオドのあり・なし(AMとA.M.)
  • 時刻の後ろに半角スペースを空ける・空けない(7AMと7 AM)
  • 時刻が〇時ちょうどの時、「分」の00を表記する・しない(7 AMと7:00 AM)

 

②のどちらの表記も使用されるものは、以下のように「時と場合」によって、使用頻度に偏りが見られます。

  • 最も一般的な表記と、あまり目にしない表記
  • アメリカで利用されやすい表記と、イギリスで利用されやすい表記
  • カジュアルな場面(SNS,会話等)で好まれる表記と、フォーマルな場面で好まれる表記。
  • 新聞等、文字スペースがシビアな媒体で好まれる表記

これらの表記の偏り(どの表記がどの場面でよくつかわれるか?)については、海外の質問掲示板・和英辞書・英英辞書などによっても見解が異なり、一概には結論を出せない部分が多々ありました。

 

ただ、「米国の辞書」「英国の辞書」「米国の一般的な媒体(新聞・雑誌・ビジネス書)」「英国の一般的な媒体(新聞・雑誌・ビジネス書)」の4つを比較し、「どういった表記が使われやすいのか?」を研究した論文があったので、これを参考にさせて頂くと、以下のような結論となります。

参考論文:

https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20190313155057.pdf?id=ART0001326150

 

米国の場合

↓比較する表記 / 使用場面→ フォーマル ビジネス ジャーナリズム
小文字or大文字(AM/am) 大文字 小文字 小文字
ピリオドありorなし(a.m./am) あり あり あり
丁度の時刻の00表記 ありorなし(7 AM/7:00 AM) 両方 両方 なし

 

米国のAM/PMの表記に関して

使われる場面によって偏りはあるものの、大文字も小文字も利用される。どちらの場合もピリオドは基本的に表記する。

表記例:

「A.M.」「P.M.」「a.m.」「p.m.」

 

米国の時刻表記に関して

正時(丁度の時間。△時0分。)は、00を表記する場合もしない場合もある。

表記例:

「7:00 P.M.」「7 P.M.」

ただし、ジャーナリズム(新聞等)では文字数節約のためか、00を表記しないものがほとんど。

【ジャーナリズムにおいて】「7 P.M.」>>「7:00 P.M.」

 

※この論文では指摘がなかったが、米国においても時刻の後ろにスペースを空ける例の方が、多くみられる。

 

英国の場合

↓比較する表記 / 使用場面→ フォーマル ビジネス ジャーナリズム
小文字or大文字(AM/am) 小文字 小文字 小文字
ピリオドありorなし(a.m./am) 両方 両方 なし
丁度の時刻の00表記 ありorなし(7 AM/7:00 AM) 両方 両方 なし
時刻の後ろのスペース ありor なし(7 AM/7AM) あり あり なし

 

英国のAM/PMの表記に関して

どのような場面であっても、基本的には小文字で表記される。

表記例:

「am」「pm」

ピリオドはある場合とない場合、どちらも存在する。ただし米国とは異なり、「ピリオドなし」の場合の方が多くみられる。

表記例:

「am」「pm」>「a.m.」「p.m.」

 

英国の時刻表記に関して

米国同様、正時は00を表記するものとしないものがある。

表記例:

「7:00 pm」「7 pm」

米国同様、ジャーナリズムでは大半の場合、00を表記しない。

【ジャーナリズムにおいて】「7pm」>>「7:00pm」

 

時刻の後ろのスペースは基本的に入れる。

表記例:

「7:00 am」「7:00 pm」

ただしジャーナリズムの場合は詰めて書く場合が大半を占める。

【ジャーナリズムにおいて】「7pm」>>「7 pm」

 

※この論文では記述がありませんが、英国では時刻表記において、「:」ではなく「.」を使用する場合があるとされています。(英国の時刻表などでもこの表記が確認できます。)

表記例:

「7.15 am」(午前7時15分)

 

米国・英国共通の内容

AM/PMの前に表記される時刻は、「数字」によって表記されることが大半である。

(文字で表記されるのは例外的・ごくまれである。)

7 a.m. >> seven a.m. 

 

結局どのよう表記が無難(又は一般的)なのか。

このように細かく調べていくと、ネット上で「この表記はダメです」「この表記は間違っています」と書かれている情報でも、英英辞書の説明では「使っても問題ありません」という説明や、実際に英字の雑誌・新聞等で使われているというものがあります。

 

ただ、「ええっと、このメールはビジネスだから...」とか「これはイギリスの人に向けた手紙だから...」と考えて使うのは大変です。

結局のところ「どれを使っておけば無難(受け取り手に「ん?」と思われない)か」ということが日本の英語学習者の関心ではないかと思います。

 

結論から言うと、「7:00 a.m.」という表記が多くの場面で使用され無難な表現ではないかと思います。

 

この表記は以下の特徴を合わせたものです。

  1. 小文字
  2. ピリオドあり
  3. 時刻は数字で表記
  4. 時刻の00あり
  5. 時刻後ろのスペースあり
  6. 文末に来た時は、ピリオドを重複して打たない。

 

実際のコミュニケーションの場合は、「ten.」(10時だ)など、数字だけを言う人も少なくないかと思いますし、看板等でも、9-15など、「営業時間だから、わざわざAM/PMを書かなくてもわかるでしょ。」という例もあるようです。(この例の場合、午前9時~午後15時)

 

何かしらのテストでもない限り、そう細かく考える必要はありません。最低限、以下の情報を頭に入れておけば問題ないかと思います。

  1. AMが午前、PMが午後を表す
  2. 正午はnoon(midday)、深夜の0時はmidnight
  3. AM/PMは時刻の後ろに書く
  4. 文末のピリオドを二重で書かない

 

その他の間違えやすい表記

続いて、その他の間違いやすい表記についてまとめていきます。

  1. 「in the morning」「in the evening」などとは併用不可
  2. o'clockとは併用不可

 

「in the morning」「in the evening」などとは併用不可

一般的にAM/PMは以下のような時間帯を示す表現とは併用しません。

  • 「in the morning」(朝に・午前中に)
  • 「in the afternoon」(昼に・午後に)
  • 「in the evening」(夕方に)

理由は簡単で、AM/PMという表現に「午前中に・午後に」の意味が含まれているからです。

誤用例)7 a.m. in the morning

このように書いてしまうと、「午前中の午前7時に~」という風に午前の意味が二重になってしまいます。日本語でも誤った表現だということが分かりますね。

 

2o'clockとは併用不可。

どちらかというと間違えやすいのはこの例ではないでしょうか。

誤用例)7 o'clock a.m.

AM/PMは「午前(午後)〇時」という意味をもっています。一方、o'clockは「〇時(ちょうど)」という意味です。

AM/PMとo'clockのどちらにも「〇時」という意味が含まれていますから、どちらか一つで十分だ、という解釈です。無理やり日本語で表現すると、「午前〇時時」というような表記になってしまうイメージでしょうか。

 

ちなみにo'clockは先ほど登場した「in the morning」など、時間帯(朝・昼・夜)を表す表現と一緒に使うことができます。

正しい表記例)It's 5 o'clock in the morning. (訳:朝の5時です。)

o'clockにはAM/PMと違って「午前か午後か」という意味が含まれていません。ですので、「朝の」や「夕方の」という表現と合わせて使うことができるわけです。

 

また、o'clockの表記方法には以下のような特徴があります。

  1. o'clockの前の時刻表記は数字で表記される場合と文字で表記される場合がある。(英・米や使われる場面によってその頻度が異なる)
  2. o'clockは一般的に正時のみで使用される。ただし格式ばった招待状などの場合、正時以外でも使われる場合がある。(9:30 o'clockなど)

AM/PMの読み方

続いて、AM/PMの読み方についてまとめていきます。「数字+エイエム」「数字+ピーエム」という読み方で問題ありません。

例)10 a.m.

読み方:テンエイエム

 

10:00のように「00」が表記されていても、その部分をわざわざ読む必要はありません。

例)10:00 a.m.

読み方:テンエイエム

 

 

ただし口頭で「今、何時?」と聞かれた場合、数字のみで「ten.」「two.」と答えるのが一般的であると思います。同じ場所にいれば朝か夜かは明白であるため、わざわざ言う必要がありません。

 

正時ではなく、半端な時刻の場合はどうなるでしょうか。こちらも「時」と「分」をそのまま読めばOKです。

例)10:30 a.m.

読み方:テン サーティ エイエム

例)11:45 p.m.

読み方:イレブン フォーティファイブ ピーエム

 

ただし、「分」が一桁の数字になる時は、間の0を「oh(オー)」と読み上げます。

例)11:07 p.m.

読み方:イレブン オー セブン ピーエム

 

 

以上でAM/PMの読み方の説明を終わります。

まとめ

なんとなく使おうとした際、「あれ?AM/PMって前だっけ??」「小文字と大文字、どっちで書くんだっけ??」と迷ってしまうことがあると思います。

 

そんなときに役立つような情報になればいいなと思いまとめさせていただきました。

 

ただし、英語でも日本語でも「言葉の使い方」は日々変化しています。また英語ほどグローバルに使われる言語であれば、地域によって「こんな使い方しない」「こっちの方がしっくりくる」という差異が生まれるのはごく自然のことだと思います。

 

できる限り複数の情報源を元にまとめさせていただいたのですが、あくまで参考程度にお考えいただけると幸いです。最後まで読んで下さって、ありがとうございました。

あわせて読みたい

↓TOEICのスコアを爆上げさせてみました。

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↓PM・AMの覚え方はこちら。

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【詳しい内容・感想レビュー】「1日1分で血圧は下がる!薬も減塩もいらない」

薬剤師の加藤雅俊さんによって著された「1日1分で血圧は下がる 薬も減塩もいらない」を読みました。

読み終わったので学んだ内容の忘備録の意味も兼ねて、感想レビュー書き残しておきます。 

「危険な高血圧」と「そうでない高血圧」の見分け方

・急激な変化は病気のサイン→病院で精密検査

・慢性的な高血圧は血管の固さ・血流の滞りが原因→降圧体操

 

まず僕が読んでいて勉強になるなと思ったのは、「2種類の高血圧」についてです。著者によれば、高血圧患者全体の90%ほどをしめる高血圧は「本態性高血圧」と言い、本書に書かれた体操を実践することで、降圧剤に頼ることなく血圧を正常値に戻すことができます。

 

一方、「これは今すぐ精密検査を受けた方がいい」という高血圧を持つ人も1割程度いるとのこと。例えば以下の症状に当てはまる場合などです。

  1. 短期間で血圧が上がった。
  2. 口周りの筋肉に異変がある。(しゃべりにくいなど)
  3. 体の片側に異変がある。(目・手足等)
  4. 体に麻痺がある。
  5. 動悸が激しい。
  6. むくみやすくなっている。

こういった症状が短時間(例えば30分程度)でも表れる場合は、すぐに病院に行くことを著者は勧められています。

 

著者によればこれは「高血圧が原因で出ている症状」ではなく、「体が重大なリスクを抱えており、そのSOSが血圧値に現れている」という状態です。

 

脳・心臓・腎臓などに異常がある可能性がありますので、すぐにかかりつけの医師に相談しましょう。

 

より詳しい見分け方・症状に関しては本書の第4章後半部分を中心に書かれていますのでそのあたりを熟読されることをおすすめします。

高血圧に関する誤った知識

先ほど取り上げた脳・心臓・腎臓等に異常がある特殊な高血圧を除く、一般的な高血圧に関して、著者は「いくつか誤った知識が広まっている」と言います。

 

以下でその内容の一部をご紹介します。

血圧サージについて

血圧サージという言葉を耳にされたことはありますでしょうか。サージとはうねりや高まりを意味するsurgeに由来する和製英語です。

 

字義通り、血圧が波のように急激に揺れ動く症状のことを言います。一時期NHKでも特集が組まれるほど、この「血圧サージは危険だ」ということが話題になった時期がありました。(2017年頃)

 

しかし著者は血圧サージに対しては「それほど危険視することはない」と言っています。なぜならば、血圧は時間帯や、軽い運動など体の状態によって、波のように揺れ動くのがむしろ自然だからです。

 

「急激な血圧変化」といえば、先ほどとりあげた「病院ですぐに検査を受けるべき高血圧」の特徴の一つとして著者が主張していると取り上げました。僕はこの部分を読んだとき、「これは血圧サージのことでは??」と思い、内容が矛盾しているように感じました。

 

しかしよく読んでみると、それらの2つには違いがありました。

著者が主張する「危険な高血圧」は、少し前までは130台だった血圧が、最近は160~170あたりで揺れ動いている、というようなもの。

 

対する血圧サージは「一日の中で変動する血圧変化」のことを言っています。午前中~正午までの間など一時的に血圧が高くなりやすい時間帯があり、そういった時間帯での変化があまりに激しい場合「血圧サージ」として危険視されるわけです。

 

しかしこの「時間帯による血圧の変化」は生理的に起こりうるものであり、幼児や若者など健常者にも起こっているそうです。調べてみると血圧サージがテレビに取り上げられるようになった際、「不必要に危機感をあおりすぎている」「生理的な血圧の変化は一般にも起こりうることだ」と苦言を呈する医師も少なくなかったとか。

 

テレビ番組ではどうしても話題性が重要視されるため、健康系に関わらずどうしても話題を誇張しがちになってしまいます。(視聴者の方の興味を引き付けるためにはある程度仕方のないことだとは思いますが...)

 

本も含め、いくつかの情報源から自分の知識を整理することは重要だなと改めて感じさせられる内容でした。

 

その他著者は以下のような点にも言及しておられました。 

  • 「高血圧」の基準が厳しすぎる(現状のガイドラインでは、必要のない人まで降圧剤を勧められてしまう恐れがある)
  • 体格・年齢によって最適な血圧は異なる
  • 最低血圧と最高血圧の差も個人差がある。(それほど気に病む必要はない)
  • 血圧の測り方に注意する
  • 更年期や閉経後の高血圧について

 このあたりに興味がある方にも本書は役立つと思います。

減塩に効果なし

こちらは前著でも取り上げられていた内容です。この話題に関してはあまりページ数は割かれていません。どちらかというと前著の方がメインの内容として取り上げられていました。

 

本書では述べられていた内容としては「塩分を取りすぎた場合、体は水分を欲するなどして自然に調節するから問題はない」という程度にとどまっています。

 

コレステロールは悪くない

塩分よりも多く説明にページが割かれていました。コレステロールが人体に必要な働きを担っていることや、2015年に厚生労働省がコレステロール上限値を取り下げたことなどを根拠として挙げられています。

 

コレステロールに関しては各方面から「そこまで危険視する必要はない」という声が上がっており、この内容に関してはご存知の方もおられるかと思います。

良い先生、悪い先生の誤解

本書で印象に残った内容の一つです。

一般に「良い先生・信頼できる医師」というと皆さんはどういった方を思い浮かべるでしょうか。

 

本書では「患者の話を丁寧に聞き、しっかり薬を処方してくれる医師」に人気が集まりがちだという指摘がされていました。確かに、僕がイメージする「信頼できる先生像」もこれに当てはまるものでした。

 

しかし著者は「なんでもかんでも薬を出す医師」をあまり信頼しないように、と注意喚起しています。薬に詳しい薬剤師の立場である著者からすると、薬とは「副作用のない薬は存在しない」というくらい慎重に服用すべきものであり、なるべく頼らずに病気を治すべきものだからです。 

 

私たちは病気になると「誰かにそれを受け入れてもらいたい」「本当に苦しいんだという気持ちを分かってもらいたい」という心理が、無意識のうちに働くのだと思います。

しかしだからと言って、にこにこ話を聞いてたっぷり薬をしっかり処方してくれる先生が、自分の体のためになるとは限りません。

 

むしろ冷静に症状を判断して、「この状態であれば薬は必要ありません」とはっきり断りを入れてくれる先生の方が、体にとってはためになる場合があります。

 

もちろん、症状によっては薬が必要であることも著者は否定しません。

ただし、なんでも「薬を飲んでおけば大丈夫」ではないことや、大量に薬を処方してくれる先生が良い先生とは限らないという視点は、自分たちで病院(医師)を選ぶ時代になった現代において、重要な視点ではないかと思いました。

加藤式高圧体操とは?

僕が実際に読んだうえで感じた本書の要点は2つです。

 

一つは「高血圧に関して誤った知識を正せること」。この内容に関してはこれまで書いた通りです。

そしてもう一つは、「手軽な運動によって高血圧を下げられる=加藤式高圧体操」です。

 

この体操は一酸化窒素を体内に分泌させることを目的に行う体操です。

 

なぜ高血圧に一酸化窒素が関係するのか。

 

それは、一酸化窒素の血管内部での分泌を促すことにより、血管が柔らかくしなやかな状態になるから。これによって高血圧を簡単に解消できる、というのが加藤式高圧体操の大きなメリットです。

 

血管内の一酸化窒素の分泌は、「筋肉に力を入れぎゅっと血管を圧縮させる→力を抜き緩める」という動作によって促されます。

 

少し前にはこの原理を応用した、「タオルを握って離す」というハンドグリップ法も話題になりました。

kennkoudokusyo.hatenablog.com

加藤式高圧体操はこのハンドグリップの全身バージョンにあたる運動であると著者はいいます。

ハンドグリップ法は主に腕の血管に圧力をかけ、一酸化窒素を促すという方法ですが、加藤式高圧体操ではこのような「緊張→弛緩」の動きを全身で行い、効率よく高血圧を解消するという仕組みになっています。

 

具体的には「表裏体操」と「部位別体操」という2種類があり、どちらも一日に何回行ってもいい運動です。(ただし血圧を測る前は測定に影響がでるので控える必要があります。)

 

実際にやってみたのですが、寝転がってできるものも多く自宅で手軽に行うことができますちょっとした筋トレのような印象でした。

 

「高血圧解消の運動」と言えば、「ウォーキング」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。しかしウォーキングなど、ごく一般的な運動は高血圧の解消にはとても時間がかかることを知られています。

 

例:

1日8000歩のウォーキングを3か月継続すると、血圧に良い変化が見られた。

一回60分の運動を週三日×10週で、効果が見られた被験者が全体の50%だった。

など。

 

日頃の運動は様々な病気のリスクを下げることはもちろんですが、「高血圧の改善」という意味では、「筋肉の緊張→弛緩」によって血管内の一酸化窒素を分泌させるというやり方のほうが即効性が見られるようです。

 

加藤式高圧体操に関しては本書で写真付きでその手順や注意事項などが細かく説明されているので、興味がある方はそちらをチェックしてみてください。

 

その他、血圧を下げるためにできること

本書の終盤部分では「食事・睡眠・入浴」などに関して高血圧予防・改善にできることが書かれていました。このあたりは基本的なことが多いイメージだったので、ある程度知識のある方はさらっと読まれる程度でもよいかもしれません。

 

個人的に特に気になったのは、食事の部分で「プリン体は悪者ではない」という箇所、そして「では痛風はどのように対策をすればよいのか??」という内容です。

僕は身近に痛風持ちの方がおられ、その方もビールの量などを気にされていましたし、僕もその影響で、「あまりお酒は飲まない方がよいのかも」と感じていました。

 

ただ、本書の「プリン体」の説明部分を読むと、実際はビールよりももやし・わかめに含まれるプリン体の方が多い点、プリン体は体を構成するのに不可欠な物質である点などが詳しく説明されており、この部分はもう少し自分でも他の文献等を当たって調べてみようと興味を掻き立てられる内容でした。

 

痛風に関して興味のある方はぜひ本書の終盤部分、とりわけ食事に関する項目の一読をおすすめします。

前著との違い

それでは最後にこの著者の前著「薬に頼らず血圧を下げる方法」との違いをまとめたいと思います。

 

感想レビューはこちら↓

kennkoudokusyo.hatenablog.com

 

基本の内容は同じですが、それぞれメインの内容が異なるという印象でした。

 

まず「減塩」に関しての説明。これは前著「薬に頼らず血圧を下げる方法」の方が詳しいと感じました。また高血圧を予防・改善するようなツボ押しに関しても、前著の方が詳しく書かれています。

 

一方、本書の目玉はやはり「加藤式高圧体操」です。本書の中心的な内容なので、この記事ではあまり詳しくは書きませんでしたが、前著よりもパワーアップした本書の高血圧対策の運動は非常にお勧めしたい内容でした。

 

降圧剤・薬との付き合い方に関しては前著も本書もどちらも詳しく書かれているので、その点はどちらか一冊を読めば十分かと思います。

 

その他、本書で良いと感じた内容は「血圧の正しい計り方」について言及している点、プリン体に関しての解説などでしょうか。

 

前著・本書のどちらか一冊、おすすめの方は??と考えるなら、僕は個人的の本書「1日1分で血圧は下がる!薬も減塩もいらない」を強くおすすめします。理由は「加藤式高圧体操」の内容が充実していたと感じたことと、単純により新しい本で内容が刷新されていると感じたからです。

 

ただ基本路線としては同じ考え方の本なので、僕のように2冊読まなくても(笑)、どちらか一冊が手元にあればよいかなと思います。

 

以上で、本書「1日1分で血圧は下がる 薬も減塩もいらない」の内容・感想レビューを終えたいと思います。最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。

 

おまけ:「1日1分で血圧は下がる! 薬も減塩もいらない」を108円で購入できる書籍ストアを発見。

僕が普段本を購入しているブックストアが、今回レビューさせて頂いた「1日1分で血圧は下がる! 薬も減塩もいらない」70%OFFセール(税込み1080→324円を行っていました。僕が購入したすぐ後でこのセールが始まったみたいで......ショックです。

 

電子機器で有名なSONYが運営するのReaderStore というストアです。セールは期間限定で行われているみたいなので、詳しくは以下をチェックしてみてください。

 

「1日1分で血圧は下がる!」70%OFFセール【ReaderStore】

 

ちなみに新規でIDを登録した人は最大1000円まで割引される初回限定クーポンがもらえます。そちらを使うと、商品代金の90%まで割引されるので、 「1日1分で血圧は下がる! 薬も減塩もいらない」の場合108円で購入できます。セールとは併用できませんが、こちらもお得に購入できます〇

 

 

残念ながら、前著「薬に頼らず血圧を下げる方法」はこちらのストアの取り扱い対象外ですが、本書「1日1分で血圧は下がる 薬も減塩もいらない」の購入の場合は役立つストアですね。

ガチで使える読書術のおすすめ本、厳選4冊。【小説(文学)・ビジネス書などジャンルごと】

読書術に関する本は、これまで20~30冊は読んだかなぁと思います。今回はその中でも、特におすすめの本とその内容を厳選して紹介したいと思います。

 

それぞれ毛色の異なる読書術を集めましたので、気になる一冊を見つけてみてください。

「本を読むのが遅い」「積読が治らない」という方におすすめの一冊

  • 読書に対して苦手意識がある。
  • 1冊の本を読み切るのに時間がかかってしまう。
  • なんだか最近、本を読むのが億劫になってきた....と感じる。
  • 同じ本が一週間以上カバンの中に入ったままになっている人。
  • 読み終わっていない本が何冊もあるのに、新しい本を買ってしまう。(俗にいう積読)
  • 読書の習慣を身につけようとして失敗したことのある人。

以上のような悩みがある方におすすめしたいのは「遅読家のための読書術」という一冊です。

 

 

少し前まではKindle Unlimitedで読めたのですが、最近になって読み放題のリストからは外れてしまいました...kindle unlimited愛用者の僕にとっては残念ですが、この本自体は変わらずおすすめの一冊と言えます。

 

どういった本なのかを簡単に説明しますね。

 

この本は、「自分は本を読むのが遅いなぁ。。。」と感じている方に向けた一冊となっています。

 

著者はそういった方々を「遅読家」という言葉で表現していますが、その遅読家の方々が

  • なぜ一冊の本に多くの時間がかかってしまうのか。
  • どうすればもっと短期間に多くの本を読み通すことができるようになるのか。
  • 普段から本を読む習慣を身につけるにはどうしたらいいのか。

などについて具体的な方法論が説かれた一冊です。

 

この本をおすすめしたいと僕が感じた理由は、この本が「読書に対する根本的な考え方(態度)を変えてくれる一冊だ」と感じたからです。

 

どういったことが書かれた一冊なのかは、少し長くなったので別の記事にまとめさせていただきました。興味のある方はぜひチェックしてみてください↓

kennkoudokusyo.hatenablog.com

とりあえずこの一冊は

  1. 本を読むということに苦手意識がある
  2. 自分は本を読むのが遅いなぁ...と感じる
  3. 読みかけの本が溜まってしまっている

そういった方に合う本です。

 

ただしこちらの本には実は「穴」があります。それは、「小説」や「古典文学」などを読み込むには向かない、ということです。どちらかという「情報を得る」「知識を得る」ための読書術であるといえます。

 

ですのでジャンルで言うと「新書」「実用書」「ビジネス書」などを読み込むときに使える読書術と言えます。

 

「古典文学を読み解くには?」というテーマであれば、次の一冊をおすすめします。

「文学作品は、どうやったらその面白みが理解できるのか?」に応える一冊

続いてお勧めする読書術の関連書籍は、「名著の読書術」という本です。タイトルの通り「名著」と呼ばれる一冊をどう読んでいくか、について語られた一冊。

 

 ↑ご本人がこの本の内容についてインタビューを受けられている公式の動画を発見したので、よければご参考下さい。

こちらの本は「古典文学に挑戦してみたいんだけれど、時間をかけ読んだところで、イマイチ内容が分かんないんだよね...」と感じられている方にぜひ読んで頂きたい内容でした。

 

著者の樋口さんが本書(及び先ほどのインタビュー動画)で述べられている通り「文学の楽しみ方・読み方は人それぞれであり、自由だ」というのが読書の前提としてあると思います。

 

しかし僕も文学作品や名著と呼ばれる類の哲学書等に何度もトライしてはいるのですが、大抵は「結局、何がいいたいのか分からん」という返り討ちにあってしまいます。

 

ではどうすればよいか。この本にはそんな「一度は読んでおきたいけれど、まぁ読んだところで分かんないんだよね...」という古典文学の奥深さを、素人が読みこなす方法についてのヒントが満載です。

 

基本的な指針としては、とにかく自力で読み解こうとしないこと。分からないことは調べればいいし、解説書や詳しい人の書評などを参考にすればよいという態度です。

 

そしてそういった周りの情報をうまく活用しつつ、複数回読む。そうすることで自分の中でもいずれその作品がなぜ長い間読み継がれているのかの一端を理解することができる、というのがこの本から学べることでした。

 

ただ、僕個人がこのこの本をおすすめしたいと感じた理由は、この本が単に「読み方のノウハウ」を教えてくれるだけの一冊ではないからです。

正直なところ、僕はこの本の前半部分、「名著をどうやって読むか?」という部分については軽くしか読んでいません汗

 

この本でおすすめしたい内容は「実際の文学作品を取り上げて、それを解説している箇所」です。

本編で取り上げられているのは、以下の文学作品。

  • 人間失格
  • こころ
  • 変身
  • 罪と罰
  • パンセ

どれも実際にタイトルを目にしたことがあるものばかり。しかし実際に読み始めるとなかなか前に進めないんですよね......

 

本編ではこれらの作品に対して「どういったところに面白み・深みがあるのか?」が解説されています。この個々の文学作品に関する解説が非常に面白いです。

 

僕自身、「人間失格」「こころ」などは国語の授業でも読みましたし、また実際に単行本でも一通り目を通しました。

 

しかし、「暗い気持ちになる」「まるで自分のことのように引き込まれる」「ラストがなんだか報われない」といった程度の読解(感想?)で、この作品らの持つメッセージについてはなんら理解が及んでいませんでした。

 

しかしこの名著の読書術で解説されていた内容を読むと「おぉそういうことなのか!」と思わされるところが多々あり。

 

「こころ」に、現代人の多くが今も悩まされているようなアイデンティティーの喪失のテーマが隠されていることや、「変身」の主人公に、社会から隔絶された「引きこもり」という存在を重ねて読むことができることなど。

 

改めて、知識量・行間を読む力によって、文学作品の楽しめる幅が大きく違うことを感じさせられました。それはまるで「ちょっと変わった絵だなぁ」としか思われないような絵画に、幾つもの秘密が隠されており、何重にも騙しの要素が織り込まれているようなものですね。

 

単なる「難解な文学作品を読み通すためのノウハウ」ではなく、「知識・教養のない人であっても『古典文学を味わう』というところまで到達するにはどうすればよいか?」が説かれた一冊です。

 

↑こちらの一冊です。ちなみにAmazonのkindle版は71%OFFで購入できます。

教養人とは?大人の教養を身につけるための読書術

続いて紹介するのは「人をつくる読書術」という一冊です。読書をとおして、人生を強く生きぬく教養を身につけたいと思わせてくれる本でした。

 

著者佐藤優さんの見方が色濃く反映された本書は、単に「読書に対しての苦手意識を払拭する」というよりは、「もっと学びたい!」と思わせてくれる一冊でした。

 

もちろん「読書術」というタイトルの通り、多読家の佐藤優さんが実践されている「速読法」や「本の選び方」等も紹介されています。

 

詳しい内容・感想レビューは以下の記事に書きました↓

kennkoudokusyo.hatenablog.com

より深い読解へと読者を導いてくれる一冊。

次に取り上げたいのは、「わかったつもり 読解力がつかない本当の原因」という、ドキッとさせられるタイトルの一冊です(笑)

 

 

普段から本を読む人間としては「わかったつもりになってるんじゃないの??」と問い正されているような気持ちになります。ではこの本の内容を簡単に説明しますね。

 

まず例文が提示され、それを読んだのちいくつかの問いに答えます。それに答えることで、いかに僕たち読者が普段、「わかったつもり」の罠にハマってしまっているのか、読解が深くなるとはどういうことなのか、を体感させてくれるという一冊でした。

 

特に序盤はクイズ形式のように楽しんで読めたのですが、中盤以降読み進めていくうちに「この本は、これから本を読む習慣を身につけたいと考えられている方にはあまりおすすめできない一冊かも...」と感じました。

 

というのも、この本の読み方は非常に「精読」を重視する読み方で、一冊目に紹介した「遅読家の読書術」とはまた異なる読書術だからです。

 

個人的には、「普段から習慣的に読書をする人」で、かつ「本を読むには読むけれど、自分の読み方に甘さがあるのではないか(もっと深い読み方はできないだろうか)」と感じられている方にお勧めしたい内容を含む一冊でした。

 

つまり、「中級者向け」の本であるというのが個人的な見解です。

 

では、この本を「普段本を読まない方」や「積読本が溜まってしまう方(なかなか一冊を読み通せない方)」が読まれると、どういうことが起こるのか。

 

おそらくそういった方がこの本を読むと、ますます本を読むことから遠ざかってしまうのではないか?というのが率直な感想です。

 

「積読本が溜まってしまって...」という方や、「なかなか一冊を読み通すことができない...」という方はまず一冊目に紹介した「遅読家のための読書術」のような、楽しみながら本を読む習慣を身につけたのち、こちらの本でさらに深く読む力を鍛えるための知見を得るとよいかと思います。

 

「わかったつもり 読解力がつかない本当の原因」はKindle Unlimitedで読める一冊なので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

まとめ

「読書術の本」と言っても実際はメインで扱っている内容に様々な違いがあります。もちろん一冊の本ですから、その中に複数のコンテンツが含まれてはいるのですが、全体の「方向性」が違うのは読み比べてみると明らかです。

  1. 本を読むのがぐっと楽になる「遅読家のための読書術」
  2. 文学作品の味わい方を学ぶのに最適な「名著の読書術」
  3. 教養を身につけるための読書とは?を考えされる「人をつくる読書術」
  4. ワンランク上のより深い読解を身につけるための「わかったつもり 読解力がつかない本当の原因」

ぜひ目的に合わせた一冊を手に取ってみてください。今後もこのブログでこういった読書に関する記事を投稿していこうと思っているので、ブックマークなどをしていただけると幸いです。

 

最後まで読んで下さって、ありがとうございました!

【内容考察&感想レビュー】父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。

今回は「父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。」という本を読んだので、その内容に触れつつ、感想レビューを書き残そうと思います。

特に気にしてはいなかったんですが、改めて考えるとタイトル長いですね笑

しかも内容のハードルをすごく上げちゃってます。。

 

さてさて。

この本のテーマ

まずはこの本がどういったテーマを持った本なのかについて書かせて頂きます。

 

僕は最近、自分の知識・関心の薄い分野のジャンルの本も積極的に読もう!と意識しています。その際「この本のテーマは?この本を読む目的は??」と考えておかなければ、途中で「あれ、なんでこの本、こんな話してるんだ...?」と頭の中でこんがらがってしまいます。

というわけでテーマをまずはがっちり抑えてしまおう、という作戦です。

 

この本のテーマは以下のようなものでした。

 

1学者や専門家ではなく、一般の人が経済に知識・関心を持つようになること。

2最新の経済・政治事情ではなく、「資本主義とは?そもそも経済とは?」というおお もとの話。

3経済的格差(貧困)が存在するのはなぜか?

 

まず1についてですが、これは本書の特に終盤の部分を読むと納得がいくようになっています。なぜ経済について知ることは重要なのか、逆に経済について一部の専門家のみの間で話が進んでしまっているというのはどういう状態なのか...この記事でも、終盤の内容と絡めて考察します。

 

2の「資本主義とは?」という部分は主に序盤~中盤にかけての内容に合致します。僕にとっては、これがべらぼうに面白い内容でした。「お金ってどうやって生まれたんだろう?」「経済と政治が切っても切れないのはなぜなんだろう?」という疑問に大して、非常にシンプルな道筋でひも解かれていきます

 

お金の起源に関してはよく「物々交換から生まれた。」「最初は貝殻をお金として使っていた」という話を、経済の入門書などで目にいます。

しかしこの本で書かれていたのは、もっと具体的で、しかも理解しやすい内容でした。

 

正直に言うと、この部分だけでも「経済のこと、勉強しなくちゃとは思ってるんだけど、数字音痴だしなぁ...」などの悩みを抱えている方におすすめしたい内容でした。

ストーリー性が強いというか連鎖的に話が広がっていくので、どんどん読み進めたくなるというのも印象に残りました。

 

3について。本書を貫くテーマの一つです。本書は著者の娘の「お金持ちがいるのに、貧困がなくならないのはなぜ?」という疑問(あるいは怒り)から話がスタートしています。

著者は、市場経済(資本主義)についてその起源と現在に至るまでの道のりを紐解きます。そしてその解説を通して、自身の娘や読者である僕たちに「どうやって経済(とその格差)に向き合っていけばいいのだろうか?」と、考えるきっかけを与えてくれるのが本書です。

 

では実際に本書を読んで、印象に残った内容を以下で反芻してみます。

はじめに「余剰」があった。

新約聖書の中の一書、「ヨハネによる福音書」の有名な冒頭と言えば以下の一文ですよね。

初めに言があった。

引用元:「ヨハネによる福音書」

 

この「言」にはさまざまな解釈があるそうですが、「はじめにことばがあった」などの言い回しで有名です。

 

一方、本書では経済の起源として「余剰」という概念を取り上げます。福音書のように表現するならば、「はじめに余剰があった」となるでしょうか(笑)

 

この「余剰」とは、「農耕技術の発達によって、蓄えられるようになった穀物」に端を発しています。中学生の頃の歴史の授業では「高床(式)倉庫などで穀物を保存するようになった」と習った記憶があります。ああいった状態ですね。

 

著者は「余剰」という一つのキーワードから、経済が生まれる様子、そしてそれにまつわる様々な制度(文字や通貨、果ては国家まで)が整えられていく様子を描いていきます。

 

「農耕技術の発達→『余剰』が生まれた」というおおもとから理解を始めると、経済というものの成り立ちの大枠を非常にすっきりと理解することができます。序盤から思わず「そういうことか...!」と納得させられてしまいました。

 

例えば、「余剰」が発生するから、それを共同で管理する際に「文字」が必要になる。(誰がどれくらいの「余剰」を持っているか、わかるように記録する必要がある)

さらに「余剰を記録できるようになる」ことで借用証明→債務(借金)の概念が生まれ、通貨が生まれ、「持っている人と持っていない人」(格差)が発生し...

 

この「余剰」の誕生に関しては、旧約聖書で言うところの「禁断の果実」や、ギリシャ神話の「パンドラの箱」を連想させるものがありました。

人間が農耕技術を手にしたのは、知的好奇心によるものというよりは「生きていくため(食料を得るため)」ですが、そこから生まれた「余剰」によって、人々は奪い合いや格差をも手にいれてしまいます。

 

また経済の起源を「余剰」から考えると、「宗教・政治・国家などの概念がなぜ経済と不可分なのか」などについても、スッとその内容を理解することができます。

 

さらに「オーストラリアやアフリカがなぜ征服される側だったのか」という視点も、「余剰」によって、腑に落ちる点が多く見つかります。

 

一つの発端によって、様々な歴史の現象の説明がつくさまは、まるで推理小説の後半で物語の伏線が一気に回収されていくような爽快感がありました。

「交換価値」と「経験価値」

 続いて本書では「2つの価値」について言及されます。本書では「交換価値」と「経験価値」と呼ばれていますが、要は「お金で測れる価値か、そうでないか」ということですね。

 

「交換価値」は市場で取引される価値のこと。市場では金銭を介してモノの交換が行われますから、これはお金に換算できる価値のことです。

 

一方、経験価値はお金では表現できません。いわゆる、「プライスレス」の価値。本書ではこの2つの価値を通して、現代の資本主義(市場社会)が抱える矛盾などを、これまた非常にわかりやすい説明でひとつひとつ明らかにしていきます。

 

著者の説明によれば、現代はあらゆるモノが「交換価値」で判断される時代です。これは現代人であれば異論を唱える人は少ないと思います。家の中を見ればほとんどすべてのモノが「市場」で購入した「商品」です。

  • 部屋にある机は山で切った木から作った
  • 冷蔵庫の中の牛乳は飼っている牛から搾り取ったもの
  • そもそも冷蔵庫も自分でネジから作った

上記のような方はほとんどいないと思います。もしかしたらそういったストイックな暮らしをされていらっしゃる方もいらっしゃるとは思いますが、少数派であると思います。

 

このように身の回りのあらゆるものが「お金」で買える時代が現代であり、そこでは「交換価値」(つまり「これいくら?」という問い)が強い影響力を持ちます。

 

そしてこの「交換価値」は、「個人」や「生き方」をも査定します。

 

現代の自分たちからすると、仕事を選ぶ際に給料を気にしたり、結婚相手を探す際に相手の年収を気にしたりするのはごく自然のことです。しかしよくよく考えるとこれはかなり危険な状態なのかもしれません。

 

あらゆるものが「商品」として扱われ、個人の価値さえも「交換価値(市場価値)」で判断される時代。

 

その息苦しさの反動からか、現代では「金銭的価値に重きを置かない」=「さとり世代」という若者の世代も登場しています。

 

最近僕は、「ドイツ人はなぜ、年290万円でも生活が「豊か」なのか」という本を読みました。

kennkoudokusyo.hatenablog.com

この本の中で言及されているドイツ的思考もまさに「経験価値>交換価値」という図式。あらゆる物に値札がつけられた「交換価値至上主義」の社会においても、その生き方に対する反発の芽は様々なところから出始めているのかもしれません。

 

本書では中世ヨーロッパで起こった「囲い込み」に端を発し、労働力や土地が「商品化」、そこからあらゆるものが商品として扱われる「市場社会」が生まれた様子などが丁寧に解説されています。

利益至上主義へ

続いて本書が中盤に突入すると、「利益を追求せざる負えなくない起業家」という存在の誕生、そして経済を回すために黒魔術のように金を生み出す「銀行」、金融危機の最後のストッパーである「国家」など、経済を形作る様々な要素の意義や互いの関係性について話が及びます。

 

悪魔に魂を売った「ファウスト」や、クリスマス・キャロルに登場するいじわるな守銭奴・スクルージなど有名な話になぞらえて、経済の歪さにメスを入れる解説は、グイグイと引き込まれるドラマチックさを兼ね備えています。

 

ただし中盤の内容は、経済の知識に乏しい自分にとっては、理解するのに多少苦労する部分もありました。序盤の内容に比べると、第四章の「金融」の話あたりからは、随分と「経済」らしい話題に突入するためです。このあたりは、これから何度か読みなおすことで、自分の中に落とし込みたい内容だと思いました。

「経済学」という神話

日本で一番最初に書かれたとされる歴史書、「古事記」。この歴史書には、日本の神様が国を生むという神話から始まって、その後、神の子孫である天皇がその国を治めていくという歴史が語られています。

 

この古事記が編纂された目的は、「天皇が国を統治する正当性を国内に示す」であると言われています。つまり「天皇は神様に認められた存在(子孫)なんだから、逆らっちゃだめだよ」ということですね。

 

このように昔の社会では「神話」によって人々が統率されていました。

 

本書の終盤で著者は「経済学は公式のある神学のようなものだ」と説明します。

 

経済学は万能ではなく、そしてそれが実社会と異なる結果となってしまった場合、また新たな公式によってその矛盾が説明しなおされるだけなのです。

 

著者は経済学者でありながら、人々が無条件で経済学者に頼ろうとする(妄信する)姿勢を戒めています。それは古い社会において、人々が無条件に神のお告げを信じていたことや、それを授かる神官の言うことに従っていたことと同じようなことだというのです。

 

では何が望ましいのか。著者は娘に対して「経済の仕組みを知り、市場社会の通念にとらわれるのではなく、自分自身で問いを立て続けること、自立した精神を持つこと」の大切さを伝え、本編は幕を閉じます。

 

まとめ 全編を通して読んでみて

最後にこの本の特長を通して、読後の感想を述べたいと思います。

  1. ドラマチック
  2. 論理的

一つはこの本が非常に「ドラマチック」であるということ。経済の起源について語られているわけですが、有名なSF映画や戯曲などと重ねるようにそれらを解き明かしていくため、物語を読んでいるようなワクワク感がありました。

 

そしてもう一つの特長は「論理的」であるということ。「AだからB、BだからC」という風に、あるキーワードや特定の出来事から、経済の骨格が出来上がっていく過程を筋道を立てて解説されてゆきます。だから分かりやすい。

 

全編を通して、非常に惹きつけられる一冊であり、僕の中では何度も読み返したいタイトルの一つとなりました。すでに多くの国でベストセラーになっていると言われている本書ですが、おそらく日本でも話題になるんだろうなぁという印象です。

 

 

自分自身、まだまだ知識・理解力が及ばない部分があり、うまく伝えられた自信がないのですが...以上で本書の感想レビューを終えたいと思います。最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。

おまけ:この本を税込458円で購入する方法

最近、感想レビューの終わりにおまけ情報を載せています。内容は、いかにその本をお得に(つまり安く)購入するかについてです。

本って結構いい値段しますからね......最近は自分でもコスパが良くなるような本の買い方を模索しています。

 

この本は新刊なので、特にセール等をやっている書店を見つけることはできませんでした。ただ、このブログで何度か書いたのですが、この本も「初回限定クーポン」を使うとお得に購入できるストアがあります。

 

僕が最近見つけたのは、SONYが運営するReader Storeという電子書籍ストアです。ログインの際に「MY SONY ID」の新規登録を行うと、1000円割引の初回限定クーポンが入手できます。(ただし本体価格が1000円より安い場合は、その90%までの割引)

 

※GoogleアカウントやTwitterアカウントを使ったログインの場合は、500円までしか割引されないクーポンとなることに注意してください。

 

詳しい登録手順は以下で画像つきでまとめました↓

 

 本書はこちらのストアで、税込1458円で販売されていたので、初回クーポン利用で458円で購入することができます◎(紙書籍版は定価が1620円ですので、そこから考えると1162円安いですね。)

 

僕もこちらのストアで本書を購入しました。ただすでにこちらのストアで多くの本を買っているので、初回限定クーポンではないです↓

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↑こちらのサイトで溜まったポイントをちゃっかり使っています笑

 

 ちなみに僕が初回限定クーポンを使ったのはこちらの一冊です↓

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1296円の新刊が1296円で購入できるのはかなりありがたいです◎

 

おまけは以上です。他に安く購入できる方法を見つけたら、また追記したいと思います。最後まで読んで下さって、ありがとうございました。

 

本を読むのがグッと楽になる!お勧めの読書術が書かれた一冊を紹介します。

 今回はこんな本を読ませて頂きました。(と言っても、ずいぶん前に一通りは読んでいたので再読でしたが...)

 

 

結論から言わせて頂きますと、この本は

 

「本を読むのが遅い」

「積読(読みかけの本をため込んでしまう)がどうしてもやめられない....」

 

という方にぜひ知ってもらいたい内容満載の一冊でした。

 

僕がこの本で特に印象的だったのは、読書を「音楽」に例えて説明されている部分です。

 

僕自身、読書を苦手だと感じることは少ないですが、確かにこういった感覚で読み進めているから楽に読むことができるのかなと、共感する部分が多くありました。

 

それでは、本書の中で学んだことを以下に書き出してみようと思います。

どんな本?

元々は読書をあまり得意としていなかった筆者が、仕事(書評の寄稿)の都合上、大量の本を読まなければならなくなり、その中で得た「本を楽に読むコツ」を紹介しています。

ここにグッときた!本書の注目ポイントを2つ。

音楽を聴くように、本を読むということ

著者は一冊一冊、本を読むのに時間がかかってしまう遅読家さんに対して、「音楽を聴くように本を読むこと」を推奨しています。(※といっても、オーディオブックや速聴という話ではありません。)

 

どういうことか、簡単に説明しますね。

 

まず、何かしらの新しい音楽を、初めて聴く時のことを想像してください。ここではJ-popを例にして考えます。「好きなバンドが新曲を出した!早速聞いてみよう!」という状態ですね。

 

そして実際にその新曲を流してみて、一曲聞き終わるとします。すると「よかったなぁ」とか「もう一回聞きたいなぁ」とか何かしらの感想を抱くと思います。

 

ここで、例えばその曲に関する問題が出されたとします。問題の内容は「その曲の歌詞をすべて書いて下さい」というもの。皆さんはどれくらい答えられるでしょうか。

 

僕は多分、半分も答えられないと思います(笑)

同様に「コード進行を最初から順に答えてください。」「ベースの演奏したメロディーを再現できますか」などと言われても、よほど記憶力の良い人でない限り答えられないですよね。

 

では僕たちはその曲を、ちゃんと聞いていなかったのでしょうか。

 

いいえ、そうではありません。その曲を楽しみながら聞いていたし、聞いていたからこそ「こういう部分がよかった」「この歌詞にぐっときた!」などの感想が出てくるわけですね。

 

著者は「読書もそれ(好きな音楽を聴くこと)と似たようなものではないでしょうか」と説明されています。

 

著者によれば、本を読むという行為は「そこに書かれた知識をすべて頭の中に詰め込む」というものではありません。そうではなくてむしろ、「好きなアーティストの新曲を聴く」というような状態に近い、と。

 

全体的に俯瞰して聞いてみたのちに、「その曲のメッセージ」や「雰囲気」を自分の中で味わいます。その「自分で感じた何か」こそが読書の価値であり、本を読む意義であると。著者はこのように言われているわけです。

 

裏を返せば「読書が苦手だ」「本を読むのが遅い」という方は書かれている内容をすべて「読み落としがないように」読んでいるのではないでしょうか。

 

これは著者のたとえで言うと、歌詞も、ベース音も、ボーカルのメロディーも、コード進行も、何一つ取りこぼさないように、100%聴き落とさないようにして曲を聴くようなもの。これでは「読書を楽しむ」なんて夢のまた夢。ちょっとでも聞き落としたら何回も何回も戻り読みをする、これでは一冊がいつまでたっても終わらないのも頷ける話です。

 

「本を読むのが遅い」「読書が苦手」と悩む知人から話を聞くと、彼らは口をそろえて、「本の内容に集中できない。すぐに別のことを考えてしまう。(または眠くなる)」と言います。

 

それは文字一つ一つを自分の中で「とにかく取りこぼさないように読もう」としているからではないでしょうか。恥ずかしながら普段から本を読む機会の少なくない僕も、本を読んでいて分からなくなったり、「あっ、いま別のこと考えてたな」と思う時は多々あります(笑)

 

それでも、「まぁいっか」とそのまま先に読み進めたり、あるいは戻って読むときもささっと軽く見直す程度です。

 

好きなバンドの新曲だって、歌詞で意味が分からない部分があったって、最後までそのまま聞く方が大半なのではないでしょうか。気に入った音楽だったら、何回も聞き直せばいいですしね。

 

だから読書もそういった対象でいいのではないか?というのが著者の主張です。

 

書かれている知識が一度にすべて理解できる、そしてそのまま長期記憶の中に保存される。それは確かに理想的な読書体験です。

 

しかし、むしろ多読家の人こそ、「一度に読み取れる内容はたかが知れている。(理解できてもすぐにわすれてしまう)」ということを知っているために、本に対してもっと意欲的に、自分が「面白い!」と感じる部分を味わうことを重視しているのかもしれません。

 

それはまるで音楽の一音一音をすべてを一度に聞きとろうとする無味乾燥な「苦行」ではなくて、全体を通して感銘を受けた部分を素直に味わうようなものだと、この本の著者は主張されています。

読んだ本のアウトプットには引用を活用!

「読んだ本の内容を自分の中に定着させるには、アウトプットが良い!」という考え方を最近よくビジネス書等で耳にします。

 

しかしただでさえ本を読むのが億劫だと感じている人にとって、「その内容を自分の中でノートにまとめる」なんて、面倒くささが2倍・3倍になる以外の何物でもないですよね。

 

そこで著者が勧めるのが、「自分が印象に残った部分をそのまま引用する」と言う方法。これをすることによって、「自分がどういう情報を必要としているのか」「この本から何を学ぼうとしたのか」が浮き彫りになり、内容を復習する際にも、また次回の本を選ぶ際にも、役に立つ情報元となります。

 

著者は手書きで引用を書き連ねることを推奨していましたが、最近は電子書籍などで簡単に気になった部分に蛍光マーカーをつけることができます。

 

忙しく、電車の中や待ち時間などのちょっとした時間を利用して読書をされる方にとっては、そういったツールを使う方がぐっと時間も短縮できるでしょう。 

膨大な情報を効率よくさばいていくための実践知

以上の事柄からわかるのは、この本が「膨大な情報を効率よくさばく」という手法を学ぶのに最適な一冊だということです。

 

また著者は「読みやすい本(速く読める本・ビジネス書など)」と「読むのに時間がかかるが身になる本(古典・専門書など)」をバランスよく読むことで読書のモチベーションを下げない方法なども紹介されています。

 

なかなか読書が進まない....という方には目からうろことなる情報が多くのっている一冊です。

どんな人におすすめ?

  • なんだか本を読むのが億劫になってきた....と感じる人。
  • 同じ本が一週間以上カバンの中に入ったままになっている人。
  • 読書の習慣を身につけようとして失敗したことのある人。
  • 積読本が溜まってきた人

本書で紹介されていたアイテム

ディスカバーダイアリーA5

 

 

この手帳の著者がおすすめされていた使い方は、「本のタイトル・印象に残った一文・30~40字程度の短い感想」をこの手帳に書き連ねていくという方法です。

 

大量の本を流れるように読んでいくことで、「自分の興味関心」「どういう内容に惹かれるのか」などが一目瞭然でわかるようになります。

 

また、実際に手で書いて記録を残していくと、「こんなに読んだぞ」という読書のモチベーションにもつながりますよね。

おまけ:「遅読家のための読書術」を361円で購入する方法

感想レビューを最後まで読んで下さって、ありがとうございました。最後にちょっとしたおまけ情報を。

 

今回僕が読んだ「遅読家のための読書術」ですが、1000%OFFの361円で購入できる方法があるのでシェアしたいと思います。

 

その方法ですが、SONYが運営するReader Storeという電子書籍ストアで、初回に全員もらえる90%OFFのクーポンを利用することです。

 

90%クーポンをゲットする方法はログインの際に「MY SONY ID」を新規登録すること。

 

GoogleアカウントやTwitterアカウントでログインする場合は500円までしか割引されない90%OFFクーポンが付与されるので注意してください。(まぁ500円の割引でもなかなかありがたくはあるんですが...)

 

詳しい登録手順は以下で画像つきでまとめました。

 

ちなみに「遅読家のための読書術」の著者が書かれた新刊で、「世界一やさしい読書習慣定着メソッド」という本があります。レビュー評価を見たところ、今回紹介した一冊とかなり似たような内容であることが分かります。

 

こちらは同じストアで定価の1210円で販売されているので、初回クーポンを使用すると210円で購入することが可能です。

 

その他、初回クーポンが利用できる同著者の一覧は以下のリンクから確認できます。

「遅読家のための読書術」他、同著者の最新刊

 

以上、感想レビューおまけ情報でした◎

「魔眼の匣の殺人」を120%楽しむために!まずは「屍人荘」をおさらいしよう。【感想あり】

「魔眼の匣の殺人」早速読ませて頂きました。やはり面白かったです。

 

ただ読み始めて少し後悔したことがあります。それは....

 

「シリーズ1作目を読み返してから読めばよかった!!!!」ということ。

 

ご存知の方も多いかとは思いますが、最新作「魔眼の匣の殺人」はシリーズ2作目の作品であり、「屍人荘の殺人」の2作目の作品にあたります。

 

 

ただ、「屍人荘の殺人」の発売日は2017年10月12日。(もうそんなに前なんですね。。)

 

「魔眼の匣の殺人」の発売日が2019年の2月20日ですからなんと496日(1年4か月と8日)が経ったことになります。

 

かの有名な「エビングハウスの忘却曲線」によれば、人は1か月も経てば覚えた情報の約8割を忘れてしまうという言います。1年4か月ともなれば....覚えていなくて当然です!!!(笑)

 

というわけで今回は、「屍人荘の殺人」を読み、「なんやこれ!!!」と衝撃を受けた僕が、「魔眼の匣の殺人」を読んだのち、「一巻読み直してから読めばよかった。。。」と後悔した経験をもとに、「5分で一巻(屍人荘の殺人)をおさらいできるまとめ」をつくりたいと思います!!!

 

 ↑作家さん本人が本作のインタビューを受けられています!

 

まずはあらすじのおさらいから。

まずは簡単な「屍人荘の殺人」のあらすじからおさらいしましょう。

あらすじ

ミステリ好きが高じて愛好会を立ち上げた大学三回生の明智。強引な勧誘を受け、その愛好会に入会させられた大学一回生の葉村(主人公)。夏休みを前に、明智は葉村の夏の予定を尋ねる。

 

というのも、本格ミステリに憧れの強い明智は、同大学の映画サークルがこの夏休みを利用して、ペンションで心霊映画を撮影することを聞きつけたのだ。

夏、ペンション、若者の集い...これは事件の香りしかしないと踏んだ彼は、なんとかその合宿に潜り込もうとする。だが映画サークルの面々は当然、サークル外部の彼らを身内の集まりに招こうとはしない。

 

参加を諦めきれない明智の前に現れたのは謎の美女・剣崎。その映画合宿にはいくつか不可解な点があるという情報を二人に打ち明けた彼女は、さらにその合宿への葉村・明智・剣崎の参加を取り付けてしまう。夏のペンション、集う若者、そして名探偵に謎の美女......明智の本格ミステリの妄想はやがて、現実の悪夢へと様変わりする。

 

こんな感じですね(*´ω`*)

主要登場人物は3人+α

続いて、主要登場人物のおさらいをしましょう。主要登場人物は3人。

この三人はシリーズを通して関わってくる人物であり、名探偵コナンで言うと、江戸川コナン・毛利小五郎・毛利蘭などにあたる人物です。(この例えが的確かはさておき。)

 

読み返してみると外見の特徴をほぼ忘れていることに気がつきました(笑)

人物の外見を思い出してみると、より物語を想像する楽しみが生まれますね。

 

明智恭介(あけちきょうすけ)

「明智」の苗字は言わずと知れた名探偵「明智小五郎」、名の「恭介」はこちらも推理小説界の名探偵「神津 恭介」に由来か。

  • 神紅(しんこう)大学の3回生。(年齢は20~21か。)
  • 理学部。
  • ミステリ愛好会会長。
  • 自称、「神紅のホームズ」。
  • 面長
  • 精悍(=荒々しく鋭い)な顔つき
  • 縁のない(リムレス)眼鏡をかけている。
  • 背が高い

=要するに知的イケメン。(ただし内面は知的というよりも、ふざけているイメージが強い。そしてそのギャップもまたいい。)

本格ミステリをこよなく愛し、事件に出くわすためならあらゆる行動を厭わない。(例:大学付近の探偵事務所や交番に「ミステリ愛好会会長」の名刺を押し付けにいくなど。残念な行動力。)

「屍人荘の殺人」実写化映画では、朝ドラ「半分、青い」を機に絶賛ブレイク中の中村倫也がその役を務める。 

剣崎比留子(けんざきひるこ)

  • 神紅大学の二回生。(年齢は19~20か。)
  • 文学部。
  • 「相当な美少女」(主人公いわく)
  • 「そこいらの女子大学生とはまるで違う生き物」(主人公いわく)
  • その美貌は、女性らしさと少女らしさを併せ持つ(主人公いわく)
  • セミロングというよりは、ミディアムヘア寄りの黒髪乙女
  • 身長は150センチよりやや高め。
  • スタイルがいい(足が長い)
  • 数々の難事件を引き寄せてしまうという特異体質を持つ、生まれながらの名探偵。
  • 実家は横浜の名家。(つまりお嬢様)現在は一人暮らし。

※一巻の剣崎さんの登場シーンを再度確認したところ、主人公・葉村くんの描写が細かすぎて、彼は(いい意味で)変態だと思いました。(※あくまで個人の感想です)

 

ちなみに「剣崎」という苗字は全国で30~40人ほどしかいないともいわれる、非常に珍しいが実在する苗字。また「比留子(ひるこ)」という変わった名前に関しては「魔眼の匣の殺人」にてその名の意味がほのめかされていました。こうご期待。

 

映画版キャストは「君の膵臓をたべたい」「亜人」「賭ケグルイ」など、本・漫画の実写化ものに数多く出演する人気女優・浜辺美波が担当。浜辺美波の年齢は18で、主要キャストでは一番役どころに実年齢が近い。

 

 ↑上品なイメージの強い浜辺美波さんですが、2019年5月3日に公開される賭ケグルイではこれまでのイメージとは一線を画すような役どころを演じられます。

 

葉村譲(はむらゆずる)

神紅大学の一回生。(年齢は18~19か。未成年であることは本文に記述あり)

経済学部。

シリーズの主人公であり、地の文の語り役。

難事件遭遇したさに暴走する明智のストッパー役。

女性と付き合ったことはなく、奥手。

初対面の人とワイワイやるのは苦手。

幼い頃に震災を経験しており、左のこめかみに傷跡がある。

コーヒーアレルギー。

映画キャストは、auCMの「意識高すぎ、高杉くん」でおなじみの神木隆之介が務める。

 

 ↑ヘタレ役が驚くほど似合う神木隆之介さんは現在25歳。ちなみに芸歴は2019年で20年目を迎えるそうです。

田沼探偵事務所

明智が自前の名刺(肩書はミステリ愛好会会長)を大学近辺の探偵事務所等に配り歩いたため、つながりができた。ミステリ愛好会の二人にアルバイト(猫探しとか)を提供する。

(※大学って特定サークルと特定のバイト先が何代にもわたって結びついているの、実際にあるあるですよね。僕のいた大学でも結構ありました。)

「沙可安湖(さべあこ)集団感染テロ事件」

第一巻で起こった事件の名前です。事件にアレが出てきたことを覚えてらっしゃる方は多いかとは思いますが、事件名を忘れてしまっている方は少なくないのではないでしょうか。二巻(魔眼の匣の殺人)でもちょくちょく登場する名称なので、おさらいしておきましょう。

 

主人公たちが夏の映画合宿を行っているのは、「紫湛荘(しじんそう)」というペンション。そしてその合宿当日、ペンションの近くで行われていたのが「サベアロックフェス」という音楽イベント。数万人の動員がある大規模なイベントで、そこで起きたテロ事件によって、主人公たちは紫湛荘に閉じ込められてしまいます。

「魔眼の匣の殺人」でも最重要。「班目機関」とは?

所在地:岡山県

創設者:班目栄龍(まだらめえいたつ)。資産家。

活動期間:戦後~1985(活動期間は40年程度、公安が解体)

活動内容:表向きは薬品研究、実態は超常現象など人知を超えた存在等の研究。

 

班目機関重要人物:浜坂智教(はまさかとものり)

儀宣大学生物学准教授。沙可安湖(さべあこ)集団感染テロ事件の首謀者。「屍人荘の殺人」では自爆テロ的描写があり、彼自身もこの事件で命を落としている可能性があるが、何らかの方法で生き延びている可能性もある。

まとめ

二巻目にもつながる情報を中心におさらい項目をまとめてみました。

 

ネタバレを避けるため、紫湛荘で起きた事件・人物には触れないようにしましたが、ご了承ください。。。

 

二巻を読みなおしたのち、その勢いで一気に一巻も読みなおしましたが、やはりこちらも面白い...!(そして最初に読んだときには気にも留めなかった内容が絶妙に引っかかってきます。。!)

 

というわけで以前一巻を読まれた方も、この機会に読みなおされることをおすすめしたいと思います *´艸`)

 

最後まで読んで下さって、ありがとうございました!